アメリカで子宮筋腫の手術:その2(当日)
アメリカで子宮筋腫の手術を受ける話の第二話(小説かよ笑!)。
前回までで前座までは書いた。
その後、手術の10日前までに、手術前検査(Pre-operation check = "pre-op")を受けることになっており、家から徒歩で5分のお医者さんのところで、血液検査などをやってもらう。この検査は手術を受ける病院でもできるし、いわゆる主治医(プライマリケアドクター)に診てもらって、そっちで情報を共有してもらう、というのでもOK。
前日
「前日は、真夜中で食事は一切打ち切り。飲み物は手術3時間前までで打ち切り。」というのがフォント26くらいの大きな文字でレターにしたためてあったので、日本人よろしく真面目に遂行。前日は大量に水分補給しておいた。
ほいで当日
夫氏の運転で病院へ。手術は1時半からなので、2時間前到着ということで11時半に到着し、名前を登録したら、そのままサクサクと手術準備室へ。夫氏も一緒。いわゆるガウンに着替え、ベテラン看護師のベスさんと談話。
アメリカの病院で幽霊を見たりするのかなど聞いてみた(余裕)。幽霊は見ないけど、人が亡くなった時に、この世を去る決意をする人の存在を感じることはあり、話しかけたりはするんだそうだ。
ちなみに、突然生理が早まって来てしまい、全部脱ぐのは良いがこの事態はどうするんだと聞いたら「ビクトリアーズシークレットのがあるわ」と、やや伸縮性のある仮のショーツと生理用品をくれた。「ビクトリアーズシークレットは、医療品も手がけてるのかー」とか思ったけど、あれは多分おばちゃんのジョークかな😅。
で、この後、執刀医と麻酔科医が来るって話が、来ない、来ない。
もうこちとら準備できてるんですがね。
やがて執刀医である、セカンドオピニオンをもらったオルソン先生が来て、「4箇所の穴を開ける」と仰る。
え?え?ええええ?
「腹腔鏡は小さな穴を開けるだけだし」の一言でOKしてしまった自分を小さく呪う。いくつの穴を開けるのかまでは聞いてなかった…。😅 でも今さらジタバタしたところで何にもならない。既に手術準備室でガウンの下はパンツいっちょなのだ。
そもそも、子宮筋腫は私が今人生で抱えている問題の中で一番小さい問題で、正直言ってあまりこれに時間を割きたくなかったので、調べもしなかった。いや調べる時間とチャンスはあったのだけど… 調べたところでどうにもならんし、という気もして調べていなかったのかもしれない。
で、なんかウロウロしてる、スーパーマンのマークのついた頭巾を被った黒人のお兄さんいるなーと思ってたら、それが実は麻酔科医で、彼は今まで何をウロウロしてたのか知りませんが、麻酔の話も何か聞き、それからネパール人の看護師さんのスーリーが来て、私を手術室に運んで行った。既に時刻は1時50分くらいだったと思う。
そして手術直後は… ↓