素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

昔の恋人たち

昔の恋人たちに未練は一切ないのだが、たまに近況が気になる瞬間がある。

一度愛した人たちだから、親しかった古い知り合いに対するような気持ちは持っているようで。

 

どうしてるかな・・・どこかで元気にやってるかな。

 

その後の彼ら

で、ちょっと調べてみたら(それぞれご活躍でググればすぐ出てくるっていう…😂)、まぁ各自、人生の時間を着実に重ねているよう。残念だが、ほうれい線とか白髪とか、なかなかに歳を取り、若い美しさはない。でもそれはこっちも言えた義理ではないな。二人とも若さが前面に出ていた時期、それなりに貴重な時間を一緒に過ごした、ということでもあったのだな。

 

でも、歳の取り方を見てみると、なんとなく、なぜ一緒にならなかったのかわかる気がする。偉くなって大活躍し、とても貫禄が出てるのは最初の彼。彼に至っては、別れる直前に彼が40代になった時の夢を見ており、その通りそっくりでちょっと怖いくらい。あれは20年越しの予知夢だったのかな。その夢を見た時、私の中で「この人じゃないな」と思ったのを鮮明に覚えてる。

 

「こんな歳の取り方をするか…」という表情と風体になっていたのは、例の私を酷い目に合わせた2番目の彼。ハンサムだったのにねぇ。私たちは本当に全然違う人間だったのだな、と長期的に見た時のcompatibilityのズレに、改めて気づく。

 

国外退去命令をくらったにも関わらず、ギリギリで念願だった家族を持ってアメリカに残れることになった不法移民くんは、とても幸せそうだ。本当に良かったね。

 

一癖も二癖もあるこだわり野郎だったもう一人は、その一癖・二癖をそのまま煮詰めたような顔になっていた。私よりかなり年下なのに、見た目は私よりも老けていたが、年の取り具合があいつらしくて笑える。一生こだわって生きるんだろうな。そのまま味のある人間でいてほしい。 

 

これからの私たち

生きている時間に、どんなことをして、どんな人たちと一緒にいたかで、人は全然違う影響を受け、全然違う意思決定をして、違う道を進んでいく。そしてそれは、その人の顔にシワとして刻まれていく。いつも眉間に皺を寄せて、汚い言葉を吐いていればへの字の口に。口角上げて笑っていれば、目元口元に優しい笑じわができるだろう。

 

私と夫氏とは、まだ結婚してまる2年しか経っていない。私たちの家族としての歴史はまだまだこれからで、どんな困難や素晴らしい瞬間を一緒に乗り越えていくのか、とても楽しみだ。

 

婚約後、初めて同棲することになった夜、大きなベッドに二人で入ってから、初めて遠足に行く日の前の日のようなワクワク感で一杯で、なんだか世界だって征服できてしまいそうだねって言い合った、これから大冒険に出ていくチームのような感覚はまだハッキリと覚えている。まさに安室ちゃんの「Can you celebrate?」とマライアの「Now that I know」が頭の中で流れていた。

 

www.youtube.com

 

But now I feel so secure
By your side I can conquer the world(あなたのそばだったら、世界も征服できる)
'Cause I gave you my love and I know you're the one
I want for the rest of my life

 

もちろん、一緒に家族として生きていく過程で、先日のように怒り狂ったライオンと同じく怒り狂った雌ライオンという感じで喧嘩することもあると思う(声は大きいが、論旨展開はお互いめちゃくちゃ理路整然としているので、私たちにとっては、「喧嘩」というよりは、「問題の整理と意見のすり合わせ」なのだが、まぁ傍目から見たら喧嘩だろうねぇ😂)。

 

こういうのを1つ1つ重ねていき、10年(53歳😅)、20年(63歳😱)経った時に、自分も夫も、良い貫禄とカッコ良さを身につけた、良い感じの初老になっていたい。彼が私にとってそうであるように、夫にとって、自慢の妻であれるように。

 

二人で出かけると、窓から心待ちにしている誰かさんがいる。家族の一員だからね。
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不妊治療:貧血とむくみと推し

発表します。先週土曜日、生まれて初めて貧血になりました(多分、これを貧血というんだと思う)。

 

