素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

不妊治療:祝⭐️ IVFのサイクルまで1ヶ月!

カタツムリもびっくりな速度で進んでいる不妊治療、やっと実質的な「治療」と言える段階まで来ました。あぁ長かった・・・この前座みたいな段階が1年続くとは。さすがアメリカ。コロナとはいえ、さすがアメリカ…(遠い目)。

 

要約すると、全米で最も著名なSGFで始めて検査各種を終わらせるも病院の手違い(多分)で保険会社の承認のところで2ヶ月放置され、質問したらまた2ヶ月後に回答が来たり。あまりのサービスの悪さに医療保険会社とクリニックを変更して振り出しに戻り、今度は過去の脳損傷に関して神経科の先生に承認をもらうように言われ、そのプロセスをコロナと共にやっている間にはや一年が経ってしまったのでした(このプロセスは、このブログ右のバーにある「ベイビー大作戦」をクリックしていただければ、過去の経緯をご覧になれます↓↓↓)。

 

maribes.hatenadiary.com

 

前座って何?

一応知らない人のために、不妊治療の前座とは以下のステップのことです(私はアメリカしか知らないのでここはアメリカ版)。

 

1)まずは普段から見てもらってるOBGYN(産婦人科)に行って、不妊治療したい旨を伝え、「不妊治療して良し」の医者の承認をもらう。アメリカ特有のステップ。

2)医療保険会社がカバーしている不妊治療クリニックの先生とコンサルテーション

3)各種検査

  • 女性:10種類くらいの血液検査、卵管が詰まってないかどうかの検査、超音波による卵子の数のチェックなど。人にもよるけれど、10項目くらいあって何度か病院に行く。ここで保険が効かない州(DCとか)だと余裕で2−3000ドルは取られる。有料かつ任意で遺伝子検査もできる
  • 男性:精子の検査(精子の数や運動など)、性病を確認する血液検査

4)再度先生とコンサルテーション。上記検査内容を確認して、問題なさそうなら、実質的な不妊治療にGO! 不妊治療にもIVFとIUIなどいくつか種類がありますが、私はストレートにIVFの予定。

 

(それにしても、男性はたかが2つの検査だけなのに、夫氏の病院は、1回目は血液検査の検査内容を間違え、次は古いデータを提出し、3回目になってやっと「直近6ヶ月の正しい検査内容」のデータを出してくれました。おかげでさらに2−3週間のロス。もう・・・「正しい検査結果を提出する」っていうのがそんなに大変なのに、どうやって月面に人間送り出したんだよ!🚀と突っ込みたいアメリカなる日々です。アメリカで不妊治療する方は、このアメリカ的な部分も計算に入れて早めに行動しつつ、アンガーマネジメント😂を頑張りましょう!)

 

次のステップは?

次のステップはこんな感じ。

  1. 各種承認(クリニックから医療保険会社に不妊治療の承認をもらう、など):2−3週間かかる。その間にホルモン注射の仕方などのクラスをとり、会計部と金額などを確認(そして多分契約して一部前払い💸💸💸 👋😭)。
  2. 次の生理が来たら1日目にクリニックに連絡
  3. 生理2日目か3日目に来院、suppression check(とはなんぞや?直訳すると「抑制の確認」ですけども…)。
  4. #3の来院の日からホルモン注射開始(自宅で毎日定刻に)。
  5. その後向こう10ー12日の間に6ー8回(ほぼ2日に1回)、クリニックに早朝(朝7時から9時半までの間)に来院して状況を確認。クリニックまで往復車で2時間。9時に戻るためには朝5時起きですがな…😭😭😭 そして来院日を決めるのは病院側かつ直前(正確には自分の体の状態による)。働く女性にとって不妊治療が大変な所以ですね。
  6. 採卵(egg retrieval):麻酔して採卵。採卵後は3時間は診療室で休む。
  7. 1週間後にいくつ卵が取れたかがわかる
  8. さらに1週間後に卵が正常かどうかわかる
  9. ちゃんと受精できた正常な受精卵が作れれば、それを体に戻す(タイミング不明)。人工的に妊娠するプロセスをしなければ次の生理が来るので、1回目の採卵で正常な卵が十分取れなかった場合や、2人目のためなど多めに卵が欲しい場合は再度上記のサイクルを繰り返す(鬼)。

 

アメリカは遅れているのか進んでいるのか?

まだ会計部と話していませんが、SGFが伝えてきた金額を考えても、また色々集めた情報でも、アメリカでは保険が効いたとしても、なんだかんだ1サイクルに150万円くらいは必要(例によって保険にもよるので、すごい良い保険だともっと安いのかもしれませんが)。

 

この進みの遅さ、金額の高さを考えると、日本に帰国して不妊治療する方が、飛行機代・ホテル代を加味しても、全然お釣りがくるレベルのように思います。今はコロナなのであまり現実的ではないかもしれませんが・・・ 

 

それに日本で10年前に治療した友人は、毎日のホルモン注射などせず、鼻から吸い込む(コカインぽいですね😂)点鼻薬だったそうです。別の知り合いはあまりに注射が痛くてmiserableな気持ちになり、途中で脱落したと言っていました。どう考えても、毎日自分で自分の体に針を刺す作業よりも、点鼻薬の方が明らかに物理的・精神的に楽!!!!でもアメリカで点鼻薬(nasal spray)、というのはどうもあんまり普及していないような気がします(見聞きした肌感覚ですけどね…)。IVFの技術は別として、患者側の対応がなんだか遅れてるような気がするのは私だけ?

  

医療保険会社が曲者か!?

その原因としては… なんとなく、医療保険会社が臭そうですね(調べてないので単なる推測ですが)。

 

というのも、ホルモン注射に保険が効くのか保険会社に確認するように言われたので聞いてみたところ、相変わらずの「薬剤による」が答えだったから。私が購入している医療保険の薬剤リストに載っていれば保険が効くし、そうでなければ効かない。CCRM(不妊治療クリニック)の薬剤リストには20種類近く薬の名前がありましたが、私の保険の薬剤リストで一致したのはたった1つしかありませんでした。保険会社の方は、「医者の承諾があれば、リストになくても保険が効くこともある」という、追加情報もくれましたが、なんなの、その不確定要素の多い仕組み。

 

多分、保険が効く薬を使うか、それが体に合わない場合は効かないものを自腹で購入する(=また費用が嵩む)という、アメリカあるあるな世界が待っていそうです。資本主義帝国に住む最大のデメリットですな。

 

とにかく、ついに1ヶ月後にはIVFプロセス開始!

その間に、友達と酒盛りし🍷、キックボクシングで大暴れし🥊、そして友人たちの結婚式と婚約パーティを楽しんできます!🍾💕 忙しくなりそう。

 

みなさま、素敵な週末を。 

 

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ワシントンDCの中心地、デュポンサークル。空が青く、気持ち良い季節になりました。もうキャミソールに短パンです。
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