素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

夫プチ介護で考えたこと

その昔、お金の知識が豊富な少しぽっちゃりした日本人のおばさんがいて、税金関連で色々と教えてもらっていた。自分のことを「俺」と言い、アメリカ人の夫を「おサル」と呼んでいた(おサルは日本人女子にモテるらしい)。

 

国際結婚の先輩として恋の相談もしていたようで、私は当時デートしていた身長が6フィート2インチ(188センチ)の人のことで悩んでいた。ギリシャ彫刻のようなその人は起業もしてたのですれ違いばっかり。ところがおばちゃんのアドバイスは、「そんなやつと結婚したらどうなると思う?介護のことを考えな。身長差が40センチ近くの大の男を支えたり、ベッドから移動させたり、できると思うの?重いよ?」だった。

 

まぁ、身長差問題以外にもっと根本的な問題があったので程なくして別れたが、「彼はやめた方が良い」という理由が「そこ!?」と衝撃的だった。色々あって、彼以降、「付き合う人は6フィート(182センチ)を超えないこと」が私の夫候補選びの条件に加わった(今の夫もちゃんと会う前にそこはチェックした😂)。

 

だが、先日、確かにこのおばちゃんの指摘はあながち間違ってなかったな、と思い知らされたのである。

 

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ハイキングには持ってこいの季節。DC近郊は、ほんの10分ほど車を走らせれば、こんな感じの川と森がたくさんあります。

 

夫の手術とワンオペ介護

夫氏は二転三転どころか、六転七転した挙句に、やっと9月初めに手術を終えた。大腿骨の手術だったので、手術後は麻酔で朦朧としながら車椅子で運ばれてきた(まぁ日本だったら普通は入院だろうなぁ…)。そして車で家に連れ帰るも、家のまえの10段強の階段を移動するのに、足元も松葉杖もヨタヨタしている大の男を支えるというのが、結構重くて大変だった!うちの犬がお酒を飲んで、四つ足がタコみたいになってた時みたいだ。確かに、夫が今よりももっと背が高かったら、当然体重も重くなるしで、支えきれず私と二人で道に倒れてしまったかもしれない。これはヤバいことになったぞ。おばちゃんの指摘は正しかったか…

 

で、術後の夫氏は数日は激痛で苦しみ、下に落ちたものを取れないとか、特定の動きができないということで、結構つきっきりの介護が数日続いた。夜中に痛みやトイレで起きたらそれに付き添い、寝れるまで2時間ほど目が半開きになりながらマッサージしてあげたりもした。

 

いや、これは正直、結構厳しかった。1日中介護で、夜も宿直、加えて日中は適宜仕事、というのはかなりキツい。それに、本人が痛みで苦しんでいる時は、機嫌も悪くなりがち。私のちょっとしたミスにブチ切れたりするもんで、寝不足で千手観音みたいに回しているこっちもキレてしまい、険悪な瞬間もあった。彼の容体の変化も予測がつかなかったので、この「もう無理!」という瞬間も、突然ピークに達する。洗濯+洗い物+仕事に介護がちょっと重なると、ワンオペではすぐに限界が来てしまう。

 

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こんな野生の鹿に遭遇したり。立派な角ですね〜。

 

子育てになったらどうなるのか!

でもさ… なんか噂に聞くと、生まれたばかりの赤子って2時間おきに起きるらしいじゃないですか。こっちは鼻からスイカの産後で調子悪いに決まってるし、夫だって仕事が忙しかったり、体調が悪いこともあるかもしれない。人間、体の調子が悪いと、どうしてもネガティブになりがちだし、イライラしがち。加えてホルモンにもだいぶ影響されるに違いない。これか… これが噂に聞く、産後2年ほどは夫と離婚を考える、という理由か。確かにこれに加えて赤子が耳をつん裂くような声で泣いたら、私もプツッと何かが飛ぶかもしれない。

 

結局、化粧してない上にパジャマにエプロンという出立ちでヨレヨレの私を見て、近所の日本人の先輩方がサポートグループを作って、差し入れをしてくれた。彼の介護のピークは最初の1週間だけだったので、当初のワンオペ介護体験は続かなかったけれど、これは考えるきっかけになった。英語では、

 

It takes a village to raise a child.

(一人の子供を育てるのには、村が必要)

 

という表現がある。元々はアフリカのことわざらしいけれど、本当にそうだ。ワンオペで全部やろうというのは、明白に無理。既に無理、大人の介護でも無理!諦めが早い私は、早々に一人では頑張らないことにした。

 

今まで、人生の試練は年々レベルアップしてきたが、大概のことは自力で乗り越えてきた。でもそれは、私が若く、そして自分のことと仕事さえ回してれば良かったからだ。そりゃぁ失恋で心が死にかけたりしてたが、自分さえ頑張ればどうにかなっていた。だがその自分回しに加えて、物理的に私の手が必要な他の人の面倒を見る、というのは次元が違う。しかもそれを海外で、第二言語でやろうってんだから、こりゃてーへんだ。

 

今回のことで、基本的に独身貴族を謳歌してきた私は、文字通り、家族とお互い支え合って生きる、ということの感覚を少し感じることになり、生きる目線と視界が変わった気がする。目線が、仕事を猛然とこなすことにやりがいを感じる人生から、家族・周りの人と一緒に生きていくことにフォーカスする人生、に明確にシフトした気がする。キャリアを放棄したという意味ではなく、ある意味で自分中心、キャリアにおいて情熱の赴くままに没頭するのではなく、家族と一緒に生きていくことにプライオリティを置く、ということ。そして自分の家族だけでなく、海外なので、普段から、同じように海外暮らしをしている周りの友人たちとも助け合って生きていく、ということ。

 

これは新しい感覚だけど、人生に深みが出たような気もする。

 

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私の家族。年下のオレさまと猫プリンセス。
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