素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

死について

しばらくご無沙汰でございました。いかがお過ごしですか?

 

実は4年ぶりの日本に急に帰国することが決まって弾丸トリップでした。

理由は祖母のお葬式。

これがですね、私は人生で初めてのお葬式で、人生で初めて、近しい人の亡くなった姿を目の前で見て、手で触れて、お見送りした経験だったんです。(夫には「君はlate bloomerだね」って言われましたが、何も咲いてないぜおい。)

 

初めてみる、よく知ってる人の命が終わった姿。

映画やドラマで見るのとは全然違う感覚。ほっそりして生前の顔とも随分違ったし、氷のように冷たくなってたおばあちゃん。デヴィ夫人みたいでびっくりするくらい美しかったです。みんなでお花を埋もれるくらいたくさん入れて、お姫様みたいになってた。ここ10年以上、ほとんど会えてないのに、なぜか号泣でした。

 

それから1時間程度後に、今度は白骨になったおばあちゃんを見る。

初めて本物の人間の骨を見ました。おばあちゃんの大腿骨には鉄が埋め込まれてて、お骨拾いをする前に「この方随分頑張ってはりましたね、持ってみてください、ものすごい重い鉄を体に入れてはったんですね」と係の人が説明してくれる。

 

そうなんや。誰も知らんかった(かみんなそのことを忘れてた)。

 

そして嗅いだことのない匂い、人間を燃やした匂いがする。

 

96歳で老衰だし、ずっと施設に入っていたので、おばあちゃんの死は誰も驚くものではなかったのだけれど、やっぱり初めて具体的な形になって「死」というものを目の前にして、私は随分動揺したみたいです。おばあちゃんが、身をもって「死とは何か」を教えてくれた気がする。ショックだったとは思わないけど、私の中で何かが静かに変わった気がする。

 

関空に向かう空の旅。日本の海岸線を見ながら、この国には国境線というものがなく、島がたくさん並んでるだけなんだなぁ… と実感しました。

 

これ以外にも、人の死について考えさせる出来事が重なってしまいまして。

 

そんなわけで、どうも塞ぎ込んでしまい、心はモヤモヤしているのに、いざそれを言葉にしようとすると、これについてだけは何も出てこないというか、人に言うことはないというか。いつも何時間も喋ってる夫にも、伝えようという気持ちにならないというか。Facebookでもブログにも何も書きたいことがない。

 

なのに仕事のデッドライン目白押しで、全部必死で片付けたところに、夫が「そういえば今晩友達来るぜ」と言い出し、加えてPMS真っ盛りだったので、ドカーンと大爆発しました。人に会える気分じゃない!静かにしてほしい。

 

うまく伝えられないし、キレッキレで泣きまくりの私のグチャグチャの説明から、なんとか情報を拾って理解して、既にon my wayの友達と外で遊ぶことにしてくれた夫に感謝です。

 

その後、女友達にわーーって半泣きで言ってから(「なんでわかんねーんだ、男はバカか!!」って愚痴ってから😂)、やっと夫にも日本でのことを丁寧に説明して、お互い理解できた状態になりました。

 

「遊ぶにゃ!PC見るのは即刻止めるにゃ!」と要求しながら、途中で眠さに耐えられず座ったまま寝始める猫氏です。

 

多分、私ちょっとした鬱になってたのかも?

 

突然の死や悲惨な事故死とかではなくても、やっぱり「死」というものに直面する、というのはそれなりに、大人になっていても、頭ではわかっていても、すごくインパクトのあることなんだと思います。わかってたつもりだけど、輪郭がぼやけていた「死」が、カチッと明確になった気がする。

 

おばあちゃんのお見送りをする、という決断をして良かったです。

迷っている時に、電話で「お葬式に出るってどんなことか」を教えてくれた友達、速攻で「仕事のことは全部忘れて日本にいたいだけいて良いよ」と送り出してくれた仕事仲間にも感謝。

 

そんなここ最近でした。

おばあちゃん、ありがとう。

(そして、このブログを書けるようになった自分、ちょっと鬱から抜け出られそうかな?)

 

今日も皆さん、命を最大限輝かせて、その光を燃やして、人生を味わっていきましょう。

 

日本で売ってた超可愛い「からすのパンやさん」グッズ。お皿ほしかった。
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