素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

故郷と書いて夢幻と読む

職業上のウォームアップとして、最近歌をよく歌っている(どんな職業か気になりますねぇ… まだ秘密です😂)。私の声の高さからか、日本の童謡が一番歌いやすいし、歌詞が美しいので気に入っている。昔、由紀さおりと安田祥子の歌を散々聞いて育ったこともあるかもしれない。

 

意外と身に沁みるのがこちら。

 

出典:https://www.uta-net.com/song/13892/ 

コロナでもう3年も帰国できてない。きっと実物はビデオ電話で見るよりも年老いているであろう父や母のことを思い、学生の頃からの友人に会って楽しく過した時間は夢のようで、今も心を巡る。小鮒を釣ったことはないが、忘れがたき故郷。とはいえ、「志を果たして、いつの日にか帰らん」というのは、夫は日本に住む気はないので無理そうである。言わずと知れた、「故郷」ですね。

 

あぁ、帰りたい。

今日みたいに、ウンコにカビでも生えたレベルと形容したいくらいの、クソな医療保険絡みの7回目の電話バトルで悔し涙した時などは、夫にも「この国じゃ、なんで薬を買う程度のことに1ヶ月もかかるわけ?!」と文句を言ってしまい、「日本だったら!!」と思ってしまう。夫は本当に忍耐強いと思う。(ちなみに、今日は久しぶりに怒りが最高潮に達したので、本ブログでも言葉遣いは少々荒めでございます)

 

夏休みは毎年、京都・大阪方面でした。今でも日本で一番好きな場所。

 

💩💩💩はどこにでもある

でも、考えてみると、その愛すべき日本だって、クソなところはたくさんあるのだ。安全保障に関する巷の咆哮を聞けば先行き不安しかない。入管の外国人に対する扱いはどうだ。いや、普通のサービスだって鬼丁寧な言葉だけれど、マニュアル以上のことは一切やってくれないじゃないか。

 

アメリカだったら、意外と融通が効く場合もあるし、なんせどんな格好して(もちろん化粧せずに)スーパーに行こうと誰も文句も言わなければ白い目でも見られない。なんならもっと変な格好の人がいたりする。😂 議論ができるというだけで女性が敬遠されることもないし、一挙手一投足について人目を気にして生きていく必要もない。私の人生は私のものだと感じられる。

 

今となっては、日本も大好きだけど、(ある程度長く)住めば都というのか、アメリカも悪くはない。日本も大人になって社会を見渡してみれば、まぁ色々な社会問題が満載ではないか。

 

あれ???

 

何度か引っ越したので、どこが故郷なのかもよくわからないけれど… 一番古い記憶の1つ。

 

故郷とは夢幻のこと

結局のところ・・・

 

「故郷」というのは、子供の頃に見た世界であり、結局は(もう)存在しないもの、幻なのじゃないだろうか。

 

大人になって人生を自分の力で戦い始めると、どんな土地でも色々と嫌なことはある。でも子供の頃にだって、どの国に住んでいようと社会問題はあったに違いないんだけど、自分を食わせるという意味で生きていくために必死になる必要がなかったから、そういう部分は見えなかったし、知らなかった。だからなんだか色々良かった記憶だけが心に残る。

 

おまけに、すべては変わっていく。ピッチとかポケベルだった世界は既にiPhoneで写真まで撮れる世界に変わり、バブル最盛期だった日本の経済的・国際的競争力は下がり、世界一だった日本の家電製品も半導体業界ももう見る影もない。まさかの国際秩序は20世紀初頭に後戻りした。どうやら、世の中が変わっていくことは避けられないし、止められないみたいだ。何世紀も前の日本人だって、「諸行無常」と言っていたではないか。

 

そういう意味では、日本に住んでいたって、子供の頃の日本はもうない。つまり、私は海外に住んでいるから「故郷」を恋しく思うわけではないのだ。日本に住んでいたって、子供の頃に見た世界、自分の中において「古き良き」世界は、いつだって、もうないのだ。諸行無常だから。

 

だから海外組は浦島太郎になりがちだけど、日本にずっと住んでいても、変化に気づきにくいというだけで、やっぱり「同じ場所」には誰も戻れないのではないだろうか。結局は、「故郷」を思う時、誰もが浦島太郎であると。

 

「故郷」というのは、幻であり、蜃気楼であり、思い出であるから、美しいものなのかな、と。

 

母が送ってきてくれたプレゼント。母ー!!!😭😭😭😭😭😭😭 (やっぱ日本製品最高!)

 

故郷が夢幻であるならば

こうやって考えてみると、世界では、毎日毎日、過ぎればその瞬間にすべては過去になり、同時に新しい変化が生まれている。だったら、懐かしむのは良いが、慣れ親しんだ古き良き世界を思って嘆くよりも、変化の波乗りに上手になることに集中した方が良い気がする。どうせそれは幻なのだ。どこに住んでいようと。

 

そしてだからこそ、今日という日を、今日出会った人や今日会った友達との時間を、今あるものを、抱きしめながら、味わいながら生きていきたい。そういう気持ちの余裕を持てるような、仕事環境や生き方ができるようにするのが、ここ10年ほど辿り着こうと頑張っている私の目標でもある。

 

医療保険屋との戦いでフラストレーションマックスで涙が溢れたのか、故郷が幻であることに気づいたことに涙しているのかわからないが、泣いたらスッキリした。

 

あとは前を向いて生きていくのみ!

 

そして今のアメリカの友達たちも大切な仲間。
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