は〜 感謝祭ウィーク、終わってしまいました。
私は今年、嫁として初めて夫の家族4人をわざわざニュージャージーから来てもらってホストするという大役を仰せつかっておりましたので、もはや実質月曜の夜から感謝祭ウィークの準備を始めておりました(仕事?は?何それ😂)。しかも家族ホストが木曜で、土曜には友人同士でやるフレンズギビング(Friendsgiving)にまで参加することになっており、もはや頭の中は感謝祭対応でいっぱい。
さらに、フレンズギビングの方はビーガン(肉も魚も卵も食べない)が半分以上という面倒なヤツ。ご両親も豚肉と鱗のついてない魚介類(と彼父は牛肉も)は食べないとあって、もう何出せばいいの状態。流石にこの歳になると、付け焼き刃というのは物理的な無理があることを知っているので、おせち料理よろしく、1週間前から買い出しに行き、少しずつ冷凍食品から作り始めていました。
結論から言うと、全身打撲かってくらい疲れたけど、これでだいたい雰囲気はわかったので、来年もまたやって良いかな、と思っております。そこで来年に向けた反省点を書き留めておこうと思います。
反省点ズ
- 客人がどういう感謝祭のご飯を食べているのか、事前リサーチしておくべきだった。なんせうちは白人でも黒人でもなく、インド・フィリピンの移民家族なので、移民だからこそいわゆる感謝祭料理を食べたいと思っているのか、移民だから気にしないのか、最後まで気になって、予定しているメニューに自信が持てなかった。そのため後から後からあれもこれも一応とメニューに足してしまい、気疲れした。
- 夫のいうことは役に立たない。いや知ってたけど… 「お母さんに、どんな料理を持ってこようと思ってるか、メニューを交換してみた方が良いかな?」と聞いてみたら、「そんなことは気にするな、サプライズが一番だ!😎✨」なんて言う。そうかな、メニューを事前に公開して細かく事前に段取りをするのは日本的な準備の仕方なのかな、と思ってやめておいた結果… 彼ママもわんさか料理を作って持ってきてくれてしまい、もう20人くらい招待したんじゃないかってくらいの料理が机に並ぶことになってしまった。しかも私は予定してた料理を2品も作らなかったのに!
- フレンズギビングもやった結果わかった点として、
- ターキーじゃなくても全然オッケーな人が多い。むしろ本気チキンの方が美味しいし確実だし楽。つーかターキーは「感謝祭だから食べるけど、本当は特に好きじゃない」というアメリカ人の方が私的統計では多い。まぁお節料理みたいなもんですからね。
- クランベリーソースもあまり好きじゃない人は結構いる。
- タッパーウェアは無駄に多めに買っておいた方が良い(メリカの百均、$1ストアがオススメ)。絶対最後にご飯が余り、「是非好きなものを持って帰って!」とあげちゃえるタッパーを用意しておくとGood。
- 絶対、一人で準備しない。うちは彼がリハビリ中とあって、ターキー担当といいつつ、結局アシスタントが必要で、洗い物なんて無理。彼ママが手伝ってくれたので、なんとか最後まで笑顔を保てました。気が利く女子の助っ人必須。
- ポットラック形式でフレンズギビングするなら、各2品持ってくれば十分。それ以上作らないこと!フレンズギビングも、恐ろしいくらいご飯が余りました。
- 正直、パイもいらんかも知れん。パンプキンパイもピーカンパイも美味しいけど、食べ飽きてるからか、意外とそこまで「食べたい!」という人はいなくて、余りまくってた。うちなんてもう角度にして280度分くらい余ってて、あれ誰が処理するんだろう… って感じです。なので、どちらかというと、口の中がさっぱりするフルーツプラッターの方が実際には好まれたみたい。パイを食べてもらいたい場合は、あまりご飯を作りすぎないと良いかも。
- 揚げ物は本当に最後の最後に揚げる。全ての料理を温かい状態で出すのってすごく大変!!品数があればあるほど難しい。でも揚げ物は特に、冷えていると興醒めなので、他のものを並べ始めてから揚げても良いくらい。そういう意味では、冷たい状態で出せるもの(アペタイザーやサラダ)の割合を多めに用意しておく🍆🥑🥒と、温かいものは温かい状態で、冷たいものは冷たい状態で食べてもらえる。
- Welchのボトル入りジュースはお役立ち。宗教上の理由でお酒を飲まない彼家族ですが、やっぱり普通のジュースじゃ盛り下がる。そこで、Walmartで2ドル程度で売っている、ボトル入りのシャンパン風の装丁のスパークリングサイダーを用意しておくと、見た目ポイントが高め✨です。
- 今年は味がわからないので、出来合いのものは買いませんでした。以前、ケータリングだけで済ませたパーティでちょっと盛り下がったことも気になって。でも全部作るとやっぱり大変なので、前もってお近くのケータリングできるお店で味の良いところを探しておくと良いかもしれません。
- 料理のことで頭がいっぱいでしたが、意外と後で必要とわかったものとしては以下。この辺はそれなりのお値段しますが、ギリギリになって安いお店で探してもロクなものはないので、それこそブラックフライデーなどで少し安くなったところで先に買っておくべきアイテムでした。フレンズギビングなら持ち寄りでアルミのトレーに盛っても良いですが、やっぱり家族でテーブルを囲むなら陶器のお皿に盛りたいところ。
- テーブルクロス、テーブルランナー(テーブルにつく場合は特に、見た目を盛り上げます)
- 盛り皿各種(ソースボート含め、うちはあんまりなくて困った!!)
