素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

その前提、違うかもしれません

Twitterでよく、ものすごいひどい夫の愚痴を見ることがある。釣りなのかもしれないのだが、例えばこんなの。

 

  • 「妻を求めたら断られた。産後何もせずに手伝わなかった恨みがある、と。たかが数年の寝不足くらい、母親ならみんなやってるのに。(中略)コミュニケーション力ないので再婚できるとも思わないので離婚は無理。こんなんならゴミ出しくらいしておけば良かった。どうすれば挽回できますか」(ゴミ出し程度で状況が変わると思ってるってどうよ…)
  • 「嫁の出す冷奴が、生だったw」(え、まさか一度沸騰させて冷ますとか期待してる??)

 

こんなやつ、私だったらもう、根性から叩き直すか、無理なら即三行半だな。何様だと思ってるんだろうか。

 

まぁそう思いつつも、女性の方も「どうしてこんな人と結婚しちゃったんだろう」という気もする。こういう人は、結婚前に既にその兆候はあるんじゃないかしらん。

 

自分の中の常識を過信するな

恋愛・結婚と仕事は往々にして被る教訓がある気がするけど、ここで思い出すのが、コンサル時代に新米ちゃんたちに言ってたこと。人種・性別を問わず、新米の子がだいたいやりがちなのが、思い切り間違った後で「XXはXXだと思ってました」と言い訳するやつ。

 

うん、そうだね、君の中ではそうかもしれないけど、その仮定・前提で大丈夫か、相手に確認した?

 

そう、してない。明確な指示がない部分について何通りかの考え方がある場合、自分の中で「ふつーこうだろー」と思ったまま、自分の中の普通と相手の普通が同じなのかどうか、先に聞いておかなかったから、コミュニケーションしなかったら、やり終わってから「いやいや、そうじゃないし」という展開になる。お互い当たり前と信じ込んでいて、何通りかの考え方があるとすら気づいてないこともある。新人ちゃんで最初から先に細かい点まで確認してきた子は一人か二人だった記憶(一人は後に、優秀な外交官になりました)。

 

だから、新人ちゃんには失敗した後に「自分の仮定を過信しない。細部まで自分のやり方でやって良いのか、必ず事前に相手と意識合わせしよう」と言うことが多かった。

 

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「背もたれにこうやってまたがるのが居心地悪いっていうのは人間の場合でしょ。落ち着くってタイプもいるんです笑。」

 

結婚相手選びも同じ

そういうわけで、というわけではないが、私は付き合う前と結婚前のそれぞれの段階で、夫にも相当色んなことを聞いてその反応を確認したが、これはやって良かったと思ってることの1つ。

 

「もし生まれる子が障害を持っているとわかったら、中絶する方が良いと思う?どうして?」

「もしすごい大金持ちになったら、何にお金を使いたい?」

「もし子供が産まれない場合、養子縁組とかってあり?なし?人種とか気にする?」

「離婚ってありだと思う?どうして?」

「自分のお父さんはどんな父親だったの?ご飯とか作ってくれたの?それってどう思う?」

「結婚したら、お金は誰が管理するのがいいと思う?」

「もし娘が18歳になって、ストリッパーになるのが夢って言い出したら、どうする?」

「私の母は専業主婦だったので、働く母親というのがイメージできない。私は不器用だから、フルタイムでガンガンに働いて、同時に子供にも納得いく教育をする環境を整えられるとは思わない。私は働く人として生きるより、子供を育てる人になりたい。それでもいい?」

 

と、結構際どいやつまで会話の中に織り交ぜるか、改まって面と向かって「話があります」という感じで話すかして、彼の考え方を知った上で、結婚相手として選んでいる。もちろん、人間なので、将来的に意見が変わることもある。それはお互い様。だけど、彼がどういう基本的な考えを持っていて、どういう筋道・理由でそういう考えになっているか、という価値観は、かなり石橋を叩くように聞いた。特に最後のポイントは婚約前後で何回か確認したけど、これには勇気が必要だった。結構直球だと思うし、「何言ってんの、俺だけに働けっていうの?」と言われて破談になっても、それは仕方ないと覚悟の上だったけど、結婚してから価値観の違いを発見するよりは、良いと思ったのだ。

 

国際結婚なので、「お互いの常識は往々にして違う」のが普通なので、小さいことでもコミュニケーションをしっかりやることはかなり重要。日々、マジか、これも常識じゃなかったかー😅!と発見の連続だ。不妊治療ですら、何回までやるのが妥当と思うか、意識合わせをしてみたら違っていてビックリしたし。

 

自分が「こうであるはず」と思っても、相手もそう思うかどうかはわからない。大事なことについては、やっぱり意識合わせをしておく方が、後々びっくりすること、ひどい目にあうことも少ないのかなと思う。なんせ、お互い違うバックグラウンドで育った価値観の違う人間だから、ね!

 

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ついに外の世界の広さを知ってしまった猫さん。GPSつけて見守ってますが、もう限界を知らないかのように、毎日家の周りを大冒険中。
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