結婚:若い時に知りたかったこと(2)
結婚に関して、若い時に知りたかったこと前回↓の続き。
2)結婚がゴールではない付き合い方もある
私は男と女、惹かれ合う性がおりなす世界をとても芸術的で奥が深くて面白いと思っている。恋の駆け引きも、flirtも1つのアートだとすら思っている(ちなみにこの英単語の日本語訳はクソである。意味を理解してない、恋愛センスも経験もない人が、よくわからずに当てはめただけに決まってる)。
でも、子供の頃から見聞きした「恋愛」というのは、
「好きな人ができて💓、両思いになって💘、恋人同士になって👫、手をつないでキスして✨、数年後に結婚する👰🤵。めでたしめでたし!㊗️」
という鉄板のシンデレラストーリーで、そういうもの、そうあるべきもの、だとずっと思ってた(ディズニーの見過ぎか?)。そしてリベラルな近代では親の世代と違って、この「手をつないでキスして」の後に、「セックスもして❤️🔥」がOKになった、という単純な理解でござったわけですわ。
でもさ、ぶっちゃけて言いますと、これは既にタブーでもなんでもない、世に知れたファクトだと思いますが、女性にも性欲はあるわけで。
素敵な人!と思った時に、
それが性欲や単なる好奇心から魅力的に思えるのか、
人格を見抜いた上で一生の伴侶として選びたいと思っているのか、
というのは若い時は自分でもよくわからないと思う。加えて、「今、結婚したいのか、ただ単に恋愛してみたいのか」という、人生におけるステージといったベクトルもありまして。誰だって初心者から始める恋愛において、こういう幾つかの要素を、最初から整理して考えられる人なんて、そんな年寄りくさい人なんてあまり多くはないと思う。
私の場合は、後から考えれば、ただ単に恋愛の駆け引きが楽しかっただけなのに、「恋人同士になって」の後は「結婚する」のはずだとその方程式に当てはめようとして、「この人とは結婚できない」という「苦渋の決断」を数ヶ月後に下す→泣く→癒す→恋愛市場に戻る、というルーティンを繰り返してた。いやいや、そもそも「結婚相手を選ぶ」という目線で恋を始めてないんだから、そりゃそういう結論に至りますわな。多分、「結婚相手を選ぶ」というつもりだったら、最初から選んでない人たちだったもの。ただ単に、惹かれただけだった。
要は、「結婚相手を探すこと」と、「彼氏を探すこと」の目的の違いが(分かってるつもりで)分かってなかったし、ごっちゃになっていた。その分、「結婚相手を選ぶ」という目線に切り替えてから、4ヶ月目には夫に出会ったのは運が良かったのか、然るべき展開だったのか。
恋人同士になったら結婚がゴール、という単純な方程式だけじゃなく、セックスだけのカジュアルな関係もありだし、それ以上のものでつながっているけれど結婚をゴールとしない、つまりいつかは別れるのが自然な恋人関係があっても良いのだ、ともっと柔軟に考えられていたら、「私の恋愛は、なんで結婚に至らないんだろう。」なんて不必要に落ちこまなかったのに。もっと割り切って恋愛は恋愛として素直に楽しみ、結婚したいと思った時にはもっと戦略をサクッと変えられたんじゃないかな。それに「泣く→癒す」で無駄に時間を浪費することもなかったわけで。
ちなみに
小澤さんは、「仕事が趣味だった」と書いてらっしゃいますが、私も自分の情熱の対象だったし、趣味でもあったし、使命感を持って仕事に全力投球してました。それは自信を持って言える。
でも、なかなか恋愛が結婚に結び付かずに持て余し、何をどうやって良いかわからなかった分、自分が力をある程度発揮できる世界である、
仕事に逃げてた😓
という側面も、30代になってからはあった気がする。いや、あったね。今だから言うけど。
もちろん、この山あり谷あり黒歴史ありの道のりを乗り越えた今の私だからこそ、夫とウマが合うとも言えるので、やっぱりまったく後悔はしてないんだけども。
それでもこの2点、
① 結婚てこんなに素晴らしいもの
② 結婚がゴールでない付き合い方もある
