結婚に関して、若い時に知りたかったこと前回↓の続き。
2)結婚がゴールではない付き合い方もある
私は男と女、惹かれ合う性がおりなす世界をとても芸術的で奥が深くて面白いと思っている。恋の駆け引きも、flirtも1つのアートだとすら思っている(ちなみにこの英単語の日本語訳はクソである。意味を理解してない、恋愛センスも経験もない人が、よくわからずに当てはめただけに決まってる)。
でも、子供の頃から見聞きした「恋愛」というのは、
「好きな人ができて💓、両思いになって💘、恋人同士になって👫、手をつないでキスして✨、数年後に結婚する👰🤵。めでたしめでたし!㊗️」
という鉄板のシンデレラストーリーで、そういうもの、そうあるべきもの、だとずっと思ってた(ディズニーの見過ぎか?)。そしてリベラルな近代では親の世代と違って、この「手をつないでキスして」の後に、「セックスもして❤️🔥」がOKになった、という単純な理解でござったわけですわ。
でもさ、ぶっちゃけて言いますと、これは既にタブーでもなんでもない、世に知れたファクトだと思いますが、女性にも性欲はあるわけで。
素敵な人!と思った時に、
それが性欲や単なる好奇心から魅力的に思えるのか、
人格を見抜いた上で一生の伴侶として選びたいと思っているのか、
というのは若い時は自分でもよくわからないと思う。加えて、「今、結婚したいのか、ただ単に恋愛してみたいのか」という、人生におけるステージといったベクトルもありまして。誰だって初心者から始める恋愛において、こういう幾つかの要素を、最初から整理して考えられる人なんて、そんな年寄りくさい人なんてあまり多くはないと思う。
私の場合は、後から考えれば、ただ単に恋愛の駆け引きが楽しかっただけなのに、「恋人同士になって」の後は「結婚する」のはずだとその方程式に当てはめようとして、「この人とは結婚できない」という「苦渋の決断」を数ヶ月後に下す→泣く→癒す→恋愛市場に戻る、というルーティンを繰り返してた。いやいや、そもそも「結婚相手を選ぶ」という目線で恋を始めてないんだから、そりゃそういう結論に至りますわな。多分、「結婚相手を選ぶ」というつもりだったら、最初から選んでない人たちだったもの。ただ単に、惹かれただけだった。
要は、「結婚相手を探すこと」と、「彼氏を探すこと」の目的の違いが(分かってるつもりで)分かってなかったし、ごっちゃになっていた。その分、「結婚相手を選ぶ」という目線に切り替えてから、4ヶ月目には夫に出会ったのは運が良かったのか、然るべき展開だったのか。
恋人同士になったら結婚がゴール、という単純な方程式だけじゃなく、セックスだけのカジュアルな関係もありだし、それ以上のものでつながっているけれど結婚をゴールとしない、つまりいつかは別れるのが自然な恋人関係があっても良いのだ、ともっと柔軟に考えられていたら、「私の恋愛は、なんで結婚に至らないんだろう。」なんて不必要に落ちこまなかったのに。もっと割り切って恋愛は恋愛として素直に楽しみ、結婚したいと思った時にはもっと戦略をサクッと変えられたんじゃないかな。それに「泣く→癒す」で無駄に時間を浪費することもなかったわけで。
ちなみに
小澤さんは、「仕事が趣味だった」と書いてらっしゃいますが、私も自分の情熱の対象だったし、趣味でもあったし、使命感を持って仕事に全力投球してました。それは自信を持って言える。
でも、なかなか恋愛が結婚に結び付かずに持て余し、何をどうやって良いかわからなかった分、自分が力をある程度発揮できる世界である、
仕事に逃げてた😓
という側面も、30代になってからはあった気がする。いや、あったね。今だから言うけど。
もちろん、この山あり谷あり黒歴史ありの道のりを乗り越えた今の私だからこそ、夫とウマが合うとも言えるので、やっぱりまったく後悔はしてないんだけども。
それでもこの2点、
① 結婚てこんなに素晴らしいもの
② 結婚がゴールでない付き合い方もある
をもっと早く知っていれば、もう少し早く、結婚に真剣に向き合って、人生における結婚の優先度を高めにする選択をしていたんじゃないかな、と思う。。。。(そしたら不妊治療なんてやらなくて済んだし…😭)
まぁ、人生って、予想通りには展開しないし、色々やってみてから、もっとこうだったら違ったのに、と思うことは誰でもたくさんあるものなのかも知れませんね。