アメリカで子宮筋腫の手術:その3(手術直後)
子宮筋腫があまりに大きくて色々と支障が出ていたので、切ってもらうことにした。その第3話、手術直後編(これまでの話はこちら:前座編と当日編)
抵抗不可
手術室は蛍光灯がもう天国かってくらい点いていて明るい💡。毛穴の奥まで見えてしまいそう。
そこにスタッフが4−5名ワラワラというるので、さっさと終わらせたい私はなぜか、「皆さん、準備できてますかぁー?(Are you all ready?!)」とかシャウトしてました。何をハイになってたんだろう…多分怖かったからに違いない。いわゆる、お腹のところだけがオープンになっていて執刀医がいて、なんかメスとかナイフ類が並んでいるのが視界に入って…という手術は大人になってから初めてで、正直いうとビビってたのだと思う。
で、ワイン3杯分の麻酔🍷🍷🍷で行くわーというスーパーマン麻酔科医に「3杯分?(多くね?)」とか言ってる間に意識は消えた。抵抗不可。
術後
そして気がついたら、術後の部屋に移動し、なんかいかにもなアジア系のナースが私の名前をキツめに呼んで起こそうとしている。私の手術が終わったのは6時で、手術が長引き、既に8時だとかで、雰囲気的に「こいつはいつまで寝てるのか」という感じが伝わる。私もナースがいない間、なぜか顔面のマッサージをし、声がちゃんと出るかなどをチェックしていた、、、気がする。
が、結局起きれなかった。
私を起こすために夫氏まで連れてこられたものの、麻酔から覚めて立つことができない。自分で立って、トイレするまでは退院させられないんだそうだが、私はまず立てる前に、病院に響き渡るような低い恐ろしい声で
げええええええええええええええええっ!!
と吐きまくった。
正直、吐きそうな中でナースがペチャクチャ喋っているのはうるさかったのだけれど、これで部屋は静まりかえってしまったくらいの雄叫び的な吐き声になってしまった😅。
結局吐き袋はその日、6つ使った。
考えてみると、①手術直前に3種類の痛み止め、②麻酔薬(ワイン3杯分)、③手術後の痛み止め(フェンタニル)、④手術後の痛み止め2(オキシコドン)、と劇薬をアメリカ人サイズでガッツリ体内に投入されていたのだ。特にフェンタニルとオキシコドンは、今アメリカで蔓延している麻薬中毒の原因になっているやつで、非常に危険な薬である。オイ。そして私は150センチなのだ。世界標準でも小柄と言える小柄なのだ。なのに、空きっ腹にそんだけ麻薬を注ぎ込めば、吐くに決まってる。前夜から何も食べていないので、吐くのは術後に飲ませてもらった水やジンジャエールや胃酸だったけど、手術室で2回、トイレで2回、病院の玄関で1回、家についてから1回、全部で6回吐いた。
ここでの教訓として、次回からは、私はオキシコドンとは相性があまり良くない点は病院に伝えようと思う。特にアレルギーなどはないのだけど、強い鎮痛剤であるオキシコドンを摂取すると吐き気を催すことは学んだ。そして私はオキシコドン中毒とは無縁になると思う。
そして最終編へ↓