素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

探しものは何ですか

自粛ライフ4週目。

 

このソーシャルディスタンシング、というのは、女子の方がきっちり守っている気がする。

 

隣に住んでる夫の友達のR君は、なんだかんだ、勝手にうちにふらっと立ち寄っていく。高校以来の友達で、さびしんぼ君の彼。ドレッド頭で目の下に古傷があり、それが涙の跡に見えるからかもしれない。 

 

普段はトラックの運転手で、全米を巨大なトラックで走り抜けている。彼の運転するのは、日本の家2軒合わせたよりも長そうなトラックで、ルートもこの巨大ないくつもの州をまたぐもの。

 

彼のルームメイトも運転手だが、元々は学校の先生をしていた。アメリカの公立の学校の先生はとても給料が安いらしく、トラックの運転手の方がよっぽど儲かるんだとか。それもどうかと思うが、現実なのである。

 

で、彼女のいないR君、最近、空いた時間を使って、インスタカートで副業を始めたらしい。インスタカート(https://www.instacart.com/)というのは、携帯にダウンロードするアプリで、お近くのスーパーから携帯で買い物し、それを家まで届けてもらうというもの。

 

配達料が場合によっては1回で10ドルなどそれなりに高いので、うちでは病気の時とか、緊急時に使うことにしているのだけど、コロナ中、スーパーなんか寄りつきたくない人などからの需要が増えている。これで副業するということは、お客さんから「お買い物リスト」を受け取り、それを買ってきて配達する、というのが仕事になる。

 

で、R君、インスタカートやってみたら、楽しかったそうだ。何がって、

 

「普段自分が買ったことのないものや知らないものがリストにあり、それを可能な限り早く見つけなければならない」というミッションが、

 

オリエンテーションゲームみたいで楽しい!!!

 

らしい。

 

・・・彼はポジティブシンカーであることは間違いない!

 

実際、「何これ、どこにあんの!?」と時計をにらみながら、必死で探して、ダッシュでお会計して、車に飛び乗ってあなたの玄関にお届け!というのをゲーム感覚でできれば、「家で何もすることなくてつまんねぇ」とゴロゴロしているよりもよっぽど良い。

 

R君に言わせると、自分が買うものは普段から決まっているので、勝手知ったるスーパーだったが、他人の買い物となると、知らない商品・食材リクエストが来るので、それを探す間にスーパーが違って見えるらしい。

 

そして2回のミッションで、139ドル稼いだんだとか。悪くない。

 

だが… うちの夫みたいなタイプには無理である。

 

先日も「カカオ70ー100%含有の板チョコレート」を買ってくるようにお願いしたのだが、彼がちゃんとあったよ!と持ってきたのは、「カカオ100%のココア」でした・・・ハーシーの・・・。

 

半分しかあってない😤。

 

それじゃ、お客さんからクレームくるやん!!!

 

彼もインスタカートは「家事みたいで面白くないから無理😑」と言ってました。

 

…ええ、ええ、これは家事ですよ。

家事「みたい」じゃなく、「家事」なんですわ。

面白くないだと?いやいや、面白いからやってる人、なかなかいないと思うぜ、兄貴笑!!!

 

が、気になったのか、一応R君の次のインスタカートミッションにわざわざくっついていき、一緒に食材探しを手伝っていたのは可愛かった。

 

お金のもらえる家事、って考えたら悪くないよね。

そして、インスタカートでいくらもらえるかを計算し、お掃除屋さんでいくらもらえるかを計算し、…とやっていったら、「主婦がやらねばならない作業」はおいくら万円になるのか、はじき出せるんじゃなかろうか。

 

主婦業が無料サービスなわけがないじゃないか、と思っている私としては、これはぜひ調べてみたい・・・。あ、つい職業病が。Σ(゚∀゚*)

 

それでは、また次回。