素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

不妊治療:薬を買いたいだけなのに(2)

こちら、前回(↓)からの続き。

IVFも3回目、いつも通り医薬品を買おうとした私は、医療保険・医療業界の沼にハマり、2ヶ月間も買えないでいた。

 

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結論:何が問題だったのか(知っておくべきこと)

 

今回の顛末から学んだアメリカの医療・医薬品業界の片鱗はこういうこと。

 

  1. 特別医薬品の注文には、①注文と、②事前承認、の2つの流れが必要。①注文は、医者→薬局→保険屋→薬局→私、②事前承認は(薬局→私→)医者→保険屋→薬局という流れ。どうやらナースは①は得意のようだが、②になるとコケる。この「事前承認」というのは、医者が保険屋に対して「なぜこのケースは医療保険が降りるべきなのか」を説明したものらしい。(いや、IVFがOKになった時点で、IVF関連の薬は全部承認するということにしたらいいんじゃないの?しかもGonal-Fとか、超基本のキみたいな医薬品だぜ?)
  2. 医療保険の種類によって、上記の流れも、プロセス(口頭か書面か含め)まで細かく規定され、それに沿っていないと進めないオマケ参照!。そしてそれを病院側はあまり把握していない。
  3. 不妊治療クリニックのナースは忙しい。メールへの返信もたまに忘れるくらいで、電話しても留守電になることが多い。不妊治療は時間との戦いなので、そっちの方が優先され、医療保険関連の事務処理なんて、基本後回しの模様。面倒だし、個々人のポリシーごとに違うし。そして多分、ナースはこういう事務処理は本業ではないと思っているみたいだ(まぁそうなんだが、それはアメリカの制度的問題である)
  4. IVFクリニックあるあるなのか、コミュニケーションミスが起こりやすい仕組みになっている(SGFも同じ仕組みだった)。ナースはポータルからしかメールできず(しかも改行できないベタ打ち式で読みにくい)、担当は決まっているとはいえ、個人宛にメールできない。電話しても留守電に回ることが多い。これでは、話が複雑になった時に、「話した方が早い」という手段に切り替えにくく、メールのやりとりもボタンの掛け違えが増えるばかり。CCRMの方がSGFよりは多少担当者の担当意識・守備範囲の意識が感じられるけれど、まぁただでさえ激務なので、限界があるんだろう。
  5. 薬局にせよ、医療保険にせよ、「聞かれたことに答える」と「言われたことをやる」以上のことはやってくれない。つまり、誰も問題を解決しようとはしてくれないし、どこに穴があるのかまで突き詰めることはしてくれない。だから、質問の仕方を変えれば別の答えが返ってくる。自分でプロセスを理解し、知恵を絞って、誰にどういう質問をすればどういう回答を得られるのか考え、どこにミスコミュニケーションが発生しているのかを突き止め、その解決に向けた指示出しを考える、という作業が必要。

 

・・・いや知らんし。

事前承認が〜の話も、ポリシーごとに違うらしいという点も含め、そもそもそれが何でどういう流れなのかをなぜ私が承知し、正しく伝書鳩せねばならない?アメリカ人よ… なんでこんな仕組みにした。誰が得するんだ、この仕組み。絶対、利用者側ではないことだけは明白じゃないか!!!

マゾなのか?そうだな?マゾなんだな!!!!????

 

https://media.giphy.com/media/vLhYqCSE2YVXi/giphy.gif

「っていうか、何で?っていうか、やめようよ?」

 

でも知ってる。

 

多分、サンドイッチ1つ頼むにも「玉ねぎ入れないで」とか、個人の要求が通り、自由が求められ、許される国では、「それぞれにあった医療保険」が何万種類もある結果、最終的にそれを選んだ個人が自分で自分の保険のポリシーの詳細までを理解している責任が生じてしまってるのだと思う。それって・・・

 

・・・・面倒くさいだけじゃね?????

 

ほんと… アメリカにいるとハゲと白髪が加速する気がする。夫がいて本当に良かったデス… 在米20年でも、英語ができても関係ない。ワタシハゲマス。デキマセン。ムリ!!!

 

せめて、この体験が誰かの参考になれば、本望でございます。。。。

書いてるだけで長くなったので、コトの詳細は次の章↓で。

 

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