さて、不妊治療はどうなったか?もちろん今年も前進あるのみです。
12月はクリニック側のクリスマス休暇、1月は医療保険の更新1ヶ月目ってことで、
「アメリカでの不妊治療は、12月と1月はほぼ治療を受けられぬ」という教訓を学んだところまではアップデートしました。
アメリカの医療保険は、オバマ保険の場合、秋に翌年の医療保険を更新・変更する機会があり、翌1月から新しい医療保険になる。去年の医療保険は値上がりしていたけど、可能な限りIVFのプロセスに支障をきたさないよう、これを選択。その功がそうしたかどうかはわかりませんが、2月に入ってやっと医療保険会社から「不妊治療やってヨシ」の承認が出ました(医療保険屋が見事にまる1ヶ月も無駄にした、という点はもはや敢えて指摘しない…)!
もちろん、ぼーっと待ってたわけではありません。
クリニックには、「生理きたで。次のステップはなんや?」と適宜メールを出し、ナースからは「承認が降りない可能性もあるけど、とりあえずピルのスケジュールはこれやで。どないする?」との返事。1回目はつわり状態の日々にも関わらず無駄打ちに終わり、それでも2回目やってる間には承認降りるはずやと、再度賭けに出る。
すかさず、医療保険会社にも電話し、「IVFのリクエストな、もう出してから数週間経ってるで。どないなってんのんか、調べてくれるか?」と確認。すると電話口で大人しそうな若い兄貴が、お母ちゃんに言われて「今やってる!」と言わんばかりに、「リクエストは2回もらってるんで、今日対応します!」との返事(→絶対催促電話しなかったら「今日」じゃなかったよな?😒)。「おう、しっかりやってな!」と威厳を持って電話を切りつつ、クリニックに再度「そういうことやから、数日以内に連絡くるで。頼んまっせ。(=メール見落とさんようにしてや?)」とリマインド。
というプロセスから本当に数日で、「医療保険会社から2022年中のIVFの承認取れました!」とナースから連絡をもらったのでした。
あ、でもね、念のため、不妊治療に使うそれはそれは高い医薬品を扱うSpecialty pharmacy(特別医薬品対応の薬局?)に電話したら「そんなもんは聞いてない。ナースから返事ないから、このケースはクローズしとる。ナースにもっかい電話させぇ。」と言われるわけですよ。それもオバちゃんが、めっちゃエラっそうな言いぶりで。あんたは社長か。
ていうか、それはそっちで電話かけあってくれたら、良いんじゃ…
なんでここで私が伝書鳩をやるんでしょう…
一応、ナースに伝書鳩しましたが、返事なし(しかしお会計メールは別途来てた😅)。は〜。そこで今朝もう一度、薬局に「承認連絡きてまっか?」と確認し、もちろん来てないのでクリニックに再度電話して「薬局がまたフガフガゆうてんねん。悪いけど、電話してくれるか?」と念押し。ほんと、アメリカ生活、各サービス業の尻叩きに時間がかかること、かかること!
今回は大阪弁で書いてみましたが、この電話口での持っていき方、相手を見て、威厳がある風にするか、お願いダーリン!🙏という感じにするか戦略を瞬時に判断・変更し、とにかくあの手この手で自分が望む結果に落とし込む。ていうのが、日常生活なのであります。えぇ、面倒ですよぉぉ〜。日常的に頭を使い、交渉力、マネジメントスキル、そしてキレもせずめげもしない強くしなやかな精神力を磨いているようなものです(それも英語で!)。「お客様は神様」の世界は本当にお客様には楽な世界。何かあったらキレたら平謝りしてくれるし、日本なんて何もしなくても言ったことはちゃんとやってくれる。しかしここはアメリカ。そんなに簡単ではありません。キレたもん負けな部分すらあります。「この客は面倒だから早くやろう」と思わせつつも、「面倒だから後回しにしよう」と思わせないくらいの塩梅、塩加減が大事。
うちのクリニックの待受音楽、途中で「Uh...」とピコ太郎みたいな声が何度も入るんですよね。これを15分くらい聞かないとつながらないんですわ。
夫に「どうよこれ?」と状況を説明してみたら、「まぁでも、一番この一連の作業をやってもらいたいのは、君だろう?」と。いやそうですよ、だからお金払ってるんじゃん!??💢 それに値する適切なサービスを受けられると期待するのは、間違ってるのか。みんな、仕事して… そういう意味では、日本の手取り足取りなサービスにチップがないというのは本当に納得がいかない。いやむしろ、チップが増えるわけでもないのに、手取り足取り懇切丁寧にサービスする日本人はマゾなのか… (違う、そうじゃない。…多分?)
まっとにかく。
承認降りたのだから、良しとしよう。そして今月下旬から、不妊治療第2弾です!まーた切腹&蜂の巣な2週間が待ってるので、それまでに友達と飲みにいく計画を立てなければ。
飲むぞ〜!!!!