妊活を甘く見るもんじゃありません
妊活。
部活みたいで嫌な響きだが、「まぁでも、要はセックスをもっとしろってことでしょ?悪くないんじゃないの?」なんて思っていた私は浅はかであった。
いやいやいやいや…
セックスも仕事化すると大変である点は以前説明した。
しかしだ、大変なのはそれだけじゃなかったのだ。
つわりの予行演習
私の体はとても敏感で、生理痛の重さも、ちょっとした精神的なストレスに見事に反応する。精神的に安定していると、生理痛はやや軽くなる。留学したての頃にはストレスがピークで、生理痛のせいで救急車で運ばれたこともある。
で、妊活し始めてから、ほぼ毎月のペースで、きっかり排卵日から1週間目から、その後10日間ほどの間、「これがつわりってやつか?」という症状になる。
メリメリと頭痛がし、明け方には吐き気で目覚め、日中は眠くて眠くて仕方がない。
先月など、眠気でほとんど起きれず、もう1日中吐き気でダウンし、毎日高めの微熱が続き、頭痛の酷さもピークに達した。ピリリリリリ…という感じの不思議な腹痛の日もあった。
当然、あまり仕事できずにほぼ寝ることになる。色々やりたいこと、受講しているクラスやその他、どれもがほぼ停滞する。でも要は体調が悪いんだし、「もしかして妊娠してたらどうしよう?」と、落ち着かない。妊娠してたら無理は禁物。当然、この期間はコーヒーもお酒も飲みたくても我慢する。
これだな?これが例のつわりってやつだな?いやー、妊娠て楽しくないなこりゃ。🤮
赤紙の通達
ところがどっこい、なぜか30日目あたりで、ふっとこの症状が消える。
え?
そして、知っているあの感覚、あの腹痛が出血大サービスと共にやってくる。マジですか。
吐き気は辛いが、妊娠じゃなかった、というのはもっと辛い。心底ガッカリする。😢
つわりなら、妊娠しているなら、堂々と休んでいても、人生のコマが進んでいる気がするし、なんだか嬉しい。でも、結局妊娠してなかったら、あの異常に眠い毎日はなんだったのか、10日近く色んな計画が頓挫して、モメンタムを失ったのは何のためだったのか。ただの怠け者の10日間だったってことか?と自己嫌悪になる。
何よりも、もうかれこれ半年以上、ほぼ毎月、月に10日はつわり的な何かのせいで寝込んでいるので、時間の消費と一喜一憂による精神的なダメージが半端ない。その上もう1−2日は生理痛。月の半分近くの日々が、調子悪いってことになる。やってられん。そりゃ一喜一憂しない方がいいに決まってるけど、しちゃうんですよ、これが。株みたいなものです(何でも株に例えるなヨ、って話ですが、要は人間の心理ということですね)。
毎回不発弾で終わり、一度も「陽性」になったことがない、幻の妊娠テスト。いつか2本線が並ぶ日を夢見て、生理痛と腰痛に加えて心痛まで感じるわけです。
こんな時、下ネタで笑わせてくれる、信頼できる友達には本当に感謝してる。笑い飛ばしている間に、なんだかポジティブに考えられるようになってくる。本当にいてくれて良かった。💕🌞
逆上がりは突然に
まぁでも、嘆いたって妊娠するわけじゃない。むしろストレスを貯めてたら余計に妊娠なんて無理。それに、私の体はどうやら妊娠しようと頑張ってるみたいだし。逆上がりが、あとちょっとでできそうでできない時みたいでイライラするけど、あれもある時、ふとした瞬間にクルリと回ってコツを掴めるもの。
これは想像妊娠かもしれないし、化学流産(→正式に医者に妊娠が認められる段階の前に、体が妊娠継続不可能と判断して流してしまうもの、生理と一緒に流れるので、本人は気づいていない場合も多い)かもしれない。どっちにしても、私の身体はいつもと違う。つわりも予行練習ばっかりだけど、この調子じゃ本番が来たら結構キツそうだし、むしろ今は、大好きなダーリンと二人で仲良く毎日過ごせている、この甘い日々を楽しむことにしよう。💕
いつだって、自分にないものに目を向ければ、不幸に感じる。でも自分に与えられたものに目を向ければ、どれだけ恵まれているのかに気づくことができる。
まぁ、そういうわけで、人にもよるだろうけど、妊活ってのは想像以上に結構大変なこともある、という話でした。