は〜私の人生は、墓場まで持っていくものも含めて、完全にドラマの連続。うちの両親は私の冒険談を毎回聞くたびに面白がっている。まぁ、私もドキドキの連続で飽きないのでこの人生はなかなか楽しくもあるのだが。
でも昨日はシャレにならなかった。
今も落ち着かないので、書けば落ち着くかもと思って書いてみる。

銃声
昨日は、仲の良い友達と隣町のダウンタウン(メリーランド州、DCのメトロ圏内)でご飯を食べて、夜9時半くらいにお開きになった。彼女の車で私の車の駐車場の入り口まで送ってもらい、そこで別れて、駐車場の建物に入り、うろ覚えの義理両親の車を探しながらテクテクと歩いて「お、あれかな」と思った瞬間。
パンパンパンパンパン!!!!
と破裂音がしまして。
それも私から20メートルくらいの感じの近いところで。
私の目の前には4ー5人の中学3年くらいの男の子たちがわらわら歩いてましたが、彼らも「ヤッベェ!!!(Oooh, shit!!!!!)」と叫んで、車に乗り込んだり、車の影に隠れたりした(ように見えた)。
夏休みで暇な中学生が駐車場で花火やってるんじゃないよまったく…と、ここが日本なら思うのだけれども、ここは銃の乱射天国のアメリカ。でも私、メリカ在住20年超えなのに、射撃場以外で銃声を聞いたことがない。
音の軽さから、この破裂音が花火である可能性は65%…35%は銃がすぐそこで発砲された可能性があるかもしれない…というのが瞬時の感覚。35%は大きくないけど、正解だったら致死率が確実に一気に上がる率でもある。

周りは人がいるようないないような、車が1ー2台ゆっくりと移動しているような感じ。今も、黒い車に窓ガラスも全部黒塗りの車がゆっくりと私の横を通り抜けていく。
無駄に動かない方が良いかと思い、ポーカーフェイスで柱の影に(生まれて初めて本気で)身を潜めつつ、なぜか夫氏に電話し始めたところ、なんと、さっきの黒塗りの車が戻ってきて、私のすぐ横に斜めに乗り付けたじゃないか。えええ。
しかもドアが開いた!!
中から人が… なんだ、さっきのお子様に絡まれるのか!?ここでうまく切り抜けなければ、なんか私が目撃者として始末されたりするのが最悪の展開か!?
と思ったら、中からかなり人相悪そうな、顔に傷が入ってる感じの兄貴がシートに座ったままで、
「何をやってるんだ、さっきのは銃声だぞ。あっちでグループで抗争が始まってるんだ。さっさとこの場から立ち去るんだ!(Get the fuck outta here!)」
と。「抗争が始まってる」部分のみ、私のうろ覚えで、なんかそんな感じのことを聞いたように思います。それを聞きながら電話口で夫も「何やってるんだ、さっさと出ろ!」と。
いやいや。さっさと出ようにも、多分あれだと思われる義理両親の車までは25メートルはあるし、発砲音が聞こえてきた側から丸見えになるところを通り抜けなければならない。間違って撃たれるかもしれないじゃないか!!
それに駐車場には人の気配はあった気がするけど、みんな状況を理解して息を潜めて逃げようとしているのか、それとも既に関係者たちで私が抗争の真っ只中にポロッと入っちゃったのか。急にその判断が鈍る。よくわからない。でも発砲音がした方からはもう特に音はしない・・・
そこで思い切って若干早足で車に辿り着いて乗り込みました。
で、なんとか出口を目指すも、逆側に行ってしまい、途中ヘッドライトが付いている車の前などをドキドキしながら通り過ぎると、今度は出口側にバンが止まってる。
敵か?味方か!?
するとバンの窓がスーッと開き😱、手だけが出てきてゆっくりと「先に行け」との合図。
え… どうしよう、通り過ぎる時に車の窓ガラス越しに頭を撃たれたら、やっぱり死ぬのかな。そんなことを考えつつ、ソロソロと無事通過。
そのあとも、「オッケー、オッケー、いいよいいよ!はい、これ出口!いいよー!」と自分で自分を鼓舞しながら駐車場を出ました。
ふう・・・・
結局何だったのか
破裂音は5発程度。乱射ってほどでもなかったし、銃による死者が出るような事件はまぁなんだかんだよくあるのがアメリカ。結局、翌日ニュースを見ても、最新の銃によるこの町での死者は新春の頃で、昨晩ではない模様。夫はもし本当に銃声を近距離で聞いたなら、耳鳴りがしているはずなので、多分子供が花火で遊んでたが正解だと思うと言っていました。(もっと心配してほしいんだが。)
あとから考えたら、駐車場の中では音が響きやすいので、破裂音もどの程度の近さだったかは分かりません。でも音の大きさから近かったことは確か。まぁ、本当に銃の抗争だったら、あの距離では流れ弾に当たるか巻き込まれて死んでた可能性は、かなり高いと思います。コワモテのおじさん(彼自身も抗争してそうな人相でしたが)の勘違いだったのか、な…?
1秒ごとに命を感じた
その場でも100%本気で銃声だとは思っていなかったフシがありますが、あれが何の音だったかに関係なく、私としては、1シーン1シーンが映画のような状況に陥り、「撃たれたら死ぬ」という思いがよぎり、1秒1秒まだ生きてる、という感じで切り抜けてきたので、今日はもう全身が重くてぐったりです。
友達が、「ごめんね、今度から車に乗るまでちゃんと送り届けるね!」と言ってくれたのですが、私もお姫様じゃあるまいしわざわざそこまでしてもらうなんて申し訳ないと思っていました。が、今後は、車の前までちゃんと送り届けてもらう方が良いかもしれないな、このご時世・・・と思ったのでした。私も逆にそうしてあげるべきなのかも。ここは、アメリカだからね。
こんな思いはしない方が良いですが、そういうこともある国にいるのだということを忘れず、気を引き締めていこうと思います。
追記:ずっと注視してましたが、この日この場所での銃の発砲事件のニュースは見つかりませんでした。でもこの2日後に、この駐車場から1ブロック先、しかも夕方六時過ぎに銃で誰か撃たれたというニュースがありました・・・最近やっぱり物騒になってるのかも。
追記2:隣のお姉さんは、銃声をよく聞くような環境で育ったらしいのですが、彼女曰く、「銃声がしただけだったら、そのすべてが警察に届けられてニュースになるわけではない」とのこと。その情報がどれだけ正しいのか、この地域に当てはまるのかは分かりませんが、数%はあれが銃だった可能性はあると言えるのかも?