素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

不妊治療:薬を買いたいだけなのに(3)

とにかく、IVFでナースが注文したという薬が2ヶ月も買えない。何がどうなった話だったのか、泣く子も禿げるそのストーリーの詳細に興味がある奇特な方はこちらからどうぞ・・・

 

  1. 第一ラウンド。ナースが薬を注文。しかし私の医療保険屋が許可している薬局以外に注文したため、医療保険がおりず、薬屋から薬だけで4000ドル強と言われる。いやいや最初の2回は自費分は1回総額500ドルくらいだったし、そんなはずないだろう。保険屋に確認後、「私の保険の場合は、CVSケアマークという薬局でなければ保険が降りない」ことを発見。ナースに連絡し直して、CVSケアマークに注文するよう依頼。
  2. 第2ラウンド。薬局から「準備できたから、電話せよ」との連絡が。してみると、「7種類の薬のうち、6種類は医者からの事前承認(Prior-authorization:PA)が必要」と言われる。いやそれはそっちでどうにかしてくれ。全然準備できてないじゃん… それにPAが必要なら私ではなく医者に連絡するのが流れじゃないの?ほぼ全部じゃん…。仕方ないので、医者にPAを送るように、私から連絡。
  3. #2が数回繰り返される。「もう、そっちでやってくれ」とお願いすると、今回はやってくれたが「ナースが電話口に出ないのでメッセージ残しておいた。」うーん。不安だ。で、やっぱりナースはその後対応せず。何ラウンドめかで、薬局側から、「医者側は、電話で口頭でPAをした方が絶対良い。ファックスなんかでやっていたらすごい時間がかかるし、ロストすることだってある(→自分とこのサービスはロストするって言える神経がスゴい)」というので、その旨を電話番号と共にナースに伝える。
  4. またも#2が繰り返される。ついに7ラウンド目。この辺で面倒になってきたのか、ナースのレスポンスも遅くなってくる。あまりに拉致が開かないので、もはや今回は夫投入。その電話でまたも同じフレーズを聞いたので、私ぶちキレ。史上初、窓口に対して泣き叫びましたがな。薬局側曰く、「とにかく保険屋が事前承認の依頼が来てないと言ってるのだから、保険屋に電話しろ」とのこと。私の剣幕に向こうも声が震えてた。まぁ、そうだろう😅。ゴメンね。
  5. 8ラウンド目。ナースからはケース番号と有効期限情報と共に、(今度こそ)対応したとの連絡。今度はまず保険屋に電話。保険屋が薬局に繋ぎ、薬局の中の担当部署(IVFは特別な部門が対応している)と4者会談。結局、「ナースが出してきたPAは有効期限が既に切れている。」とのことで、薬屋から指示をもらい、それを夫に下書きしてもらってメールでナースに連絡。ナースしっかりしろ。
  6. 9ラウンド目。ナース曰く、「電話での口頭承認ではダメらしいので、ファックスでやるためのフォームが必要。」との連絡。はぁ?もう何人もの薬局担当から、口頭でやれと言われてるんですが。メール読んでる?夫と保険屋に電話し、保険屋が薬局とその担当部署を引っ張り出してまたも4者会談。その結果、「私の医療保険の私の使っている保険のポリシーでは、口頭承認ではダメで、文書によるPAが必要」ということを発見した。えええええ… 薬局さん?今までもう3−4人がFaxじゃなくて電話しろって言ってたじゃん…。あれは一般論だったってこと?
  7. 10ラウンド目。「じゃ、ファックスしたら連絡してね」と返事するもナースから返事なし。詳細は省きますが、薬屋にフォームをファックスしてもらい、メールでフォローアップし、薬屋からもフォローアップした結果、ギリギリで全て解決しました。

 

と、ミスコミュニケーションの上に、それぞれのちょっとしたミスが絡みまくった結果なのでした。

  • 薬屋は、私の保険ポリシーの場合は使えない手段(口頭でのPA)を私に教えていた。
  • 口頭でのPAが良いと信じているためか、薬屋はナースにファックスで必要な書面(フォーム)をナースに送っていなかった。
  • ナースは、薬屋が残した留守電に対応してなかった(多分)。放置した結果、毎回ケースがクローズされ、またやり直しという事態が発生していた。
  • ナースは必要な書面が足りていないことを、私もしくは薬屋に連絡していなかった。ので、そこで話が止まったままになっていた。

 

そしてやっと届いた薬たち。また注射漬けの日々が始まります。

 

…処理能力低い… 頭悪い…と言いたいけど、(自分より超若い)夫には、真顔で言われました。

 

この中で、結局薬が欲しいのは自分だ。「お金払ってるんだから、仕事なんだから、ちゃんとやるべき」と言ったって、薬屋にも医者にも需要があり、私のケースが処理されなくても、痛くも痒くもないし、忙しいのだ。そんな中で、自分のやってほしいことを人にやってもらおうと思ったら、相手が処理能力が低かろうがやる気がなかろうが、「どうやったら相手が動いてくれるのか」を考えて動け。

 

ひぃ… そうなんだけど…。なんか悔しい。悔しいけど、そうかもしれない。べき論は好きじゃないし、「べき」という言葉を使わないようにしているけれど、心の中で「仕事なんだから、キチンとやるべき」という気持ちは根強くあったのかもしれない。

 

ま、こんな感じで、毎日、アメリカ生活、精進しております。そういうわけで、IVF第3ラウンド、無事始められそうです(→既にだいぶお疲れですが😂)。

 

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