をもっと早く知っていれば、もう少し早く、結婚に真剣に向き合って、人生における結婚の優先度を高めにする選択をしていたんじゃないかな、と思う。。。。(そしたら不妊治療なんてやらなくて済んだし…😭)
まぁ、人生って、予想通りには展開しないし、色々やってみてから、もっとこうだったら違ったのに、と思うことは誰でもたくさんあるものなのかも知れませんね。
結婚:若い時に知りたかったこと(1)
夏は夜。
今は、バルコニーでほぼ真っ暗の中、隣の家のランプの明かりだけで、虫たちのラブソングを聞きながら、ブログを書いてます。黄昏時と、この夏の夜の生演奏が大好き。
さてさて、最近、こちらのブログ↓を読む機会がありまして。
わかるな〜と思いつつ、私も2つだけ、結婚観に絡んで、若い時に知りたかったな、という点について書いてみる。
1)結婚ってこんなに素晴らしいもの
えっとまだ結婚して2年半の若輩者だけど、そしてこれから色んな山あり谷ありなのだとは思うけれど、今のところの感想として、「えーこんな良いもんなんだったら、もっと早く言ってよー!!」です。はい。
以前も書いたけれど↓、とても心強いし、何よりチームワークで毎日を乗り切るのは楽しい。楽しいこと・嬉しいことも二人分、苦労も二人で分け合う感じ。
もちろん、数日前、1日で2回も彼と大喧嘩もしましたよ。私も彼も、結構苦しい時期でして、一杯一杯だったんだと思います。一人になりたくて、夜にタオル持って外に出て近くの原っぱでオイオイと大泣きしました。泣いて泣いて泣きじゃくって泣きまくった後にふと、「楽しい時も苦しい時も、私はこの人を愛すると、一緒に生きていくと決めたんだった」と思い出して家に帰ったくらい。その間、私が外に出たことに気づいた夫は、私が誘拐されたかもしれないと思って焦ったようですが。
そんな時もあるんだけど、やっぱり、一緒に二人で乗り越えていくのは楽しい。二人だけで何時間でも喋れて、1つの宇宙を形成している感じ。毎朝起きる時に彼が横で寝ているのは、もうそれはそれは果てしない安心感を与えてくれる。こんな感覚、一人で戦ってた時は知らなかった・・・。
でもこれはどの結婚にでも当てはまるものではないかもしれない。
友人とも話していたのだけれど、結婚相手を誰に選ぶかは、人生を左右するトップ3に入る決断だと思う。だから以前も書いた通り↓、キャリア形成も大事だけれど、(人との出会いを増やすというコンカツ、のもっと前の段階のところからの)結婚するための道筋を描いていく自己鍛錬だって、もっと強調しても良いんじゃないかと思う。
小澤さんが言うように、「自分はどう生きたいか」を反映した結婚ができれば、幸せだと思う。でもそれを叶えるためには、まず自分がどういう人間かを知らなければならないし、自分の描く理想の生き方に沿うような相手に、自分もまた釣り合う自分でいる必要がある。相手にも意思があることだから。正解は人それぞれだけど、その考え方や道筋については、もっとキャリアと同じくらい、時間を割いたり考えたりしても良かったと思う。
いつも長すぎなので、続きは次回。
後半はこちら↓
なくても生きていける言葉
今日は少し前に書いて温めておいたものを。
最近、日本もアメリカも、巷の議論はもうありとあらゆる方向に暴走して収拾がつかないように見えるけれど、そんな時だからこそ、思うことがある。
すごいオネエ
年末、たまたまこんなYouTubeにぶち当たった。YouTubeもオツなものを提案してくるな。
このオネエ、すごい。小学校を卒業した春に新宿2丁目に行き、16歳で新宿2丁目でお店構えてママになったとか、めっちゃやり手の経営者やん!どんだけの才能。しかもインスタも拝見しましたが、めっちゃ可愛いじゃないですか(フォローした!)。2歳年下みたいだけど、お肌の手入れは私より上だわ💧💧💧💧
そして、この動画の中で彼女が最初の方に言っていて、私も強く賛同したいのがこちら。
フツー
「普通は〇〇だよね」という言葉・表現を使わなくなったら、すごく人生が楽になる、もしかすると人間関係もスムーズになる、というところ。