当日は、3時ごろにいらっしゃるのかと思いきや、まだこっちは寝ている朝10時に「あと15分で着くわよ!」と彼ママから連絡がきて大慌て。😱😱😱😱 でも結果的には、早くきて手伝ってくれなかったら死んでたと思うので、結果オーライです!👍👍👍
2021年版メニューと反省点
アペタイザー | モッツァレラチーズ・トマト・バジル | 結局作る時間がなかった。早めに作って冷蔵庫に入れておくべし。 |
アペタイザー | ギンダラのコロッケ | 好評。数日前に作り置き。ただし、解凍させてから揚げると形崩れしやすいので、冷凍のまま低温で揚げる時間を長くして中まで火が通るようにしておくと良い。 |
主食 | ターキー | 夫氏対応。 |
主食 | プライムリブ | 夫氏対応。やはり男性は肉が大好き。 |
副菜 | クランベリーソース | 12lbの半分で良し。 |
副菜 | グリーンビーンズ・ピーナッツソースがけ | ピーナッツソースはアレルギーなどの問題がなければ一般にウケが良い。好評! |
副菜 | ピータンとしらねぎ | 作る時間もテーブルにスペースもなかった笑 |
副菜 | マッシュドポテト | アメリカでは鉄板の1つ。これでコケることはない。マスターしておくべき一皿。 |
副菜 | 焼きナス | 失敗。なんで失敗したかもよくわからないが、失敗しなければ悪いアイテムではない。 |
副菜 | 春巻 | ビーガン肉はビーガンの人にはウケが良いが、肉食の人にはウケが悪い。ビーガンではない人にビーガン肉を出さない方が良い。作り置き冷凍。 |
副菜 | チーズ揚げ | チーズはアメリカ人にも馴染みがあるので、餃子の皮で包んで揚げたものは好評。 |
副菜 | Pancit | 彼ママがお持ち寄り。フィリピン料理らしい。 |
副菜 | チキン | ターキーもビーフも食べない彼父用に彼ママ持参。 |
副菜 | オリーブ | 彼ママ持参。これはアペタイザーとしても結構使えるアイテム! |
副菜 | グリルドポテト | 彼ママがお持ち寄り |
デザート | ピーカンパイ | 彼ママお持ち寄り。お腹いっぱいすぎて誰も食べなかった笑 |
デザート | フルーツプラッター | いちご、ブルーベリー、パイナップルを散らせば見た目的に華やかになる。 |
あ、これに芽キャベツのグリルしたのもあったか。でも、今回、結果として彼ママとキッチンでチームワークで料理・片付けがスムーズにでき、彼ママと仲良くなる良い機会になりました。それに彼ママが持ってきたお料理は普段から食べてるものだろうから、次回おもてなしする時にお出ししても無難なはず。面倒でも気が重くても準備が大変でも、やってみると面白いし、やって良かったな。
ちょっとずつ、素敵な盛り皿や質の良いテーブルランナーを買い集める、という目標もできました。将来、素敵なおうちに移り住んだら(→言霊っ!!)、食器棚もいりそう。
さ、気がつけば12月ももうすぐそこ。
あと1ヶ月、楽しく過ごしましょう!