人の心というのは、つくづく、わからないというか面倒くさいというか、ひねくれているというか、合理的じゃないなぁ、と思う。もっと合理的だったら世の中スッキリするのに、感情ってやつが絡んできて、話をややこしくさせ、世の中の矛盾を作り出す。
その代表が、我が最愛の夫氏。
私より若いくせにオレ様。
お互い様だが、「人からごちゃごちゃ言われる」というのが大嫌い。
タンパク質系料理担当の彼は、よく、肉やら魚やらに塩胡椒をしている。
これが、ご丁寧に肉の15センチくらい上から、料理家のように指をこするようにして塩胡椒をまんべんなくふりかけていくので、絶対にまな板からはみ出した塩胡椒がキッチンカウンターにパラパラとこぼれたまま。しかもそれをサッと拭いておくなんていう気の利いたスキルはなし。さらに彼は厳密に数時間シーズニングをするので、数時間はそのまま、狭いカウンターをそれが占領することになる。邪魔だ!そこで、
「グリル用のお皿に魚(肉)を入れて、そこで塩胡椒もしてよ」
(グリル用の容器の縁はまな板よりも高さがあるので、溢れないはずだし…)
と提案してみたものの、「ヤダ😒」と言ってきかない。どうも特に嫌である理由はなさそうなのに。まぁ死活問題でもないので、一旦は黙って引いたけど・・・
ところがしばらくして、先日、シャケが入っていた売り物のトレーが結構使えそうだったので、「これを利用して、この上で塩胡椒してよ」と頼んでみたところ、またも「ヤダ😤」と。でもそのすぐ後で、「💡もっと良いアイデアがある!グリル用の器を使うのだ!オレ様は天才だからな!😎」と宣い、実行し始めた。
…いやいや、それ、私が前から提案してたやつですけど、ってことには全く気づいていない模様。😂😂😂
多分、私の提案が筋が通ってそうだということはわかっていたものの、ただ単に「人から指示されたことをやる」というのが嫌だったんだろうなぁ・・・😂。
面倒なのだけど、彼の場合、
私の中で最適なA級の提案がわかっていても、彼にはB級くらいの型落ちの提案を持ちかけると、「何を言ってるんだ、もっと考えろ!」とエラそうに言いつつ😂、最適案で論理的な帰結でもあるA案を、いかにも「自分が思いついたぜ!」という態度で提案し、実行してくれる模様。
オレ様の心理ってまったく…
とは思うけども、こっちとしては、結果、こちらの予想通りの展開になり、かつお互い口喧嘩せずにコトが運ぶなら、プロセスは大した問題ではない。私の方が一枚上手であるということに気づいてなさそうなのが可愛いくらいじゃ。オヌシ、若いのぅ… ふっふっふ…😂😎
毎回書いているけど、仕事でも、それ以外の人間関係でも同じこと。多分、「その人が一番動きやすい(一番理解しやすい、受け入れやすい、やる気になる)環境」を提示してあげると、物事はスムーズにいく。問題は、「その人が動きやすい環境ってなんだろう?」というのを、いち早く理解することなのだと思う。夫は大好きだし、24/7で観察できるからわかりやすいけど、他の人はそうもいかないのが難しいところ。それに、大好きな夫なら、「しゃーない、折れたるわ」とお膳立てしてあげたりできるけど、他人だとそうもいかなかったり、しますよね。え、わたしだけ?うーむ。ここが、次の課題かしら。