不妊治療:オフィスのトイレで
さて、不妊治療はすったもんだの末(→毎回すったもんだなので、最早詳細は忘れました😅)、第2ラウンドがやっと開始になりました!本日7日目。
今回は、ピルで生理日を調整してからの開始。ピル服用中は毎日吐きそうで辛かった。でもさすがに2回目ともなると、ルーティンにも自己注射にも慣れ、会議前に5分で手早く注射液を調合して打ったりできるようになっている。人間の慣れって本当に怖い。
しかしクリニックの方も忙しいのか、2回目だから安心しているのか、インストラクションがめちゃくちゃ簡潔になっている。1回目は修学旅行のしおりかってくらい詳細な日程表と注意書きが数ページのPDFで来たのに、2回目はメールで数行もしくは電話口で説明するのみ。今日なんか、ナースが予約を入れておくのを忘れていた。
おかげで、今回追加するはずの注射をいつ始めるのかについてコミュニケーションミスがあり、途中で始めない方が良いということで、使えていない。保険が効かず1000ドルもしたのに!院長先生によれば無問題らしいけど、これはちょっと不服。2回目の結果が芳しくなかったら、少し恨みたくなりそう。。。
オフィスで
自己注射は一度時間を決めたらきっちり同じ時間にやらなくてはいけない。ところが今日はオフィスに行かなければならない羽目になってしまった!仕方ないので注射液をドライアイスと一緒に持ち運び、オフィスのトイレの洗面台で注射液を調合(ちなみに新築のオフィスビルであり、最新のトイレは超モダンで真っ白で広くて、見た目は相当綺麗ではある)。💉
セトロタイドはギリギリまで冷蔵して光に当ててはいけない上、液体と粉を注射器を使って混ぜ合わせてから打つ。だから普段は冷蔵庫にしまってある。それとゴナルFの2本を、人目を盗んでオフィスのトイレでサクッと自分に打つわけです。ナースみたいに注射針をコツコツと叩いて空気を抜き、最初の1滴を出してからプスッと。なんか… トイレ開けて後ろ姿を見られたら、ドラッグ中毒の人みたいに見えそうで焦る。注射針はお持ち帰り。何やってんだ私…
まぁアメリカ人の不妊治療友達も、同僚と同じ時間にトイレに入ってお互いしゃべりながら注射してたとか言っていたし、仕事していたらもうしのごの言ってられないのだ。他にもこうやって乗り切った人はいるんだろうなぁ… やっぱり見た目からは他人の苦労なんて見えないものですね。
今朝は6時半起きでクリニックに参拝、ちょうど渋滞の時間に巻き込まれながらDCのど真ん中に行き、仕事の合間にトイレで自分に針を2回も刺し、またもDC市内の渋滞の時間にぶち当たって帰宅。それだけでどっと疲れた。DCは一方通行が多く、チャリとスクーターと歩行者と車が狭い道にいて、そして9時前後と4時半前後はDC市内はあちこちで渋滞している。
でもまぁ、1回目よりは、何がどうなるのか展開がわかっている分、気持ちは楽。夜の注射はまだ涙が出るくらい痛いので、毎晩夫に注射してもらっているけれど、彼は毎回終わったらハグすることに決めたらしく、頼んでないのにやってくれてとても嬉しい。相変わらず口はオレ様のくせに、行動は優しさで溢れている。
このまま行けば土曜日に採卵の予定らしい。卵が頑張って育ってくれますように。
そして… 世界が核戦争にならない道を見出せますように。