むくみと貧血と踊るホルモン

金曜の夜は友達ゲームを見ていて寝るのが遅くなり、その割に翌日は早朝7時半にクリニックの予約が入っていて、5時間睡眠で車で高速を120キロと比較的ぶっ飛ばし(ちなみに当地の平均速度は100キロ)、1分で採血🩸🩸🩸終わって、車飛ばして帰って、そのまま日本語会話の夏期講習クラスを教える朝キツめのスケジュール(週末なのに!)。をこなしたまでは良かったのですが、その後昼寝しようと思ったら朝飲んだコーヒーが効いてしまって寝れず、ベッドでゴロゴロしておりました。

 

はー。

 

で、ふといい加減諦めて起きようと思ったら、クラクラしてまっすぐ歩けず、途中で立っているのも気持ち悪くなり、夫に支えてもらってベッドに逆戻り。手はなんだかジンジンしびれる感じで力が入らない。で、そのまま、トイレとの往復しかできず、かれこれ8時間くらいベッドの上。

 

薄暗い部屋で横になっていると、なぜかYouTubeとかTwitterを見る元気はあり、ひたすらずっと見てました(下参照↓)。途中、なぜか鬼滅の煉獄さんの最期の海外の反応を見ながら一人でもらい泣き。他にも何か見てもらい泣きしてた。

 

全然関係ありませんが、寝姿が最高に愛くるしい猫さん。撫でたり足触ったりしたくなっちゃう。でもこれいじると、食事中の犬を触った時のような感じでお怒りになります。

 

・・・これ、不妊治療の影響大きそうです(科学的に統計をとって証明したわけではないですけどね!)。

 

前座のホルモン治療(10日強):ホルモン治療で、ものすごく体がむくみ、鶴の足が象の足みたいになった足首。一日に1食分くらいしか食べなくても体重がどんどん増え、食欲は逆になくなってしまいました(どっちも生理がきてホルモン治療を止めたら治りました)。→既にしばらくあんまりちゃんと食べてない。

貧血:サイクルが始まると、数日おきに病院行って採血。そりゃ物理的に血が減るわけですな。

 

これまで2回分の不妊治療でも、サイクルの最初の方で絶対1回は、号泣&夫氏と喧嘩みたいな日が1日はあった。今日は喧嘩する力ないけど、勝手にじゃんじゃんもらい泣きしてたのは、多分ホルモンを爆注してるからじゃないかなぁ。

 

しかし貧血て。

少女漫画とかでよく見る「あ、ちょっと貧血… クラッ」みたいなシーン、か細い女子って感じでちょっと羨ましかったんですよね。でも、前言撤回。

 

貧血ってマジ辛いな

 

気持ち悪いところが。あの二日酔いの時の、世界がグラグラしてもう吐きそうだけど吐けない感じと同じといえば伝わるかしら。🤢🤢最悪です。これからは貧血になった女子にもっと優しくなれそう。

 

ほんまに不妊治療、まったく色々経験させてもろてます。

 

推しのYouTube

ちなみに、中川家以外で私の好きなYouTubeはこれ↓(40秒だから見てみて!)

 

www.youtube.com

 

 

www.youtube.com

 

トリリンガル(3ヶ国語を話せる)の山ちゃんと、アメリカ出身バイリンガルのケビンと、日本出身のカケ君が、日米の差、英語圏と日本語圏の文化の違いをニュアンスも大事にしながら、バランスよく紹介していて、もう私の中ではどれもこれも、うんうんうんうんうんうんうんうんって感じです。ん〜みんなステキなんだけど、全然タイプじゃないケビン君が💕 ケビンの歌声も好き。

 

それとダイジローさん(↓)。英語の発音のプロで、各国の文化の違いや日英の英語の発音の違いなど、発音周りの動画でめっちゃ笑わせてくれます。私は黒人の英語で今まで文脈からこういうことだろうなーと思ってた表現についてこちらで納得しました↓。

 

www.youtube.com

 

珍しく8時間ダラダラYouTubeとか見てましたが、色んな世界で色んなことやってる人がいるんだな〜と妙に世界が広がったので、ヨシとします!週末だし。こういう日もある!