そうではなく「私はこうしてほしい」と言えば良いのだと思う。そして本当は、その方が勇気がいる。だってNOと言われたくないから、「普通、みんなは」という隠れ蓑で自分を守ろうとしてるだけ、正当化しようとしてるだけだから… まぁ「普通」というのは言い訳ですらある。
でも、「普通」じゃなくて、「私は、こうして欲しいんだ」と素直な自分を相手に見せる方が、意外と受け入れてくれる気がする。むしろ「フツー」と言われると、聞いている方はイラっとすることがある。あんたはそうかもしれないけど、私はそう思わないよ?と腹が立つので、その人がどうして欲しいかよりも、その態度、なんなの、という方に気が取られてしまう。
別の言い方の一例として、「一般的にはxxが多いように思う」「自分の周りでは、xxという話をよく聞く」と言い換えてみると良いかもしれない。
べき
こちらは動画では話していないけれど、「普通」の延長にあるやつ。そして彼女も動画の中で「べき」と一度も言ってないと思う。これは注意してないと、意外と結構すぐ出てしまう。
- 時間厳守すべき
- 〇〇について、XXすべき
- 国家は斉唱すべき
- 不倫はすべきじゃない
ふふ、2つほど、地雷を踏みましたかね。
うん、でも敢えていう。「べき」というのは、本当は、「私の周りの人たちに、こうして欲しい、みんなでこうできたら理想的だな、こうであって欲しいな」という自分の気持ち・願いでしかない。そこに「みんなもそうだよね?」という、自分の価値観に同意してくれることへの期待が根底にあるから、「べき」になるのだろう。
でも多様性を認めれば認めるほど、他人と自分の自由を許容すればするほど、異なる考えの人はいるわけで、個人レベルでは喧嘩を、国家レベルでは戦争をしないためには、その人たちとうまく妥協点を見つけていかなければならない。そんな時にベキ論を振りかざしても、相手を説得することはできないし、妥協点を見つけようという気にすらならない。そして今の分断されたアメリカのように、自分と価値観を同じくしない人たちに怒りすら覚えるのだと思うけど、それでは誰も幸せにはなれない。
そりゃぁ私の夫には(いや自分もか😂)不倫しないで欲しいなと思うし、モヤモヤせずに胸に手を当てて国歌斉唱できるアメリカ人を羨ましいなと思ったりする。でもそれを「すべきだ!!」と言っても、何も解決しない。だってそれは私の、私が知っている範囲の周囲の人の価値観だから!多分賛同する人もいるだろうけど、全員がそう思わなければならないわけじゃないし、何より、押し付けても他人の価値観は変えられない。そしてそれでは、多様性にならないではないですか。
「べき」は「普通〜」の延長。その論調・トピックにちょっと箔をつけただけで、アプローチは同じ。
オネエの奈々さんも、動画の中で常に「〜して欲しいなと思います」という表現をしている。
そんなわけで
「べき」と「普通」。この2つの言葉、なくても生きていけるし、他人にぶつけるのをやめたらきっと、自分にも他人にも優しくなれる。そんな気がしています。まぁ日本語でも英語でも、意外とよく使う機会はあるので、場合によって使ったとしても、これは自分の希望でしかないのだ、ということを心に留めておけば、その前後で自分の口から出てくる言葉や表現も変わってきそうな気がする。
動画では色々と心に残ることをおっしゃっているので、ぜひ見てみてくださいね。最後の、幸せワークも、ちょっと自分あかんな、と思ってる日などはやってみたら良さそう。たまたま何故かYouTubeで見つけましたが、どこかで会って話してみたい、素敵なオネエでした。
今日はアメリカは水曜日。今週もやっと後半戦ですね。
良い1週間を… そして、素晴らしい人生の1日を。
アメリカで美味しく食べれる魚・自前調達編
アメリカ飯が不味い問題はしばしばTwitterで論争になるのを見かけますが、アメリカでも、そこまでお金をかけなくても、美味しい魚にありつける方法はあります。
それは…
自分で釣ってしまうこと!!
