家がコンサートホールになったわけ
ええ、うちの家はですね、日本よりは広いものの、全然人様に自慢するような素敵なお家、というものではございません。それは5年後のこと(→言霊精神により、とりあえず言ってみる)。で、今回は、「小さなおうち」みたいなうちの家が、コンサートホールになった話。
コトの始まりは
彼は今(というか過去5年😒)故障中で、なかなか色々やりたくてもできないことがある。その上最近はコロナで、ますますやれることが限られている。コロナ前は釣りに行くことで運動にも気晴らしにもなっていたのに、それもできない。そこで!
彼はコレクターになった
…そこで彼が始めたのが、ヘッドフォン集め。昔コレクターだったそうで。そして真空管集め。これも1940年代の日本製の真空管がすごいんだということで、色々買い漁る彼。はぁ… おかげで箱にわんさか集めた真空管(↓)が。
次に、故障した肩もコロナで病院に行けずなかなか治らないので、「タイプしすぎて腕を痛めないよう、音声で報告書をタイプする仕組みにしてみたら」とオススメしたところ、高品質な音声の出入力が必要ということで、それに必要なアンプとDACを購入(は?ナニそれ?な人は以下説明↓)。
ちなみに、DACとは、「ソース機器からデジタル信号を受け取り、内部でアナログに変換した出力信号をアンプへ受け渡す役割を担う」機器だそうで。私にはただのアルミの箱にしか見えないけど。🤔 で、アンプは何かというと、「スピーカーから音を出す前に、その音をつくりあげる仕事をするのがアンプです。CDなどプレーヤーから出力される音の信号はとても小さく、スピーカーで鳴らす前に大きくする必要があります。アンプは、入力された小さな音の信号をそのまま増幅し、スピーカーで鳴らせるレベルの音にします。」*1 だそう。昔音響のお仕事の手伝いで通訳した時に覚えたはずが…全然忘れてました。
コレクターでは収まらなかった
で、そこから何が始まるのかと思いきや…
ついに自分でアンプを作り始めました… アンプの中の部品を全部買ってきて、1からアンプという機械を組み立てだしました。プラモデルのように細かい部品をはんだ付け(↓)という、言葉だけ仕事で見たような作業でくっつけ、音の調節をする仕組みも自分で作り… 自分で集めた真空管を取り付け…
そして、最後にこんなアンプができました。完成!
は〜 これも私にはなんか場所をとる箱にしか見えませんでした。熱中してるのは良いけどサ。掃除してヨ。
で、さらに彼は廉価なスピーカーを買ってきて(→夫くん、主婦ばりに、高品質なものを安くで手に入れるのがものすごい上手!👏👏👏)、DACと彼が組み立てたアンプの音響システムにつなげた結果…
家がコンサートホールになったわけです!!!!
え?どういうこと?
いや、アンプがあまりに素晴らしい音をスピーカーから出すので、それぞれの楽器を奏でる人や歌う人がそれぞれ別の位置にいるのを物理的に感じられ、生演奏みたいに聞こえるんです。音の質も良い。目をつぶっていたら、目の前ですぐそこで演奏をしているみたい。音がフラットではなく、立体的に聞こえるんですね。
うちは小さい家ですが、コンサートに行かなくても、音や奏でる人を体で感じるような音響システムが家の中に出来上がってしまいました。わお。👀
安くでとはいえ、何を買い集めてるんだろう… そんな暇があったらもっと他にやることあるのに… ていうかこのガラクタ邪魔… なんて思いながらも、好きなことなんだし、放っておこう、と決めて見守った結果。
夫のやることは意味不明なことが多いですが、なんとなく、最後は私もハッピーになることが多いので、実践的でリアリストな私としては「は?それが何の役に立つの?何で今それやる?」などと思っても、じっと我慢の子でいるのが良いみたいです。
それにしても、こんなオタクだということを結婚するまでの3年間で見抜けなかった私も私ですね… じっくり吟味したつもりだったんですが笑!
****
下の星(ハリウッドにゴジラ発見!)の写真をクリックしていただけると、ランキングと私のやる気が上がる仕組みです。よろしくお願いします❤️