うちのダーリンはラッキーで、高校の友達が隣の棟のアパートに住んでいる。その友達の友達と、その友達の友達の友達… がみんな同じアパートに住んでいて、それぞれ安定した彼女ができてきたこともあり(一人は婚約した)、カップルで仲良くさせてもらっている。
が!
そのうちまだ彼女募集中の男子が香水をつけすぎて、匂いが部屋中に充満するという事案が発生していた。それも、この彼が座ってたソファーからは、その香水が1週間は臭っているというレベル。みんな知っていて、一度は注意したらしいのだが、なぜか元の木阿弥になってしまうらしい。
でも匂いで頭痛になりそうで、このままでは彼が家に来るのがちょっとだけ嫌になりそうだった。それ以外はいいヤツなだけに、もったいない。そこで頑張って、嫌味な感じではなく、そのことをそれとなく指摘してみた(↓)。
で、その後どうなったのかというと、
全然変わらなかった!!!!😂😂😂😂😂😂😂
オイ。あの会話はなんだったのか。
夫くんも「言ったじゃん。みんなもう一度は言ったんだって。」とのたまう。
・・・そこで私は決めた。
彼の言葉を信じる、と。彼は、「匂いがキツい人にはなりたくない」と言ってたのだ。きっと何か理由があるに違いない。
で、折を見てもう一度「まだ匂いが強いよ!」と、「そのTシャツ、穴空いてるよ」くらいの軽さで言ってみたところ、「そんなはずはない、今日は香水をつけていない」と言う。
どうやら、何度も何度もシュワーっとやったトレーナーに香水の匂いが染み付きすぎて、香水をつけなくても、普通の人よりも匂いがキツい、ということになっている模様。どんだけ・・・😂😂 そこで、全部ドライクリーナーで洗濯するように提案。しかもちょっと家に寄ってみたら、家中が香水の匂いで充満していたので、改めて毎日ガッツリつけないと香水をつけた気にならない、という状況になってたのではないか知らん。
お正月には、今年の目標は「香水のちょうど良い加減を覚える、にしたら?」と冗談混じりに笑いながら言ってみたところ(→笑いながら言ってるけど、結構やんわりと一定のしつこさを保っているところがミソ笑)、本気でやると言い出した。
そこからは、うちに来るたびに、「お?前よりいいよ。もう少ーーーーしだけ、減らしてみて!」と彼の努力を継続して応援。
そして今日!
ついに「そう、それが普通!!!!」というレベルに到達!🌸
通り過ぎた時にふっと匂いがするけど、別の部屋にいてもその人の匂いがしないレベル!!ハグしたら翌日もその匂いが自分の服に付いていないレベル!!!
「…ところでその香水の加減、バッチリよ!!」と耳打ちしたところ、めちゃくちゃ喜んでくれた。「良かった!ずっと気にかけて、注意してきたんだよ!」ですと。👏👏👏👏👏👏
・・・彼を信じて良かった。
ちょっとしつこいかとも思ったけど、みんな知ってて、本当はちょっと困るなと思ってるのに誰もそれを言わない、というのも悲しいじゃないか。
逆に、彼のおかげで、「相手が努力するのを、じっと見守る/手伝ってあげる」という経験をさせてもらえた気がする。前の私なら、そもそもそういうことを指摘するのも苦手だし、1回頑張って言ってダメな場合はもう諦めて離れるというアプローチだったかもしれない。
人に何か注意・提案しても、その人が一度で変わらないことは往往にしてある。でも、一度何かを指摘したなら、その後も気にかけてあげる・フォローアップしてみる、なんなら、その人ができるようになるまで付き合っていく、見守ってあげる、というのも愛情・友情なのではないかしら。そんなことに気づけた、香水事件でした。