この国の長所でもある、溢れる大自然を活用して、近くの貯水池や湾に行ってみると、夏の緑が眩しくて、釣りをしなくても十分に楽しめます。夫氏はここ数年で腕を上げ、今では食糧調達班として活躍するまでになりました。
私は忍耐強くないので釣りませんが、釣りをする夫の横でスケッチをしています。そうやって過ごす時間もステキ💕
ということで、アメリカ、とりわけDC近郊で美味しく食べれる魚・自前調達編!
とはいえ私たちはメリーランド州在住なので、主に東海岸での話。太平洋側の西海岸だと、アジとかイワシとかすら桟橋から釣れてしまうので、それには敵わないですが、それでも、わざわざ何時間も船に乗って海に出なくても、食べれる魚はあります。
ちなみに、この魚たちは、ここらではメジャーな大手韓国系スーパー、Hマートでも売っています。でも正直言って、釣ってきたばかりで速攻で捌いた魚ほど新鮮なものはHマートでは絶対に手に入らない。それこそ、日本の中でも築地並みの新鮮さ!
ヒラメ(flounder)
ダントツで美味しいのはヒラメ!そんなにホイホイ釣れませんが、釣れたらこれは美味しいです。淡水と海水が交わるところや海岸で釣れる模様。
スポット(spot)
甘いです。私はクローカーとスポットは見分けがほぼつきません😂。うちはフライにします。いくらでも食べれる。鱗が柔らかいのでトゥルトゥルっと鱗を落とせて楽ちん。すぐ釣れるので、安い魚代表のアジみたいなイメージですが、その割に美味しいです。
クローカー(croaker)
スポットの双子の兄弟みたいなやつ。こちらもフライにします。スポットと並んでうちでは大好評の魚。
ホワイトパーチ(white perch)
大味で個人的にはあんまり美味しいとは思わないけど、Hマートにも売ってるし、夫は好きみたい。鱗が鎧かよってくらいビチーっとついていて、背びれは槍のように鋭いので、鱗はがしは結構疲れます。大体一回は背びれが刺さって痛い目に遭うヤツです。
イエローパーチ(yellow perch)
カラフルな黄色版のパーチ。こやつも鱗がガチガチについてて剥がしにくく、苦労した割にはさほど美味しいという感じでもない。この子達はお腹に卵を抱えてました。
トラウト(trout = マス)
これはあっさりとして食べやすい魚です。日本人にはとっつきやすいかも。貯水湖などに放流される時期が決まっていて、その時期に行けば結構釣れる模様。鱗剥がしが楽なやつ。
ブルークラブ(blue crab)
これは多少スキルがいるようですが、夫氏の釣りキチ友達は一回の釣りで86匹釣ってお裾分けしてくれました。
シーバス(sea bass)
場所によっては結構釣れる模様。レストランだと結構良い値段するんですよ。でも何度食べても、さほど美味しいとは思いませんねぇ… フーンて感じ。好みじゃないというだけかしら。庶民的なスポットの方がよっぽど美味しいぞ。
ナマズ(catfish)
私はナマズを食べて育たなかったのであまり好きではないですが、各種ナマズが釣れます。好きな人はチキンのような感じで調理すると美味しいらしい。以前、私のルームメイトと夫がナマズ料理対決をして、近所の友達と品評会をしてどっちのが美味しいかを競ったことがあります。あれは美味しかったな。
うなぎ(eel)
何気に釣れるウナギちゃん。でもウナギを捌くのって、脳天を釘でぶっ刺してそこを起点にサーっっと背中を切り割いていくんですよね。あれは流石に私には出来ません。。。。ということで、釣れても逃してます。が、勇気がある人はうな重に挑戦してみても良いかも!
