素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

不妊治療:まさかの医療保険ブロックきました💢

やっとCCRM(不妊治療クリニック)から、「IVFやってよし!」とのお墨付きをいただき、1ヶ月後の生理からは色々大変だな〜と、その前に各友人と飲み明かしておかねばと、最後の晩餐くらいの勢いで予定を立て始めたのが3週間前。🍷🍻

 

ところがですよ…

さすが絶対に期待通りには展開しない、最高のボケ防止になりそうなアメリカ生活。普通に生きようとするだけで、サバイバル能力と忍耐力は上がり、期待値だけは下がっていくアメリカ生活。もちろん、そんなスムーズに行くわけがない。

 

医療保険ブロック

 

なんと!!!

 

医療保険会社の方が、IVFに待ったをかけてきたのであります!!!

 

はい?はいはいはい????

https://media.giphy.com/media/KGSxFwJJHQPsKzzFba/giphy.gif

 

ある日クリニックのナースから電話があり・・・

 

ク:「もう2回も、医療保険会社(ケアファースト)に承認をお願いしたのに、断られたの。本当に私たちもイライラしてるわ!」

私:「でも医者である先生が、IVFせよと言ってるわけですよね?」

ク:「そうなの。でもダメだって言うの。まずはIUIを3回はトライして失敗してからじゃないと、IVFは承認しないって。一応、できることは2つ。このまま自費でやるか、クリニックの先生が直談判するか。どっちにする?

私:「直談判でおなシャス!」 

 

という展開でした。😭😭😭😭

いや全部自費って、1回あたり160万円とかでしたやん?しかも6回やっても打率3割でしたよね?6回ってほぼ1000万円やで?10万円ちゃいますで?

 

IUIってなんぞ

IUIというのは、「排卵チェッカーで命中率100%の日にやる」のに毛が生えたようなもの。1−2日おきにクリニックに行って体の状態をモニターし、排卵日近くになってトリガーを与えて、「排卵日」には二人で行って、彼が提供するブツを人工的に体内に挿入する、というだけ。それを3回もやれと。3ヶ月も無駄にしろと。つまり、もはや(IVFの成功率の統計すら出てない)43歳目前までIVFはできんと。しかも1回のコストは2288ドル(自費の場合)で、これまた医療保険屋の承認がいる(降りなければ自費)。

 

既に、とっくの昔にCCRMのお医者さんから、「42歳の場合は、染色体異常の確率が高いので、IUIは薦めない。IUIで妊娠しても、途中で染色体異常で流産したら、次にIVFをやろうとしても既に年齢が高くなりすぎて、IVFすら成功の可能性がかなり低くなる。だから最初からIVFにしましょう。」という話を聞いていたのに!こっちだってお得なIUIで済むならそうするっての!!これもあって、私たち夫婦は、例の義務セックスで自然妊娠する戦略はやめようということになったのに!!

 

そうこうしてたら、医療保険屋から「なぜIVFの承認が降りなかったのか」の説明文が送られてきました。要は「PGS(遺伝スクリーニング)は、実験的であり、(医療保険会社お抱えの)医者がレビューした結果、これをやったからといって赤ちゃんが生まれる保証はない。だから責任を持ってこれを承認できない」とのこと。

 

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PGSはいわゆるIVFのプロセスで、一度採取した卵と精子の染色体異常の有無を判断するもので、これをしなかったら大金叩いてIVFをやっても流産する確率がとても高いわけです。そりゃぁ、人間のやることなので、「絶対に成功する」なんて保証はないですわなぁ。いやそんなのは学会に言ってくれ。

 

・・・なんとなく・・・マイケル・ムーアのドキュメンタリー『Sicko』を思い出しました。確かあの映画では、送られてくる患者からの医療保険の適用依頼を、なんだかんだ難癖つけて却下する「医療保険の承認を断る仕事」の人がいて、自分でも嫌な仕事だと言ってた記憶…。多分、医療保険会社からお金をもらっていて、「却下するのが仕事の医者」がいるんだろうと推測してます。魂売っちゃったやつが。何この言い訳的な屁理屈!

 

去年の別のクリニックSGFが、医療保険会社(カイザー)にIVFの承認を依頼したときは、なんと2日という最速で承認が降りたので、まさか医療保険ブロックという技をケアファーストが繰り出してくるとは。心の準備ができていませんでした。

 

アメリカの医療保険会社… 「人の命・人生」を飯のタネにしているというだけでも胸糞悪い。今回ばかりは「アメリカでは国民皆保険は難しい。アメリカの医療保険システムにもメリットがある」とか反論してたダーリンも、さすがに「WTF?(はぁ!???)」とのたまいました。(遅いよ…)

 

1週間後どうなってるかわかりません

 

というわけで、現時点で、CCRMの先生と上記の医療保険会社が使った医師との話し合いのアポが決まるのを待っている、というまどろっこしい状況。一方で、「承認が降りた場合」を想定して、CCRMとはIVFの契約書を同時に交わし、加えてなんと、「例のつわりっぽい症状」にまでなってしまいました。胸は張ってるわ、朝から常に吐き気がするわ、頭痛に腹痛、37度以上の微熱で、朝は起きれないし午後も昼寝しないと何もできない。以前書いた通り、もう何回もなっているので、さすがに期待はあまりしてないものの…

 

1週間後、どうなってるんでしょうか???

 

妊娠してた場合は生理が来ないので、さらに2−3週間は待って妊娠が確定するのを待つことになります(でもそうしたらIVFできないので、二人めの妊娠は諦めるのかな…)。生理が来ちゃったら、医療保険屋次第で、IUIの準備に入るのか、IVFにいけるのか、どっちも医療保険屋の承認が間に合わずに、まーーーた1ヶ月が無駄になるか。

 

ほんっと、アメリカに住むって、忍耐力というか胆力というか、肝が据わってないとハゲます。毎日がジェットコースター!そしていちいち悩んだり泣いてたりしたら、余計体力・精神力をロスするのでこっちの負け。速攻で反撃に出なければなりません。そりゃぁアメリカ仕込み、パワフルになっちゃうよなぁ… 繊細で物静かでたおやかな女性にも憧れるけど、アメリカの中流階級という環境では無理かもしれませんね。

 

https://media.giphy.com/media/gqDIOYUKHrNBK/giphy.gif

 

つーわけで、まだまだ展開が読めない、アメリカ不妊治療ドラマ!(しかもノンフィクションですらない😂😂😂!!)次はどっちに転ぶのか?医療保険会社をねじ伏せることができるのか?!乞うご期待!?

 

つづく。

 

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もはやドラマ仕立ての終わりにしてみました😂。そして毎回、うちの猫さんをポチってくださってる皆様、ありがとうございます!!本当に励みになってます。❤️❤️❤️ 

 


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