さて、やりたいことは見えてきた。
でも、夢の実現への道のりが長い時、途中で面倒くさくなったり、やる気を失ったり、したことはないだろうか。
アメリカの大学院に応募するプロセスは、1年くらいはかけたと思う。大学4年の時、周りのみんなは就職活動したり、終わって遊んだりしていた。そんな中、授業を真面目にとりつつ、応募に必要な書類を集め、先生たちから推薦状を集め、英語の小論文を見てもらい、GREという大学院の足切りテストを受け、TOEFLを何度も受けて点数を上げる作業を地道にしていた。
テストスコアというのは目に見えるので、まぁその数値を上げるしかないのだが、小論文は、先生からダメ出しを食らっても数値化されるわけでもないので、暖簾に腕押しな気分。何をどうすれば「良い」小論文になるのか、モワモワしてわかりにくく、1年も準備しているとなんとなく面倒になってきたりしたのを覚えている。いや、実際、結構面倒くさい。特に英語で色々やるにはまだ慣れていなかった頃で、大学院には行きたかったけど、とりあえずこの一連の作業はだるかった。
そんな中どこかで学んだ、あの時役立った技は、2つ。
心の地図を作る
飽きやすい上に忘れっぽい私としては、なんか空が曇っていてイマイチ面白くない日々(ここ最近のコロナ自粛中とか)が続くと、「なぜこれをやらなければならないのか」を自分で決めている割に忘れてしまう。あーめんど。なんか眠い。寝るか…という悪魔の囁きに耳を傾けてしまったりする。それに、ちょっとした壁にぶち当たると、面倒くさ病が再発したりする。後から考えると大した壁ではないのに、その時には異様にでかくて分厚い壁に見えてきて、なんでこんなことやってるのかとゴールを見失ったりする。そういうこと、ないだろうか?
こういう時に役立つのが、心の地図。「これをやりたい!」という気持ちや、今何がモヤモヤしているのか、それをどう解決したいのか、を組織図みたいに書いていく。もちろん箇条書きにするのもありだが、単語かフレーズくらいにして、地図にすると、パッと見て色んな気持ちややりたいことなどのつながりがわかりやすいのでオススメ。
これをやることのメリットは、心の整理ができることと、何よりも、取っておいて、だらけてきた時に、すぐに見て初心を思い出せること。
何より、この地図は自分が書いたもの。別に誰かにやれと言われたわけではなく、あの日、やりたいと思った自分がそこにいたということを思い出せる。そして誰かが周りで見ていなくても、あの日の自分に恥じないように、「そうだ、こういう理由で、こういう目標で、これをやろうと思ったんだった!」と思い出すことができる。ちなみに、大学院に行こうとしていた自分のメモは、今でも持っている。
自分で書いておいて忘れんなよ…というツッコミが聞こえてきそうだけど、月曜なんだか日曜なんだかも境目もなく、空は曇りで、毎日が同じ日々の繰り返しのように錯覚しそうな時もある。今日やらなくても、明日やれば良いかな…?
そういう時、自分の脳みそを自分で刺激して騙して、上手に自分を前に押すことができれば、だいぶ、自己管理・自分コントロールが上手になってきたということ。それに気づいたら、自分を褒めてあげることも忘れずに。