留意点:
- 可能な限り、釣ったその日に捌くべし!内臓はみるみる腐っていくので、翌日以降だと既にクローカーなどは内臓が腐って苦味が出てしまう。内臓処理は気持ち悪いが、それでも新鮮なやつの方が、腐りかけてドロっとした内臓より、匂いもないし、いくらかマシ。
- 鱗の処理は、専用の鱗落としのキッチンツールを使う方が早い。スプーンでもできなくはないが。
- 内臓処理は気持ち悪くはある。私も、夫氏と出会う以前で内蔵処理に関わったのは人生で一度きり。でもまぁ、25匹とか釣ってこられた日には、もう機械的にガンガンに処理していくほかなく、数打てば慣れてきて、むしろいかに効率的に捌けるか考え出すので大丈夫。
- 私は、頭をまず切り落とし、お尻の穴から胸に向かって切り込みを入れて開き、内蔵をぐいっと引っ張って綺麗にします。あればビニール手袋、なければペーパータオルを手に持ってやってます(直接触るのはあんまり好きじゃない)。
- 釣ってきた場所の環境汚染具合は調べておくべし。チェサピーク湾はだいぶ綺麗になったとのことで、魚は食べれるけれど、私たちは刺身にはチャレンジしていない(が、友達はやっていました)。一応火は通した方が良い気がしている。
- アメリカでは魚ごとに、持ち帰っていい大きさや数が決まっています。(オンラインで数ドル払えば取得できる)ライセンスなしで釣ってたり、違法な大きさや数の魚を持ち帰ろうとして、パトロールしているDNR(天然資源部)に見つかると、1000ドルなどの高額な罰金を取られます。この点は厳格に注意しましょう。
夏休みには持ってこいの釣り。
ぜひお試しあれ!
(ちなみに、スーパーで売ってて美味しい魚はこちらをどうぞ↓)
不妊治療:卵ちゃん、がんばった🥲
これまでのあらすじ(小説か!😂)
2020年の5月から動き出した不妊治療。
1年目は、SGF(DC近郊では大手のクリニック)に4ヶ月も放置されたため、2年目は保険会社を変えてクリニックもCCRMに変更してやり直し。交通事故の後遺症があったので脳神経科からOKをもらった上で、さぁ始めようとしたらまさかの保険会社がちょっと待ったコール!保険会社と3ヶ月バトったのち、やっと2021年10月に初のサイクルに挑戦(その間に挑戦した助成金は落選)。採卵は9つという好成績を収めるも、受精後1週間で全滅。涙を飲んで2回目をと思ったら12月でクリスマス休暇からの1月は保険会社が仕切り直すらしく、またも待ったをかけられ。やっとの思いで3月に第2ラウンドとなるも、1回目以上の成績にも関わらず、結局またもゼロ回答を喫したのでした。
そして医薬品買えないミステリー事件を解決し、やっと臨んだ7月の3サイクル目の採卵が、少し前に終わりました。
(つーか、ここまででIVF以外の横槍、多過ぎじゃないですか?😂😂😂 こんな感じで↓常に戦闘中な気がする)
3ラウンド目
普通は生理が始まってからホルモン注射を打ちまくるわけですが、今回は院長先生との作戦会議の結果(アメリカは言ったもん勝ち!)、生理の始まる14日(?)前から仕込み開始。でも私、何でも3回でだいたい慣れてしまうんですよね。最初は散々ぶー垂れるのですが、適応能力高いのです。
ということで、3回目は慣れたもので、注射を準備する手捌きは家事仕事並みに早くなり、しかも実を言うと、1−2時間寝過ごして注射を時間通りに打ち損ねたりしておりました。すぐ慣れて飽きてくるところが私の欠点かもしれません😅。
