「アメリカで再生治療(PRP)やってみた」は、2023年の暮れにやった時にブログを書いたのですが(↓)、その後すっかり放置しておりました😅。やるやる詐欺ですね、あはは。
だって、
すっかり治っちゃったから、忘れてたんだもん!!!
というのがその理由です。
肩の筋の裂傷で、布団の上に手を置くか、中に手を入れるかで痛みが違うくらい痛かったし、早朝に目が覚めて日常生活もままならなかったわけですが、それがですね、すーーーっかり治っちゃいまして、今ではテニスもやってますし、何の支障もない生活になりました。
PRPの場合、だいたい半年が効果が見込める最大期間と聞いていましたが、確かにそんな感じでした。途中、3ヶ月後くらいの時にはまだちいーーーっと肩に痛みが残っていたので、1回では治りきらないのかな、例のお医者さん、打ち忘れた箇所があったのかな、なんて勝手にヤブ医者論を立ててましたが(スミマセン)、ほぼ11ヶ月後現在、というかもうしばらく前から完璧に痛みは雲散霧消しておりました。正確には、8月にはテニスやってたと思うので、8ヶ月後にはすでに完治していたということになります。
一応、お医者さんに言われたストレッチや軽いエクササイズはかなり適当に思い出したらやってた感じです。
再生治療はおススメしたい
実は、当家は再生治療にお世話になりまくりでして、夫が治療のため、ほぼ全身に対してやっています。首、肩、背中、腰、膝など、ですね。私がPRPを肩にやることにしたのは、1つは夫が既にやっていてその効果・効力を知っていたから、そして2つ目は夫がどんな経験をしているのか、私も知りたかったからです。
日本よりもアメリカの方が再生治療は進んでいますが、それでもまだアメリカでもあまり知られてはおらず、当然保険も効かず、実は私たちもコロナが始まったくらいの頃には知っていたものの、半信半疑で「そんなよくわからん上に高い治療は無理」という感じでスルーしていました。結局、すべての従来の治療方法を試してうまくいかなかった結果(過去10年で40−50人くらいの専門医に診てもらいましたかね・・・)、もうこれしか方法が思いつかない、という状況に至ったため、再生治療に踏み切りました。ここ1年強、再生治療ばっかりやっております😂。
実際のところ、アメリカでもまさにまだまだ新しい治療方法のようで、私たちのアメリカにおける再生医療の考察としてはざっくりと以下です。
- 再生治療の手法やそのための機械も色々ある
- 再生治療を行う医師たちの技量もまちまちで差がある
- 特定の部位、例えば首のC1・C2(首の上の方)に再生治療ができる医師は全米でもかなり数が少ない
- とりあえず色んなグレード(レベル)の再生治療がある
- 再生治療の価格付もバラバラである(値段の付け方も医療機関によって異なる)
実は夫は看護学校に3年通った経験があり、義母も看護師、従兄弟も医者、友達も救急外科医、などで、かなり医療方面には強い人で、自分でも最新の医学研究論文や特許文書を読んで勉強しています(再生治療のお医者さんに私が付き添っても、夫がお医者さんと話している時は、医者同士が研究結果の分析を論じ合っているような感じで、私にはさーっぱり何を言ってるのかわかりませんでした😅)。
そんなわけで、夫氏と私は何度も家族会議を開いて十分に調べて吟味し、具体的に異なるレベルの再生治療の費用対効果なども理解した上で、毎回やりました(ザックリとした再生治療とはどういう治療か、の説明は前回記事をどうぞ)。実際、サクッとやるには高すぎる治療でもあります。やったのは、最初はプロロセラピー、次にグレードをあげてPRP、さらにグレードをあげてPRGFです。結局幹細胞までは今のところ手をつけていません。これらの違いはご自分で勉強なさるか、お医者さんに毎回質問しながらやることをお勧めします。私が「グレードをあげて」と言ったのは、ザックリ(あくまで素人の感覚で)、より強力な再生治療になる、という意味です。PRPの3回分がPRGFの1回分の効果、とかいう感じで、その分金額も上がりますが、PRPが3回必要かどうかはやってみなければわかりません。逆に幹細胞は高いし、そこまでの治癒力のものが最初から必要かどうか、という点はお医者さんと相談すべき点ですね。
加えて、夫は全身を合計5名、4つの医療機関のお医者さんに再生治療を施してもらっていますが、それぞれ先生の性格的な違い(慎重な先生、せっかちな先生、教科書通りにしかやらない先生、リスクをとって直観を信じて教科書にはないことをやる先生、など)や経験数の違いによるのか、技量や考え方(再生治療の方針)は少しずつ違っており、また再生治療に使う機材も異なっており(最後の首のは特許を取得している機材だそうです)、そういうことも結果には影響すると思います。でも首はやっぱり、1つ間違えば医療事故にもなりかねないので慎重な先生の方が良いし、他の部位では(経験数も少なく)慎重すぎて注射を打つのがゆっくりすぎて余計痛かった先生もいたようで、首以外はせっかちだけど優秀な先生の方がサクサクやってくれて痛みも少なかったのだとか(夫談)。
だから、1回ひとりの先生に診てもらっただけでは、再生治療の効力は簡単に評価できないとも思いました。
でも、結論として、私の肩は完治しましたし、「難病」と診断された夫も現在かなりのところまで治療して体を治すことができつつあります。正直言って、夫については奇跡的ですらあります。新しい治療方法だけに、色んな要素によってその効果にも違いが出ると思いますし、私たちも実際相当勉強して具体的に何にどういう効果があってどういうリスクがあるのかを理解した上でやりましたが、それでも、再生治療による効果が見込める人には検討の余地はあると思います。
最後に、私は医者ではないので、より医学的に理解した夫の話をもとにザックリとした表現と理解でこのブログを書いている点はご理解くださいね。少しでも多くの人が、治療方法を見つけて治すことができますように。