素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

龍珠伝と女のエッセンス

華流ドラマ・『龍珠伝・ラストプリンセス』を1週間で見終わってしまった。

家事は全放棄、夫氏も完全放置で、62話を1週間で見終わったというのは、結構罪深いことだったかもしれない。

 

こないだ如意伝について書いたばかりだけど、あれは前にYouTubeで飛ばして見ただけで、中華ドラマをちゃんとじっくり見たのは初めて。かなり集中して見たので、夢でもドラマが出てきて、人生初、中国語の夢を見ました。(→ここから先、ネタバレ注意!)

 

はぁ… 秦俊杰(Qin Junjie)演じる清朝第4皇帝の康熙帝が素敵すぎて、しばらくロスになりそう。私の頭からリ・ジョンヒョクさんを払拭。全然タイプじゃないのに、康熙帝がパーフェクトに少女漫画の王子さま的存在だったんですね。日本語の予告編はこちら(↓)。ジャンル的には「ロマンチックラブ史劇」だそうで。

 

www.youtube.com

(しかしこれ↑、ちょっと音楽がチープで残念。ドラマのBGMを使ってたらもっと雰囲気出たのに。)

 

少女漫画的なるもの

でもこのドラマ、62話もあるくせにセックスシーンが1つもない。私のメキシコ人の友達なんか、映画・るろうに剣心を見て、「キスシーンすらなかった」と文句言ってましたが、アメリカ映画って結構簡単にセックスシーンが出てくる気がするので、考えてみると恋愛ものでこれだけの長さでセックスゼロって、ある意味すごい。そういえば愛の不時着もなかったな。

 

でも、むしろそこが良かったのだと思う。

このセックスに至る前の、お互い惹かれ合っていく過程、思いっきり愛されていて、どんなに逃げても拒否しても自分を手に入れようと追いかけてきて迫ってくる皇帝(+明朝生き残りの皇太子+他の男子)、という設定が少女漫画的で女心をくすぐるのだと思う。Sex is one thing, but the process before that is another、という感じ。セックスもエロティックで良いが、この愛されまくるわ追いかけられるわ、という少女漫画的醍醐味は別腹な気がする。これってなんなんだろう…。

 

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康熙帝を演じた秦俊杰氏。中国若手俳優のライジングスターなんじゃないかと勝手に睨んでます💕 

Oh, he's so handsome!

 

で、夫と話してみた結論。

「追われてみたい(being pursued)、求められたい(being wanted and desired)」というのはとても、女性的な感覚なのではないだろうか。男性も一般に「愛されたい」とは思うと思うが、「求められたい・追いかけられたい」というよりは、逆の立場、追いかけたい・獲得したい・モノにしたい、という方が強いのではないだろうか。あくまで超一般論だし、個人差・感覚の濃淡はあると思うけど、男と女ではベクトルの向きが違う気がする。夫氏曰く、男性は目的・使命があり、それを征服(解決)していくことにもっと存在意義というかエネルギーを見出すんだそう。

 

で、思うに、「求められている」となると、急に艶っぽさ、女磨きの原動力みたいなある種のエネルギーが自分の中から湧いてくる。「枯れている」とかオバサンと表現したくなる女性は、この感覚が枯渇してしまった状況、そう感じられない状況にいるんじゃないだろうか。結婚するとちょっと色気がなくなることがあるのは、お互い安心しきって、男性は手に入れようとする努力がなくなるし、女性は女性として求められているという感覚が薄れてくるから、なんじゃないかな… 

 

つまりですね、男女の関係に色艶がなくなるのは、セックスそのものの問題だけ、セックスしてないことだけが問題ではないんじゃないかな、と言いたいんですねぇ… 英語でいうとsexual tentionと言いますが、この男女の駆け引き的な、求め・追われる緊張感、どう展開するのかわからない緊張感、というものも必要な要素なんじゃないかと。

 

でもそんなもん、一度結婚しちゃったら、普通は何もしなければ実質的には無くなりますよねぇ…。それでも、このドキドキ感がフレッシュなエネルギー源なら、障害にならない程度に保ちたい。どうも、フランスにその解がありそうな気がしてならない。

 

ちなみに

康熙帝の名前は、玄燁(シェンイェイ・げんよう)。

」は、輝く、光る、という意味と、炎という意味があるらしい。

玄燁の「玄」は黒い、赤黒い、天の色、という意味らしく、赤黒く光り輝くってなんか重箱みたいなイメージですかね笑。康熙帝の名前が赤と黒というカラーイメージなのは、なかなかオシャレ。

 

ドラマでも素敵だったが、実際史実としても康熙帝は非常に優れた統治者だったので、

 

「もし子供ができたら、その名前には「燁」という漢字を入れたい。漢字は、左側がで右側が

 

と夫氏に提案してみた。女性なら「輝く炎のような女」、男性なら康熙帝のような文武両道で優れた統率者、というイメージ。

 

すると夫氏、

 

「What, like Super Mario's  Fire Flower?

(え、スーパーマリオのファイヤフラワーみたいな??)」

 

ですと。

ちゃいまんがな!!!😤😤😤

 

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昔懐かしファイヤフラワー!って違いますから。

 

完全にイメージをぶち壊してくれたのでした笑。

 

龍珠伝、アメリカでも日本でもAmazon Primeで見れます。見てみてください。

 

 

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