採卵日は夫の採血が必要で(事前にかかりつけ医がやった採血で検査してない項目があった)、おかげで朝6時半出発。ほんと、不妊治療は朝型の人向けですわ。しかし3回目ともなると余裕で、よく見たら前と同じアジア系のスタッフのお兄さんが手術室にいることに気づいたり。向こうは麻酔済みと思ったのか足をガサツに動かされたので、「ouch…」と言ったら慌てて眠らされたり。コントかい!😂(麻酔中、どんな扱いを受けてるんだ私の体…)。
そして今回は、8個の卵を採卵できたそう。43歳としては優秀な方ですが(こちらのクリニックのデータでは43歳から45歳の平均採卵数は4つ)、42歳の時の1回目は9個で、2回目は確か11個だったので、少し不安にはなりました。やっぱり毎月チャンスは減っていってる気がする…
それでも、翌日の電話では、今回は6つの卵が受精してくれたそう(前回は2つだった)!がんばれ卵!!生きろ!!
そして1週間後。
事後報告がある予定の月曜は、朝からソワソワ。普段は消音してる携帯も、絶対キャッチできるようにON。ところがクリニックはいつも朝っぱらから電話してくるのに、今日はもったいつけて昼過ぎまでなしのつぶて。
やっぱりダメなのか?悪い報告は後回しってやつか?
そして午後、ようやくナースからの電話が。
結果は、
たった1つ、正常な受精卵が生き残りました!!!🎉🎉🎉🎉🎉
他のは受精はしたものの、異常だったので廃棄されたそうな。
たった、1つだけ!🐣
それでも、0と1では、可能性がアリかナシか、の大きな違いがある。
だから嬉しかった。本当に嬉しかったです。
確率との戦い
もちろん、話はそう簡単ではなく・・・
次にこの卵を待ち受けるのは遺伝子検査で、ここから2−3週間後に結果発表。遺伝子検査の結果が異常だったら、そこで終了。そこを通過してお腹に戻しても、母体がこの年齢。流産する可能性は高い。まだまだ全然「晴れて妊娠」というところまでは程遠い。
そして今日、院長先生から、「Unfortunately(残念ながら)」の例の不吉なフレーズと共に、検査結果は染色体異常だったことを聞きました。Sigh… そっか。ちょっと嬉しかったんだけどな。😞😞😢
でも先生曰く、43歳では染色体が正常な受精卵は18%なんだそう。つまり5回に1回。また確率かよー。そんなの言われてもよくわからないよ… でも一緒に電話を聞いた数字にめちゃくちゃ強い夫は、「思ったほど確率は悪くない」と相変わらずポジティブ。「だったら、チャンスはある。ここまで来たんだ。もう一回トライしよう。」と言ってくれました。
・・・そだね。
私が落ち込んでどうする。泣いたり落ち込んだりして、体に無駄なダメージすら与えたくない。既に昔よりだいぶアメリカさんに鍛えられてるけど、さらにさらにタフになってやるぜ。
私よ、タフであれ。
****
みなさま、どうぞ、素晴らしい夏を。
過食症だった話
ここ数日の食事。
在米20年の人間は何を食べてるか、というと、こんな感じ。
ゴーヤーチャンプルーに、オクラの酢の物に、ご飯の上に自家製ご飯ですよを乗っけたもの。翌日の夜は、ごぼうを揚げて甘辛くしたやつと、お豆腐のニンニクラー油がけ。
そう、基本的に、結構野菜中心で、和食が多いんですよ。
自家製ご飯ですよが、美味しくて悶絶です。すぐ作れます!
