素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

デートの時、割り勘にするのかどうか?

デートの時、割り勘にするか、おごるのか?

 

というテーマがたまに日本の雑誌に掲載されている。だがこれは、もう求愛道における個人の流儀・主義であって、どちらが良い・悪い、ではないと私は思っている。流儀が合わない人とはあんまりうまくいく予感はしないが、流儀が違うからといってその人が悪いわけではない。恋愛作法とその哲学が合わないだけ、だ。

 

流派

で、私はどっち派かというと、相手が私を女性として見ているとシグナルを送りたいのなら、おごっていただきたいと思っている派。逆に、「男女関係はなしで。友達でお願いします。」という点をはっきりさせたい時は、こちらから断ってでも割り勘にしてもらう。当然だが、その間のグレーゾーンはある。おごってもらった=脈あり、ではないが、「脈ゼロ・死亡通告ではない」程度のシグナルは受け取って頂いていいかもしれない。というかグレーゾーンがあるから、この駆け引きが面白くなるのだただし、相手がかなり年配の場合、ビジネスの要素がある場合は、文脈が違うのでこれは当てはまらないが)

 

もちろん、「おごってくれるのよね?」という態度ではいかない。そんな可愛くない女、私だっておごりたくない。おごる方は身銭を切って頑張っているのだ。たかるためにデートするなんて下品である。これは上司として部下におごったりする機会があると、男性の気持ちがよくわかるところ。おごってくれる、というのは、英語で言うところのcourting(求愛)の一環であり、 ありがたく受けとるもの。

 

だがこれに「カネがかかる」などとケチなことをいう人は、その時点で価値観が合わないし(多分付き合っても結婚しても価値観は合わないだろう)、その程度として見られているのなら、お互い大した脈はないので、こちらから丁重にお断りするべきだ。

 

そもそもどこから、かくあるべし、と思うようになったのかを考えてみると・・・

 

元はといえば、多分あいつだ。

 

フランスのあの男 

フランス人のセクシーな彼。いや、私の彼ではなく、元ハウスメイトで、DCのフランス大使館でインターンシップをやってたあいつ。フランスのエリート大学から1年間インターンしにDCにきていた彼だ。若干21歳くらいか。

 

わかりやすく、金髪・青目の色白の彼だが、そんな特徴を持った男子はDCには掃いて捨てるほどいる。だけど、彼ほどスーツを素敵にセクシーに着こなした人は、後にも先にもいないと断言できる。インターンのくせに、シルバーグレーのスーツは体にフィットしていて、裏地がこれまたワインレッド🍷。朝はきつすぎない程度に香水をシュッとやって出かけていく。たかが仕事用の(しかもインターンの!)スーツなのに、あんなにセクシーに見えるなんて。あの朝、鏡ごしに見たあの姿はいまだに鮮明に思い出せる。

 

彼にはつきあって1年強のドイツ人彼女がいて、一度DCにも遊びに来ていたのだけど、彼に言わせると、彼女には飛行機代含め、彼女になってから一銭も使わせていないらしい。すべて彼が出すんだそうだ。当時私には遠距離のドイツ人の彼がいたのだけど、そこまで徹底していた記憶はない… というかどちらかというと倹約家だったような気もする。

 

とにかく、彼のその美学に驚き、私の恋愛作法の哲学書に、「それくらいしても価値がある、そうしてでも手に入れたい、と思っていただける女を目指すべし」との1行が加わったのだ。罪な男め。😈 

 

ちなみに、私が稼いでいるかどうかはまったく関係のない話である。たかがデート、たかが夕食。私がしっかり稼いでる場合は、別のところでその分のお返しはできる。むしろ、夫が一旗あげようという時に軍資金が必要なら、ドーンと資金を出せる女でありたいと思っている。というか、「お金がないからおごってもらう」という文脈でおごってもらうようにはなりたくない。そういう関係を目指していないから。つまり、私にお金があるかどうかの問題ではなく、その人がどうポジショニングしたいか、というプレゼンテーションの問題であり、その人の気持ちの問題であり、求愛道の美学・artであり、そしてそれに私がどう応えるか、という問題である。

 

最後に… 求愛道は結婚すれば終了ではないと思っている。むしろ、結婚してからの方が大事で、これをおろそかにすると、そのうちルームメイト、もしくはお母ちゃんとお父ちゃんになってしまい、二人の関係にちょっとした男と女の緊張感がなくなってしまうのではないかと思うのだ。というわけで、結婚生活は始まったばかりだけど、求愛道の美学の追求は、ここからが上級編💕💕💕

 

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ニューヨークの夜景。友人の家の屋上から。NYCまでは車で5時間程度だけど、今はコロナで行きづらい。ちなみにNYCは完全に男性が有利な恋の市場である。そのうちそれについても書こうかしら。

 

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