飽きっぽい人向け！夢を実現させる方法（３）

さて、みなさん、やってみたいこと１００連発、書けただろうか。

ん？何の話？と思った方、夢を実現させる方法（２）をちょっと読んでいただくとスッキリするはず。

maribes.hatenadiary.com

実はこれ、１００個スラスラ全部書き出せる人はそんなにいない。私も３０個くらいまでは結構書けるのだが、そこからペースが落ちてくる。でもそれで良いから、とにかく最後までやってみることが重要。

心の声を聞く

まず、全部書けなかったとしても、自分のリストを見てみると、結構重複している夢・やってみたいこと、がないだろうか？似ている内容や、同じことを違う言い方しているもの。何度も出てくるもの。それは、１つ、心の声だ。できるかできないかわからないけど、心の奥底で本当はやってみたいな、と思っていることは、やっぱり何度も形を変えて心に浮かんでくる。

もしそういうのを見つけたら、それは心の声、inner voiceというやつなので、向かい合ってあげよう。それは自分が本当に望んでいることなのだ。そして、それはあなたの夢なのだから、それこそ追求しなければ、死ぬ瞬間までのどこかできっと後悔するだろう。ちなみに私は今これを自分に言っている。実際にやりだせば、道は自ずと開けるから心配無用。やり出さないことの方が大問題だ。

片っ端からやる

さて、何度も出てくるやつは本当はやりたいんだから、そうと分かったら、何をどうすれば実現できそうか書き出してみて、それを上から消していく作業に取り掛かろう。

そしてもしもそういうのがなくても、「絶対にこれをまずやりたい」というのがハッキリしないなら、もう、これはリストにあるものを片っ端からやり倒したら良いのだ。きっと、ページをめくったら、どんどん違う景色が見え始める。

こういう時、一歩踏み出すのを躊躇するのは、人生がエンドレスに感じていて、「そのうち、いつか、やろう…」と思っているから。そのいつかが、自分から来てくれると思っているから。

私が交通事故で学んだのは、「その、やりたいことをやる『いつか』は、全然来ないどころか、死神の方がそれより先に、予告なしに明日やって来ることがある」ということだった。

実際、そういう感じで交通事故に遭い、後遺症も発生した。脳を強く打っていたので、直後はもう廃業だな、と思ったくらいだ。なんとなくこのままでも悪くない見慣れた日々。それがある日突然、チョキンとハサミで切ったみたいに断絶され、急にこれまでとは身体能力すら違う日々が始まるなんて、やっぱり、考えてなかったのだ。これを読んでいる人も、他人事だと思って読んでいると思うけども、まぁ、私だってそうだったのだ。

でももし明日死ぬとしたら、明日から半身不随の人生だとしたら、今やっていることは、本当に自分がやりたかったことだろうか？Is that really what you want to do? もし答えがNOなら、そんなものはさっさと断れ。そこに何の躊躇も義理も必要ない。

明日が、今日みたいにそれなりにフツーの日だと思ってたら大間違いだということだ。もしそうなら、ラッキーだっただけだ。本当にそういう瞬間は突然予期しない時にやって来る。人の死だったり、自分の死だったり、病気だったり、コロナだったり、災害だったり、株の暴落だったり、誰かの裏切りだったり、結局のところ、変化というのは、明日か1年後かはわからないが、必ずそのうちやって来るものなのだ。

「夢はいつでも叶えられる」のだが、それでも物理的にできなくなることもある。あの交通事故で下半身不随になってたら、子供は欲しくても産めなかった。だから、突然の予期せぬ悪い方向への変化に邪魔されるて慌てふためくよりも、自分から起こしたい変化を起こして、先手必勝で展開する側にいた方がよっぽど、やりやすいに決まってる。夢を叶えるためのいつか、なんて自分が動き出さなければ、一生来ない。これ、脳内に刺青しておこう。

交通事故で文字通り頭が真っ白になったあと、私が真っ先にやったのはこのリストの書き出し、そして、とにかく全部上からやり出すことに全力を投球したことだった。

私は、会社を辞めて、中南米に旅に出た。その道中の話はそのうち別途書きたいと思う。