食にまつわる昔の話
今の私は不妊治療の影響でだいぶ体重が重いんですが、体は健康そのもの。
でも実は、留学で渡米した時は、過食症を抱えていました。日本で大学生の時にストレスから過食症になり、衝動的に大量にパンやチョコパイを食べてはトイレで喉に手を突っ込んで全部吐く、という日々。だんだん癖になり、あとで吐けば良いやと思ってますます食べるようになり。
でも途中でふと怖くなったんですよね、これ、いつまで続けるんだろうか、と。
そこで調べたわけですよ。
そしたら!!
「摂食障害は基本的に治らない」
とお医者さんのページに書いてありまして。マジか。
でも私、天邪鬼なので、昔から「治らない」とか「無理」とか拒絶・否定されると、「だったら絶対、自力で治してみせる!!!」と奮起する方。日本の実家で真夜中に、気持ちだけはそう強く思ったのを覚えています。
で、そのまま渡米。
ところがですね、留学して間もなく、スーーーーっと治りました。過食症。
なぜなら!!!
大学院があまりに忙しすぎて、宿題が多すぎて、食事する時間がなかったから!!!😂😂😂
過食してるヒマがなかったんです。文字通り。
大学院では大量の宿題(全部英語)が出て、グループワークもあり、食べる間もなく、わああああああああーーーーっとなっている間に、気づけば3日くらい経ってました。そして勝手に痩せていきました😂。今から思い返しても、初めて親元を離れて自力で海外で暮らす、というだけでも大変で、その上大学院の大量の勉強で、もう必死についていくので精一杯な怒涛の日々でした。
そして、
アメリカ人があまりに太ってたので、実は自分はナイスバディなんじゃないかと気づいたから!!😂😂😂
日本標準ではありえないくらいほっそい体がもてはやされますが、アメリカ標準なら私は肥満なわけでなし、ナイスバディだったんです。日本標準だと、もう少し痩せても良かったかもしれませんが、ここはアメリカ、who cares?です。
そしてアメリカ人、まーーーーーーーーーったく気にしていない!それどころか堂々としている!!人生楽しそう!!!😎
そういうアメリカ人を見ていて、ちまちまと数センチウェストが太めだとか、多少ポチャッとしてるとか、そんな瑣末なことをいちいち気にして生きていくことが、とてもバカバカしくなったんですね。どうでもいい、そんなの。誰も見てすらない。それより、人生を大いに楽しむことにもっと自分のエネルギーを注いだ方が良い!
しかも、気付きました。ウェストの数センチくらい、数キロの体重くらい、結構2週間あれば、筋トレなどしてる間に、忙しい間に、どうにでもなることに。気に病むほどのことじゃない。
あとは、親元を離れた解放感、もあったと思います。当時の私は、実家にいることが苦痛だったんですね。親が問題…というより、若かったから、早く自立したかったんだろうと思います。留学先では、自力で知恵を絞って生き抜くしかない。過食してる場合ではありませんでした。
そんなわけで、大学院の初めの方で過食症は嘘のように治りました。その後も、食べ過ぎるのだけは苦手で、食べ過ぎた時はいまだに吐くことはできるのですが、そもそも食べ過ぎることもなくなりました。食べることによってストレスを解消したいと思わなくなったんでしょうね。過食症だった時は、実は、自分のストレスに気づいて欲しかった、言葉で言えなくて、自分を苦しめることで体でそれを示そうとしてた、という部分もかなりあった気がします。
今は、食べたい時に、食べたいものを食べる、という生活を徹底しており、キックボクシングやダンスをやっているので、筋力はついていて、基本的に体はしまっている方。
知り合いでアメリカで摂食障害で亡くなった人もいるので、必ずしも全員に当てはまるわけではないかもしれません。でも今、摂食障害で苦しんでいる人がいたら、
