夫くん、マルチタスクに挑戦(ブルーエプロン)
うちのダーリンはなんだかんだ料理をする。
私も食べたい時にしか作らないし、作る気分じゃない時は作らないので、勝手に料理してくれる夫、何より「妻だから料理するよね?」という根拠不明の期待がない夫、だととても調子が合う。お互い、自分からはいくらでもやるけど、同じことでも人に言われてやるのが大嫌いなのだ。
そんなわけで、平日でも、ニューヨークストリップなどの直方体のような肉をどかーんと買ってきては、YouTubeで作り方を調べて、一人で数時間かけて仕込んで焼いたりしてくれる。フランス料理系のソースもうまい。私はこんな面倒なものは頼まれてもやらないので、グリル系は夫くん専門。
でも、唯一問題が。
それは彼が「野菜を切る」という作業が嫌いなことと、マルチタスクができない、ということ。肉料理なら肉と米、以上!で、そこにサイドディッシュをつけるなんて、洗濯物干しながら電話するくらい、干したものを手早く畳みながらドラマを見るくらい、彼にとっては難易度が高いのだ。だから結局私が入らねばならない。
ところが、この問題の解決方法が見つかったのである!
ブルーエプロン
去年の12月は本当に友人たちからたくさん贈り物をいただいたのだけど、そのうちの1つに、ブルーエプロン(Blue Apron )の1箱無料ギフト、というのがあった。
ブルーエプロンは、メニューを選んでおくと、決めた曜日にそのメニューの材料が全部入った箱が届く、お料理サブスクリプション。お料理は10−15品くらいある中から前もって選ぶことができ、箱にはカラーで一食1枚のレシピが付いてくる。これ、前から知っていたけど、こんなのは料理が一切できないアメリカ人御用達なのだと思っていた。
ところが、フリーミールから(半分騙されて笑)そのままサブスクリプションを始めてしまうと、毎週2食分の新しい食材が届くのは意外と悪くなかった。設定は値段別に色々あり、うちはとりあえず1週間に1回、水曜日に2食分(各二人分)が届くようにしてみた。これで週48ドル。一人一食12ドルの計算。DCの物価からすると、外食するよりは安いかな。
何が悪くないかというと、
1)お腹が空いている時に、何を作ろうかと冷蔵庫を開けて考えるところから始めなくても良い
2)改めて作る料理の食材を買いに行かなくても、全部箱に入っている
3)食材が余らないので、「余った分で他に何を作るか」まで先回りして考えた上で食料の買い出しをしなくて良いので、頭が疲れない
4)余計な食材が余らないので食料を腐らせないし、冷蔵庫内の腐ったもの掃除をしなくて良い(冷蔵庫もスッキリ)
5)栄養バランスが良い!
6)食材から買い出しに行く場合には面倒そうな、新しい料理の作り方をどんどん学べる
7)食材を買いに行っても全部1つのスーパーに売ってなくて、スーパーをはしごする面倒さがない(地元のスーパーに行ってからスパイス1つのために成城石井に行く、みたいな笑)
8)夫くんに「レシピ見て自分で作って」と頼める!←予想外のポイント💡
夫くん、ブルーエプロンしてみる
先日私の誕生日でもあったのだけど、当時まだコロナ疑惑もあって体調も完璧ではなく(←そういえば陰性でした)、誕生日だし、
「ブルーエプロンのやつ、作って❤️」
とおねだりしたところ、先日初めてサイドディッシュ付きの栄養バランスバッチリのランチを作ってくれました!!おお、いつもならシャケドーン(+白米)なのに、ちゃんとグリルした野菜が2種類もついてる!🥦🍠
「どうだった?」と聞いたところ、
「料理はそんなに難しくないんだけど、野菜と魚を同時に作らなきゃいけないんだよ!大変だった!」
ですと。
兄貴、それな、私が常にやってるやつ笑。なんなら私、2品以上作りながら、同時に洗い物もしてるから😂😂😂😂 多少たまに焦げたり、毎回出来がちょっと違うのは、ひとーつひとつ丁寧〜にやってないからやねん。今わかったん?
まぁ、彼にとっては、「初めて、同時に数品の料理を調理する」という経験だったようで。
これ、多分人にギャンギャン言われてだったら絶対やらないのだろうけど、「レシピ見て作るのを挑戦する」というゲームっぽくすると、攻略したくなる模様。男の狩猟精神をくすぐれば、ギャーギャー言わなくてもやってくれる笑。
まぁそういうわけで、ブルーエプロン、騙された気はしないでもないけど、ダーリンのマルチタスクの訓練にもなるし(フフフ…)、レパートリーは増えるし、コロナで料理と買い出しの繰り返しで飽きてたところなので、しばらくはこのまま利用しようかと思ってる。