素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

夢の海外生活でいちばん辛いこと

夢の海外生活。

というほどでもないが、私は日本よりはアメリカの方が水が合うので、「はあぁ!?」と何度絶叫しても、まぁやっていけている。

 

食べたいものが売ってなければ、自分で料理すればいい。食材がなければ、自分で植えるなりして作ることもできる。問題が起きれば解決すればいい。英語ができなければ勉強すればいい。でも、どれだけ英語をマスターしても、海外にいるという意識すらなくなっても、それでもどうしても、どうしても辛いことがある。

 

それは、親が遠くにいること、そして仲の良い友達ができてもできても、みんな日本に帰っていくこと…。個々のかけがえのない大切な友達たちは、どんなに新しい友達ができても、その人の代わりにはならない。

 

日本人はあまり移民しない民族なので、どの街にでもあるチャイナタウンみたいにジャパンタウンがあるわけではなく、NYCは長く住んでいる人も多いかもしれないが、日本人コミュニティというのは往往にして駐在の人たちで構成されている。そして、現地に長いDCの日本人は人数は多くない。

 

ワシントンDCのビジネスコミュニティも、だいたいみんな2−3年の駐在期間でやってくるので、男子も女子も、もう何世代もお別れ会をしては見送ってきた(その分、日本に帰ると「元DC」つながりの人は結婚式がそれだけでできるくらいたくさんいる)。某社の駐在員なんて、もう何代も知っている、という状態になる。DCは本当に優秀で面白い人たちがどんどん送り込まれてくるので、そういう意味では恵まれている。それでも、賽の河原のように、何度もそれをやっているうちに、途中で、一から友達を作り直すプロセスが面倒になることもある。

 

学生時代と違って毎日会うわけではないし、お互い家族がいたりするので、信頼と友情が築かれるのには最低でも1−2年はかかり、用事がなくてもただ喋るために電話できる仲になった頃には、お別れである。これが本当に寂しい。みんな、「出会えて良かった!」と思える、これからも長く付き合っていけたら、いろんなことを一緒にできそうだと思える貴重な仲間たちなので、本当に本当に本当に辛い。

  

もちろんアメリカ人の友達もいるが、やっぱり日本語でだらだら喋りたい時もある。

 

大好きな友達の一人が、ご両親が二人とも病気になってしまったということで、急に帰国する可能性が出てきて、本当に悲しくなってしまった。😢😢😢 きっと私も彼女の立場だったら同じ選択をするだろうから、その選択は当然だと思う。でも、寂しいぞ!!

 

会うは別れのはじめ、とはいうけれど、海外で生活していると、本当に一緒に同じ空間で時差なく過ごせる時間が大切になる。この辛さは、海外生活をしていない夫くんにはわからない。人は自分が経験していないことは、結局のところ、本当にはわからないものだ。

 

だんだん落ち込みかけてきたので、ちょっとここでトーンを変えると、そういうわけで、長い目で見て精神的に安定した夢の海外生活を送るためには、アメリカで生活していくためだけでなく、一時帰国したい時にはそれができるだけの資金力が必要である。そして、こういう孤独にも耐え、さらには涙を拭いてまた友達を作っていく、そういう強さも必要だ。

 

現実的に考えると、海外生活というのは本当に、わざわざ苦労を買って出るようなものですね。私はMなのかもしれない(苦笑)。でもそれに見合うだけのリワードもあるので、ハイリスク・ハイリターン、ていうところかな… 

 

 

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家の前の木々も色づいてきた。アメリカは木々がのびのびと好き放題に成長しているので、紅葉もなかなかダイナミック。
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