どんな国にも、マジでどうなっちゃってんのか意味不明な部分と、ずっと住みたいと思うような素晴らしい部分がある。今まで、日本、アメリカ、その他の国に住んでみて、本当にそう思う。この地球上にユートピアはない。そういうものなんだろう。
このアメリカも同じ(ちなみに日本もである)。
良いところはいっぱいある。もちろん、何が良いと思うかは、人によるだろうけど。しかしだ、アメリカが世界で一番最悪な部分はアメリカ人以外はある程度合意できると思う・・・なんだこの医療保険の仕組みは。冗談もほどほどにしてくれ。
こんなのあるある
夫氏は、1ヶ月前くらいにMRIをやった。そもそもMRIの予約を取るだけでも1−2週間かかったと思うが、結果が技師によってアップロードされるまでに2週間程度。(ちなみに、アメリカでは医者ではなく、技師がMRIの結果を分析して文章にし、ポータルにアップロードする。それは自分でもダウンロードできるし、MRIの画像そのものはCDにしてその日にもらえるのが普通である。これ自体は悪くない仕組みだ。)
で、今度は神経外科にそれを見てもらおうということで、まずは主治医に出向いて神経外科を推薦してもらい、推薦された専門医に電話して予約をとる。もちろん予約は数週間先。✨まさか自分で良いと思ったところを探してプラッと行けるわけがない。そんな自由はこの国にはないのだ。
で、で、今日やっと神経外科に行ったら、外科医ではなくそのサブみたいなPA(Physician's Assistant、外科助手か?)のが出てきて、彼の症状を聞いて終わり。え?は?外科医にMRIの結果を診断してもらって次どうするのか、手術なのかなんなのか決められると思ってたのに?
挙げ句の果てにだ。なんと、今日行った病院は「あなたの医療保険ではカバーされない」ので、「その外科医がいる、別の病院に次回は行け」とのことで、まーーーーーた改めて、別の病院に予約を入れることになった。しかも予約の電話は入れたものの、留守電を残すだけになったようで、どうせ多分予約が取れるのも数週間後だろう・・・・ていうか、この医者自身に対しては医療保険が効いても、その医者が複数の病院に勤務していて、自分の医療保険が効く病院と効かない病院があるっていう複雑さよ。
こういうわけで、難病と言ってもいい状況なのでMRIを取ろうと思ってから、実際に「だから何なのか(診断は?次にやるべきことは?外科手術なのかどうなのか?)」についてわかるのは・・・2ヶ月後とか!???

資本主義万歳
何なんですかね、このシステム。
アメリカでは「自由と民主主義」は、そうだな、日本で言う「美味しいご飯とお風呂」「ありがとうとごめんなさい」くらいに大事な概念で、この国に浸透している重要な価値観なのだけれども、あなた、まずは医療保険システムにおける自由を獲得することを最大の政策に掲げた方が良いんじゃないのかい?
そもそも、さっさと専門医に診てもらいたくても、「わざわざ主治医→レコメンもらう→レコメンもらった専門医にしか診てもらえない」というシチ面倒で回りくどいステップは、月額料が高い医療保険に入っていれば避けられたりもする。つまり、(とはいえ)指定ネットワーク内の医者なら自分で選んでいける。💰💰💰
もはや徹底した資本主義がキラリと、いや燦然と輝いている。カネさえあれば、命や健康に関することも、より良い条件で処理できるというわけ。そしてお金さえ出せば、FDAの承認がまだ降りていなくても(=医療保険は効かないが)、より効力のある最先端の治療を受けることだってできる。
自由とは
もちろん、国が指定した国民皆保険ではなく、自分の好みの医療保険を選べる自由はある(実際、ありすぎて、全員持ってる保険が違うので、医者すら、診療や治療がいくらになるのかわからないので「まず保険屋に聞いて」という流れが普通なのだ)。だが、それは安かろう悪かろうで、お金がなければ良い保険は選べないのだから、本当の自由があるとは言えないと思うけどなぁ。お金がないのが悪いってことになるけど・・・
なんだかなぁ・・・
アメリカは大好きだけど、医療保険システムだけは、この世の地獄の1つだとすら思える。他はともかく、誰かの命に関することについても資本主義を持ち込むのはどうなのかねぇ… と言うよりも、どうして自由を求めるアメリカ人が🗽、この命に関わる不自由さをよしとしているのかは、アメリカに20年強住んでいても、いまだに解けない七不思議である。
日本も色々あるけど、医療保険制度は良い仕組みですよね。
今日はちょっと愚痴気味ですが、アメリカに住むことの一側面でした。
はーーーオチなし!
<医療保険地獄関係のブログ記事は他にもいくらでもありますぜ…>