 

<編集後記>

翌日には復活しました!いや〜採血が多い時は、朝ごはんもガッツリ食べておくべきですね。

 

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レシピ:禁断のアボガドサラダ

久しぶりに簡単レシピをご紹介。

いつもながら、私のレシピは超簡単にして適当。それこそがポイントです。とりあえずパパッと美味しいものを作りたい人向け。

 

今日のは・・・ダララララララ… 🥁🥁🥁…パーン!!

 

禁断のアボガドサラダ!

見てるだけで生唾が。

これが美味しいんですわ。

3分でできるし、

翌日の体力回復具合といったらありません。私の中ではもはや薬の部類でもあります。生のニンニクのピリッとした辛さが、むしろアクセント。たまに、無性に食べたくなるやつです。そのまま食べてよし、トルティーヤに挟んで食べてよし、ステーキタコスなどに合わせてよし!

 

では、まずはレシピ(って言えるのか笑)から。

 

<いるもの>

所要時間:3分!

  • アボガド1つ(熟れたもの)
  • ケソ・ブランコ(メキシコのチーズ)
  • ニンニク(私は2かけですが、初心者は1かけからどうぞ)

 

<作り方>

  1. アボガドをスプーンでグリグリかき出して、ボウルに入れる。アボガドを潰す。私はペースト状にするよりは、荒めに潰すのが好きです。
  2. ニンニクをみじん切りにする(→食べればわかりますが、本気の微塵切りでお願いします)
  3. ケソ・ブランコを8ミリから1センチくらいの幅で切り、サイコロのように切る
  4. ニンニクとケソ・ブランコを#1に入れ、混ぜる。以上!😂

注意点

  • 最大の注意点:作り出す前に、翌日のスケジュールを確認しておくこと!レシピを見ればわかりますが、生のガーリックを食べちゃうわけですので、夕飯に食べてもまぁ翌日のお昼くらいまではほのかにニンニクの芳香を漂わせてしまう危険性あり。名前に「禁断」とつけた所以です。うちはラッキーなことに、夫が「ニンニク臭を全く気にしない」と言ってくれるのでそれを信じて自由に食べてますが、翌日オフィスで会議とかあったら、電車に乗る予定などあったら、厳しいかもしれません😅。
  • チーズの種類:チーズは他でも良いのか?という疑問があるかもしれませんが、ここはケソ・ブランコを強くお勧めしますねぇ(写真撮り忘れたのでこちら参照)。弾力のあるテクスチャーに加えて、塩味が効いたラテン界のチーズが、このサラダの味になっているためです。インドのパニールでも良い可能性はありますね。
  • チーズの保存:1回で全部食べきれないことも多いと思います。うちは、8−10ミリ幅に切って、ラップして冷凍しておきます。使いたい時に、使いたいだけとって、冷蔵庫で自然解凍すればよし。でも急いでレンチンすると、塩味が抜けてしまうので、このサラダには向かないでしょう。
  • アボガド:緑の硬いやつを買ってきて、食べたい数日前に外に出すか、新聞紙にくるんで置いておくと、ちょうど良い感じに熟れます。即食べたい場合は、皮が黒くなった、少し力を入れれば凹むくらいの(でもユルユルではない)ものが食べごろです。硬めので作ると、うまく潰せず、ニンニクが混ざり合わず食べにくいと思います。

 

<レシピとの馴れ初め>

馴れ初めというか… 実はこれ、このブログにそこそこ登場する、私をひどい目にあわせ(やがっ)た2人目の彼の料理です。あっはっは!昔からわたくし、男性の方が私よりお料理が上手なケースばかりでしたわね…(そういえば、手弁当を手紙と絵付きで作ってもらったこともあったな😅)。全身全霊で彼を愛していたつもりでしたが、仕事でストレス溜めている間に、見事に裏切られました。ま、今から考えると、私と彼はあまりcompatibleな(ピッタリ合う鍵と鍵穴の)カップルではなかったのですが。

 

