素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

ダーリン、両親に会う(母のサワーポークと父の助太刀)

うちのダーリンは、めちゃくちゃ「割合(塩梅)」にうるさい。塩加減とか、そういう類の、すべてにおける割合にものすごく敏感で、味に厳しい。これ、ダーリンじゃなかったら「面倒くさいやつ」認定できそうなレベルで、割合が黄金比率から外れたものについては、自分で作った料理だろうが私のだろうが、まるで私が毒でも盛ったかのような顔をして「最低だ!(disgusting!)」とまで言い放つ。一度、「人の作ったものに対してそこまで言うのは失礼だよっ!」と説教し、大喧嘩になったこともある。

 

まぁとにかく、私の中で世界一の男ではあるものの、ヤツは非常に味にうるさい。だったらなぜ、適当万歳の私と結婚する気になったのか、方針が矛盾してるんじゃないかと指摘したいくらい。

 

そのダーリンも絶対に文句を言わない、めっちゃ簡単で速攻でできてかつ失敗しないというキラー料理がある。その名も「サワーポーク(Sour pork)」。命名はダーリンなのだけど、サワー(=酸っぱい)と言っても、はちみつ梅干しを使うので、正確には甘酸っぱさが絶妙な一品。素敵な女は胃袋も掴んでいる…ということで、今回のレシピはこちら。

 

そしてレシピの裏話はレシピの後に。

 

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サワーポーク!横に赤いミニトマトでもつければ、色味はもっと良くなりますね。

 

サワーポークの作り方

<材料>

量は適当。

  • ニラ:大量。豚の量にもよるけど、パスタ3人前くらいの掴み(大人の男性の腕くらいの太さ)分くらい。
  • 豚の薄切り:好きなだけ
  • はちみつ梅干し:上の2つによるけど、パスタ3人前くらいのニラの時は、梅干し4つか5つくらい。これが唯一の味付けになるので、普通の梅干しではなく、必ずはちみつ梅干しでなければならない
  • 油:うちはオリーブオイルだけど、サラダ油でも、ごま油でも良いかもしれない。

 

<作り方>

所要時間は15分くらい。

  1. ニラを洗って、3センチくらいに切る。
  2. 鍋に油をタラーっと垂らす。
  3. 豚の薄切りに火を通す。多少焦げ目がつくくらいが美味しい。
  4. ニラをドサっと入れて炒める。大量すぎたか⁉️というくらい入れてもシナシナになるので無問題。最終的にシナシナになったニラと肉の分量が半々になるくらいが美味しいと信じてる。
  5. その間にはちみつ梅干しをみじん切りにして、大きめのボウルに入れる。
  6. 上記4を5の入ったボウルに入れて混ぜる。出来上がり!

何が素敵って、コレだけってこと。そしてはちみつ梅干しのみが調味料になるので、割合問題があまり発生しない笑。流石に一種類しか調味料がなければ、味が濃すぎるか薄すぎるかなので、それは好みの問題で、自分で適当に味見して(もしくは彼に味見してもらって)調節すればいい。そういうわけで、この料理はリピート率も高く、こんなに単純なのに毎回ダーリンはご機嫌でおかわりをしまくってくれる。ダーリンはニラも梅干しもあまり好きではないのに、だ。ご飯は進むし、野菜も肉も同時に摂れるしで、かなり使える一品。ちなみに他の普段は和食を食べないアメリカ人にも好評でした。

 

レシピ裏話

この料理は、彼がまだプロポーズする前に、初めて私の両親に会いに日本に来た時に、母が作ってくれたもの。玉ねぎは嫌い(粉末を除く)、ケチャップは💩よりも嫌い(彼本人の言葉をそのまま引用笑)、マヨネーズ微妙、など結構面倒なゲストだったわけだけど、母は見事にドンピシャで彼が気に入る料理を作っておもてなしてくれたのでした。

 

今回は、家族がなんと言おうと私は彼と結婚するつもりだったので、「これでいくんでよろしく」的な勢いで両親に会ってもらったのだけど、両親とも弟とも大変ウマがあって、やっぱりホッとしました。

 

ちなみに、サワーポークの作り方を母にキッチンで聞いている間、ダイニングルームに父と彼を放置してたわけですが、実はその際に、「で、どうするつもりかね?」と父が彼にプレッシャーを与えていたらしい笑。婚約した後に彼から聞いた話ですが。しかもなぜか「最初に女性が告白するより、男性から告白した方がうまくいった」という趣旨のイザナギとイザナミが結婚する古事記のくだりを引用して、やたら遠回しに(同時にかなり直接的に)話し始めたんだとか。英語もまぁまぁレベルなのに、父よ、なんでわざわざ古事記。👀😂 英語が完璧ならまだしも、相手が知ってそうな聖書とかならまだしも、あんたもめんどくさい話し方するな笑。でもきっと父なりに考えてくれたんだろうな。

 

うちの彼はオレ様で、他人からのプレッシャーくらいで物事を決めるようなタマではありませんが、むしろあの隙間時間的なたまたまのタイミングを狙って、一瞬にして娘のために人肌脱ぐことにした父の行動には私の方が驚きました。父、やるじゃん笑。彼は「然るべき時が来たら」と回答したらしいのですが、その然るべき時はそれからまた全然数ヶ月先だったのでした。😅🤣😇

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初めて食べる「日本のマクドナルド」を写真に撮る夫くん。日本料理に疲れて食べたくなったのはやはりマックでした笑。
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