素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

まさかの不妊治療してもらえないかも!?

さてさて、月日はどんどん過ぎていきますが、例の不妊治療はどうなったのよ、と。

 

(以下、これまでの不妊治療クリニック難民の経緯 ↓) 

maribes.hatenadiary.com

 

もちろん、こっちもプロジェクト並みの感覚で、チクチク前に進めてますが、またも障害発生。今度は何や!!

 

CCRMの検査

CCRMとのやりとりはとてもスムーズで、サクサクと必要な検査は終わらせました。子宮の中を見る検査の担当は院長の男性の方で、「やっぱり、男性の院長先生なんですよね…?」と間際になって不安になり、ナースは「別の先生にしましょうか?」と言ってくれましたが、先生の質が高そうだと判断して選ばせていただいたのだと思い、覚悟しました。結果、先生は非常にプロフェッショナルで、あまり何も感じませんでした。

 

残るハードルは…

さて、あと1つの作業をクリアすれば、やーっと去年の5月からやろうとしてきた、実質的な不妊治療にたどり着けるのですが、そのあと1つの作業というのが…

 

実は、私は2013年にアメリカで交通事故にあっており、そのため、「神経外科に、不妊治療しても大丈夫かどうかの承認(クリアランス)をもらってきなさい」と、CCRMの院長先生の指示を受けました。

 

交通事故では、頭を強く打ち、脳内で出血してヘリで運ばれました。入院は1−2晩で済んだものの(ま、アメリカでは日本で10日入院する扁桃腺切除の施術も入院なしだったりするんで😅)、そのあとしばらくは文章を1行読むのも大変で、激しい頭痛のため1時間起きては8時間寝る状態が続き、分析力を必要とする仕事をしている私は、あの時はもう廃業かもしれないと思いました。

 

で、その後遺症として、ホルモンの変化と連動する偏頭痛になり、数年かけてだいぶ抑えてきたものの、妊娠=ホルモンの爆走なので、激しい頭痛が再発するかもしれず、しかも薬が飲めない状況… 妊婦生活は人より厳しいだろうなぁという覚悟はしていました。

 

神経外科医を探して三千里

で、神経外科医ですが、まずはアメリカあるあるな障害が立ちはだかる訳です。最早慣れたけど、ほんっとアメリカでは何するにも障害物競走。もうここは動画だったら早送りですね😂。

  1. 事故当初診てもらった神経外科医は、私の医療保険ではカバーされないので(出たー!)、別の医者を探すしかない。
  2. 一応、上記の先生も探したけども、窓口のたらい回しにあった挙句、電話しても「オペレーターにつなぐまであと17人です」とかいう感じで、基本つながらない(これはコロナのせいか?)。
  3. やっとロシア人の神経外科医にアポを入れても、「3週間先」。マジかー。
  4. で、大人しく3週間待ち、車が修理中なので、往復7000円の距離をUberで移動して、予約時刻通りに神経外科に到着したところ、窓口で「先生はあと2週間は来ない。電話かメールで連絡したはずだ。」と。これにはキレました。「そんなメールも電話も留守電ももらってないことを、携帯の履歴を見せて証明できる」と言うと、それはスルーで「とにかく先生は来ないので、私ができることは、リスケすることだけです(→しかもさらに2週間後)」なんて堂々と言うし、しかも絶対謝らない(→アメリカあるある)。もうこうれにはムカつきすぎて、「あなた個人を責めている訳ではありません。でも、あなたができることはまだある。私はお金も時間も無駄にしました。今後こういうミスが増えないように、こういうことがあったと、他のスタッフと情報共有してやり方を改善して下さい。」と吠えました。
  5. くそ〜となんとか他の神経外科のアポを取ろうとするも、結局忙しい+向こうも電話に出ない、でなんと、啖呵切った上記の先生のところに結局行くことに。😂😂😂 やだなーもう。

 

