みなさんは、「これは絶対イケる」というレシピをいくつお持ちでしょうか。
私はテキトー万歳派なのでチャチャっとご飯は作っても、人様にお出しするような手の込んだ料理はあまりしません。でも、本日ご紹介する麻婆豆腐だけは、味にこだわりまくりの夫氏の胃袋をガッツリ鷲掴みにして離さず、自信を持って客人に食べていただけるものと自負しております。
いや私のレシピじゃないんだけど、両手をあげて絶賛オススメしたい。
<レシピ>
こちらの、四川料理のプロ・人長良次さんのレシピです。
<ポイント>
もう10回以上作ったので、さすがに要領は暗記しました。
- 下拵え(野菜を切る、豆腐を切る)
- お湯を沸かして沸騰したら、サイコロに切った豆腐を茹でる
- 肉味噌を作る(肉+甜麺醤)
- 辛いネタを作る(鷹の爪、ニンニク・生姜を炒め、豆板醤その他を入れる)
- 肉味噌と辛いネタを混ぜて、豆腐を入れて、その他も入れる。
これを作るにあたっての最大の武器は、以下の3つ。
- 豆豉(ドウチ)
- ニンニクの芽
- 花椒(ホアジャオ)
もうこの3つのアイテムを常備しておけば、「これは本場!これはうまい!!!」と唸らせる麻婆豆腐が、そしてアレンジ適当中華料理がけっこう作れます。うちでは豆豉は常に冷凍庫に入れてあり(Amazonで買えます!)、ニンニクの芽もHマートで5月から6月にかけて2−3週間しか出回らないので、大量に買って、2−3センチの長さに切って、ジップロックに入れて冷凍保存してます。全然日持ちしますので、今年はこれで乗り切る予定。ニンニクの芽は代替できるものがないんですね。
夫氏によると、「ニンニクの芽があるかどうかで全然違う」らしいです。これを切らしていると、「麻婆豆腐を作るよ」と言ってもガッカリするくらい。
<肉じゃがより麻婆よ!>
「男子を捕まえたければ、胃袋を掴むこと!」
とそんなアドバイスをもらった人はどれぐらいいるかしら。私は「なんで女子が料理するって相場が決まってんのヨ」と思う方だったので、「そーかもしれないけど〜」と内心思いつつも、なんとなくうっとうしい助言だと長いこと思ってました。
そんな態度だったからか、私の場合は男性陣の方が食い意地の張ってる私の胃袋を掴むべく、せっせと料理してくれたので、まぁ私は大した努力もせず😂😂😂。今の夫氏なんて、初めて一緒に料理をした日、本気で私が料理できると思わなかったらしく、ゴミ袋に(→彼、なんでもゴミ袋なんですよ…)必要なスパイス、しかも塩コショウまで入れてうちに参上しました。失礼しちゃうわ。
でもね、「胃袋を掴むのが大事」って、男女に関わらない話だと途中で気づきました。人間、美味しいご飯を食べさせてくれる人は大好きなんですね〜!美味しいご飯があるとなれば人が集まってきて、ワイワイ飲み食いして、大笑いして、という楽しい時間が待っている。だったら、美味しいご飯を作れるようになるのも、悪くないなと思い至りました。
で、何を作る?例の肉じゃが?
いや考えてみて。日本人は兎角、そこで肉じゃがにこだわる人が多いですが、そんなのみんな最初に手をつけてる勝負ご飯。元から料理が得意でもない人が、そんな比較の対象になりやすく、競争率の高いやつを急にマスターしようとするなんて無謀。だいたい、肉じゃがごときと思いきや、意外と作り方は千差万別で、薄味なものから結構じゃがいもを煮崩したのが美味しいと思う人もいたり、だし次第で味も変わってくるしで、美味しく作れたとしても、結構好みが分かれるんですね。そんな危ない料理で勝負するなんて、あなた、戦略ミスよ!
そこでひねりを利かせられるのが、この麻婆豆腐レシピ。パパッと本場のめちゃウマな麻婆豆腐を作って食べさせてあげられるとなれば、平凡で好みの分かれる肉じゃがよりも、よっぽど勝率は上がります。しかも見た目ほど難しくはない。まぁ、豆板醤と鷹の爪を同時に熱しているときは、ものっすごい咳き込みますが😂😂。
そんなわけで、世の中、色々とレシピは溢れかえってますが、ここまで美味しく夫氏絶賛の麻婆豆腐のレシピは、一生ものだな!と思っております。ぜひ、お試しあれ。