素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

人と楽しくやる会話術

通訳・翻訳・インタビュアーなどをするという仕事柄、コミュニケーション力について考えることが多い。会話が上手な人に出会うことも多く、そういう人からは学ぶことがたくさんある。

 

うまくいくコミュニケーションのコツ

会話で、「最近、これにハマってるの!」とか「最近、XXが好きで」と言う人に対して、

 

即座に「私、それ嫌い。」と言い放つ人

 

は、意外といる。日常会話の中で。

結構、自分がそれをやっていることに、気づいてすらない人も多い。

で、これは損なので、別の言い方をオススメしたい。

理由は簡単。

 

❶いきなり全否定

まず、いきなり人の意見も聞かずに、その人が楽しんでいることを真っ向から全否定するから。その人との会話を楽しもうとするなら、最初から全否定するのはいただけない。相手に自分を嫌いになってもらいたい場合ならこの返事が妥当かもしれないが、相手と良い関係を築きたいなら、こんなに不必要な一言はない。英語の会話でも一緒!

 

❷実は誰もあなたの話は聞いていない

人間、大概は人の話を聞くよりも、自分の話を聞いてもらいたいと思っている。そんな中、聞かれもしない自分の意見、それも相手の意見を否定するようなコメントをいきなりぶちまけても、良いことはない。今は相手が話しているのだから、自分の感想は頭の隅にでも書いておいて、まずは、人の話を聞こう。

 

❸理由による

相手はまだ「好きだ」としか言っていない。その理由を聞かずして、「自分は嫌いだ!」と相手の勢いを撃ち落としてしまうと、それ以上相手は話す気をなくすので、理由を聴き損ねてしまうかもしれない。もしかしたら相手も最初は好きじゃなかったかもしれないが、実はあなたの知らない情報によって、気持ちを変えたのかもしれない。それがあなたの人生の新しい扉を開く情報になるかもしれないし、改めてその話者を知ることになる情報かもしれない。理由によっては、自分の意見も変わるかもしれない。それを聞きもせずに、会話を終わらせるなんて、もったいない。

 

どうしても、自分の意見を言いたい場合は、一通り話を聞いてから、場合によっては自分の意見を求められてから、言えば良いことだ。大事なのは、この会話は何のためにしているのか、ということ。

 

その人との時間を楽しむためなら、相手が好きだと言っていることを否定する必要はまったくない。好きだと言ってるんだから、放っておけば良い。実害があるならば、もしくは相手の心配をするならば、よくよく聞いてから、話し方を考えてすると良い。

 

わざわざ聞かれもしないのに、「自分はそれが嫌いだ」と言った場合、それがとても有益な情報でない限り、相手にとっては、「自分の好きなものを否定した」というネガティブな感情が残るだけのことだってある。それはどうしても伝える必要があることだろうか?それで相手は自分のことを大好きになってくれるだろうか?

 

なんと返事をして良いか分からなければ、「どうして?どの辺が好きなの?」と聞けば、相手はそれが好きなので、いくらでも話してくれる。

 

私は、あまり会話が上手ではないので、色々と失敗してきたけれど、私が学んだことが、誰かの参考になれば嬉しい。

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うちの猫さん用の雑巾に絵を描いてみた。実はこの猫さん、コミュニケーション術が半端ないのだ。多分私より上手!そのうちご紹介したい。

 

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