外傷性脳損傷と妊娠

途中、自分の保険でカバーしてくれる医者を探して何件も電話しましたが、そのうちの1件では、「頭を打った(traumatic head injury)ことがある人が、IVF?うちの医者なら全員ダメって言うわよ!」と電話口でおばちゃんに言われてアポも入れられず、そんなにコトがヤバいのか、とビビりました。

 

偏頭痛で薬なしで大丈夫か、くらいのことを聞くのだと思ってたら、まさかの、交通事故のせいで不妊治療すらさせてもらえない、って話にまで広がるとは思っておらず。いや、あの交通事故、まさかあれだけで終わるとは思ってませんでしたよ… でも、そういう展開?!

 

ていうか、これ全部英語でやってたので今初めて調べましたが、traumatic head injurtyって、日本語でいうと、「外傷性脳損傷」ていうんですね… 脳損傷!??なんか、思ったよりヤバかったんですね、8年前の私。😅😅😅 頭を打って、まともに「思考・分析」することがしばらくできなかったので、状況判断も当時できてなかったことに、数年後に気づきました。

 

日本語だと調べても出てこないのですが、英語だと、脳損傷した女性の妊娠は普通より大変で、ボスキャラに豹変して記憶が途切れがちになったとか産後うつが普通よりヤバかったとか、果ては脳卒中で死ぬ可能性もあるとか、チラーっと調べただけだと恐ろしげな情報がチラホラ(→文末参照。ここはしっかり調べ切っていないので、そういう情報がオンライン上にあった、という程度にご理解ください。要深掘り調査)

 

おいー。

 

ロシア人の神経外科曰く

で、今日、ロシア人の神経外科の先生に会いました。不妊治療できるかできないか、は私たち夫婦ふたりにとっての今後に影響するので、ダーリンにも一緒に来てもらいました。

 

で、先生曰く、「いやいや、さっさと妊娠した方が良いよ。妊娠中は多分偏頭痛なくなるよ!」と。え、そうなの???なんか聞いてる話と違うけど?

 

結局、この先生はアメリカにしては超珍しく、丁寧な診察で1時間も話を聞き、当時のカルテを見、検診し、とやってくれました。で、IVFのホルモン注射は大丈夫なのかなど何度も聞いた結果、念のため、もう1回、「MRIとMRA(血管造影)をやり、事故の後遺症がどうなったのかだけを確認して問題なければ、OKを出しましょう」ということになりました。脳損傷の経験がある人がIVFの承認を求めて来た患者は初めてだったそうで…(おい、大丈夫なのかマジで…)

 

で、先生の次のアポはまーたさらに1ヶ月後…

 

あなた… もう、こうやって、1つの作業をクリアするのに、なぜか余裕で1ヶ月かかるんですよ、毎回。そりゃブログも進まないわけです。その間にカーテン作れるっつーの。この障害物競走、まじ面倒くせー。あ、失礼。

 

というわけで、色々不安がよぎりつつも、はい、またチクチク、ひとーつずつ障害物を乗り越えて行きます。ほんっと、なんでこんな時間かかるの、メリケン大帝国。トホホ。

 

f:id:maribes:20210312133532j:plain

お腹すいたーと言っただけでご飯を作ってくれるダーリン。最高の夫です。ブルーエプロンのティラピア。ペピタスソースが美味でした💕

 

<おまけ:外傷性脳損傷と妊娠について> 

以下、パラパラっとちょっと見て出てきた資料です。それなりに信頼できる情報源とは思いますが、この情報について判断するには、もっときちんとした調査が必要で、専門家に診てもらう必要があります。

www.headway.org.uk

oxfordmedicine.com

medicalxpress.com

 

*******
いつも読んでくれてありがとうございます❤️ 是非猫さんをポチって頂けますと、めっちゃ嬉しいです!猫さん、ベッドに入って布団や毛布の中にくるまる、ということを覚えました😂


人気ブログランキング ブログランキング・にほんブログ村へ