かなりこちら放置してましたが…
その間にまぁ色々ありまして、そのうちの1つが、例の愛の不時着がうちにも不時着した件であります。
御多分に洩れず、友人から絶賛推奨されたものの、「愛の不時着」という、まぁ昭和のメロドラマか!?というタイトルからして見る気になれず、しばらく頭の隅に追いやられていたこのドラマ。そもそもテレビなぞほぼ見ないで育ったこともあり、テレビの前でぼーっと時間を過ごすなんて、貴重な人生の時間の無駄、くらいでありました。その上こんなアホみたいなタイトルのドラマなんか見てる暇はない。だいたい、アメリカ版の英語タイトル探すところから始めなあかんとか、めんどい。
しかしある日仕事でめちゃくちゃ頭に来たことがあり、もうアホみたいなドラマでも見てやり過ごしたいという気分で、そういえばそれに相応しそうなやつがあったなと、ダダーン、とNetflixをつけたわけです。はい。英語タイトルはCrash Landing on You。これまたまんまのタイトル(日本語よりは昭和くささはマシだが)。
そしてそのまま私の心は、ジョンヒョクさんに奪われていきました… 早かったな、落ちるの(^^;;。
新婚3ヶ月にも関わらず、大丈夫かしら私ってくらいズブズブにハマり、メロメロにハートが溶けてしまいました。目はもう彼の目、彼の仕草に釘付け。新郎よ、ごめん。この1週間、視界に入ってなかった。🙏🙏🙏
でもそのうち気づきました。別にリ・ジョンヒョクさんに惚れたわけでも、ヒュンビンに惚れたわけでもないんですね。人生を一緒に過ごしたいのは夫。ヒュンビンがここに登場しても浮気はしない。そうではなくて、ジョンヒョクの人となりと行動に心を溶かされたのでした。だって少女漫画の理想の男性として完璧なんだもの。
これ、本当に少女漫画を実写版にしたようなドラマですが、少女漫画を見てた頃の、セックスとか男性の実態など知らない時期に、手が触れちゃったかも❤️とか、筋の入った太くて大きい腕を見たっていうだけでドキドキできる、あの純粋な切なさを思い出させてくれるわけです。たまたま触れて体の温かさが伝わっただけで脳天直撃で、その小さいエピソードですら戦友の女友達に言いたくなっちゃう、あのバカバカしくもかわいいお腹の中のちょうちょさん(英語では、ドキドキすることを、お腹のなかで蝶が飛んでる、butterflies in the stomach🦋と表現する)。毎回ごとに、胸がキュウウウンって切なさで締め付けられる、どうして良いかわからないあの甘酸っぱい感覚にドキドキしちゃう、そんな感覚をこれでもかこれでもかっていうくらいてんこ盛りで味わえたのが、このドラマの醍醐味でした。
私の夫くんはなかなか男気のあるやつなので、ジョンヒョク並みにいざという時はやってくれることを知っています。これまでもそうだったから。でも、コロナ野郎のせいで新婚早々24/7で一緒にいると、どうも男と女としての可愛さや緊張感がお互いなくなるようです(それに交通事故で頭打ってるので、記憶の保存期間が短くて倍速で日々が過ぎていくし😅)。
というわけで、一瞬頭の98%をジョンヒョクさんが占めそうになりましたが、結果として、女として初心に戻ることができ、人間の強みであり弱みでもある「すぐに慣れてしまう」という重力のような存在を振り切ることができました。
何よりも、恋している自分が好きだなと、恋してる自分の可愛げたるものを思い出すことができ、最近家庭の切り盛りプロジェクトのマネージャーになりかけていた自分を引き戻すことができました。余計な一言とか、皮肉の一つとか、つい思ったことを口にしてた私、自分でも可愛くなかったわ。それに彼がやってくれることよりも、やってくれなかったこととかマイナス面ばかり気になってたかもしれない。そりゃあきまへんわな。
80歳になっても、手をつないで、お互いを大切に思いながら生きていきたい。だから「慣れてしまう」「いて当然の存在になってしまう」という誰でも気づかない間にハマりがちなパターンに飲み込まれないように、予防線張って、夫という素敵な人との男女関係を楽しんでいくぞ、と心を新たにしたのでした。
愛が不時着して本当に良かった💕💕💕💕
ちなみに、女友達全員に「見るべし」と伝令を発したところ、次々と寝不足になっているという報告が入ってきております。みんなメロメロ。うふふ、そりゃそうだわね。