治った人もいるよ、
環境を変えてみるのも良いよ、
とお伝えしたく思いました。
このブログは、人生色々ともがいてた時の私、きっと若い人ならありがちな悩みを抱えていた時の私・・・と同じような状況にいるかもしれない、妹たちに向けても書いています(自分には妹はいないもので)。
誰かの何かのヒントや希望になれば嬉しいです。
モロヘイヤスープが食べたい!(中東のスーパーへ行ってみよう)
さて、少し前に、急にモロヘイヤスープが食べたくなってしまった日があった。
うちは母が新しい物好きで、珍しい食材でよく料理してくれたので、子供の頃からたまに食べてたスープである。エジプトの野菜で、クレオパトラも好きだったとか。
で、どうしよう。
そんなものはアメリカ人にはニッチすぎてDC近郊のスーパーには売っていない。困った。
てことで、"international market" "DC"で検索してみると、お近くにそういうスーパーがあるではないか。そりゃそうだ、アジア人がアジア食料店に群がるように、中東の人だって、自分たちの食材を求めて三千里してるに決まってるじゃないか。ワシントンDCの素晴らしいところは、各国大使館が集まる国際都市なので、比較的どの国の食材でも料理でも探せば意外と見つかるのだ。
よっしゃ!
行ってみると、小汚い少し引っ込んだところにあり、中に入るとプウウウン…と中東の匂い…というかスパイスの匂いが漂っている。胡散臭そうなイメージの匂いでもある😂
なんかレジの後ろの棚には、アラブの王族が飲んでそうな風体の金色の水差しみたいなものが置いてある。文字はアラビア語。店員さんも客層も濃ゆい感じ(私、薄いな〜)。
で、店内にはスパイスがあるわあるわ。大袋で安い値段で売っている。今度から胡椒はここで買おう。そしてありましたよ、冷凍セクションに、冷凍されたモロヘイヤのみじん切りしたやつが!!
英語ではJute plantというようです。
うふふ。
そして、私がやめるにやめられない大好きなインドのお菓子、グーラブ・ジャムンの缶入りバージョンも発見!これ、従兄弟に一度作ってもらったのだが、自作するのは非常に面倒くさい。要は丸ドーナツをスパイスの効いたお砂糖シロップにつけたような、それはそれはあんま〜いやつで、たまにどうしても食べたくなるのだ。
ふっふっふ。
こういう異文化のスーパーに行くと、そこだけが異空間で、想像力豊かな私の脳内は一気に中東のバザールにいる気分になり、少し旅行にきた気分を味わえるのも楽しい。私は異文化に触れるのが好きで好きで仕方ないのだ😂。
モロヘイヤスープのレシピ
さてさて、モロヘイヤスープはこちらのレシピがおすすめであります↓。作り方は意外とシンプル。
要は、
- ニンニクと玉ねぎをバターで炒めて、水(orチキンストック)を追加。
- 上記に冷凍モロヘイヤをブロック(うちは3センチくらいかな)でボンと投入。
- 別のフライパンでスパイスを炒めて角切りのトマトを追加して熱して完成。
- スープに塩胡椒したら、お皿にスープを入れて、トマトのスパイスを真ん中に落として終わり!
冷凍モロヘイヤだと、既にみじん切りされているので、切る手間がかかりません。
クミンシードを食べるのも香ばしくて美味しいし、何よりもお腹が喜ぶ。モロヘイヤのベータカロテンの含有率はほうれん草の2倍!ビタミンCもEも葉酸もほうれん草の日にならないくらいたっぷり入ってるんですね〜。
(わたし、美味しいと思った食材の栄養を調べるのが好きなんです)
夫氏はタマネギとネバネバ系が嫌いで食べてくれないので、私一人でたっぷり作っておかわりして幸せに浸っております。
モロヘイヤ、冷凍庫に放置できるので、うちはストックを2袋ほど入れてます。いつでも即座に食べられるように!
美容と美肌にお試しあれ♫