いや〜あの時、フライングして結婚しなくて本当に良かったです。あの時結婚してたら、多分、今の夫氏に出会った時、絶対浮気してたな😂!!というか、今の夫氏と結婚できなかった未来なんて、私には必要ありません。今だから言えること、ですが。実際は癒すのにずいぶん時間はかかりましたよ。

 

でも、すーっかり癒えた今でも、料理の上手な彼のレシピ2つだけはキープ。1つは以前紹介した、ブラックビーンスープ(↓)、もう1つはこの禁断のアボガドサラダです。だって美味しいもんは美味しいし、食べ物に罪はない!!😂😂😂😂😂 そのくらいは良いでしょう。

 

maribes.hatenadiary.com

 

そんなわけで、この私を裏切った男にこのレシピの著作権を主張する権利などなし!

 

こんな感じでもうそのまま食べちゃいます!
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不妊治療:前座も厳しいぜ😅(夫氏がんばり中)

は〜 なかなか厳しいですな、不妊治療!

今回は前座、つまり次の生理(サイクル)が始まる2週間くらい前から薬(Estradiol…エストラディオルってなんか化粧品みたいな名前😂)と注射(Ominitrope)で下準備をするという方法なんですが、、、

 

もーーー

 

気分はPMSで、

常に吐き気がして、

下腹部は違和感・重い感じで既に妊娠中みたいに張ってて、

今日に至っては微熱レベルに体温が上がっててぼーっとしてます。

既にかれこれ10日くらいか?

しかも本サイクルはまだ始まってもいませんぜ?

 

というわけで、今日は3つ細切れに仕事がありましたが、途中は全部寝て過ごしました。体が重くて熱くてだるくて何もする気なし。その上目の炎症になり、踏んだり蹴ったり。

 

そして!!

不妊治療の手術後には毎回、体重が増えると警告されるのですが、エストラディオルでも体重は増えるらしく、不妊治療を始めてから、もう平均体重は3キロは増えてる。水が溜まりやすくなるようで、全身むくんでブヨブヨ。それなのにZoom会議ばっかりで、画面に映る自分を見ながらガッカリ。フグみたいな顔になっとる。🐡🐡🐡😭😭😭

 

しつこいけど、

 

不妊治療、やらなくて済むなら、やらん方がええ。卵子凍結しておいた自分に絶対感謝するで!!!!😤

 

の一言(いや二言)しかありません。

 

まぁ何でこんな赤裸々なことを書いているかというと、少しでも実体験の情報があることで、私と同じような気持ちになる人が減ったら良いなぁ、と思うから。そして、周りに妙齢の女性でしょっちゅう体調悪い人がいたら、もしかしたらこんな状況なのかも、と想像できるヒントになれば。(不妊治療関連のトピックはこちら

 

夫氏頑張り中

ところで夫氏、今週はずっと一人で夕飯作ってくれてます。しかも!!ついに、初めて、自発的に作った夕飯で(ブルーエプロンなし)、2品同時に、つまり肉以外にも野菜料理を自分で作ることができました!!素晴らしい!!出会ってから5年でここまで育った😂!!!

 

(過去の苦労話↓)

maribes.hatenadiary.com

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というかですね、私は最近、仕事と不妊治療とであまりきちんとご飯を作っておらず、彼の方がメインディッシュを作ることが多い。しかも彼、シェフ目指してんのかってくらい、オンラインでレシピ動画見て、それに忠実に作るので、恐ろしく美味しいです。ステーキ屋さんのステーキですら、「これなら家で食べた方が美味しいな」と思っちゃうレベル。

 

夫氏のステーキとグリーンビーンズ&マッシュルーム添え(私はマッシュドポテトを作っておきながら、自分でそれを忘れてご飯をよそってしまったの図)

 

そして夫氏、数年ぶりにフルタイムで仕事ができるようになりそうです。今まで手術とリハビリと治療難民とで、できなかったんですね。苦節2年半。🎉🎉🎉🎉🎉

 

てことで!!大黒小柱を仰せ付かっておりました私の肩の荷が少〜し下りそうです。ホッとしましたよ…少なくとも、大黒柱をやる立場の人の気負いというか、責任の重さはとてもわかります。休みたくても休めませんでした。これから少し役割分担の内容と比重が変わりますが、治療はまだ完全には終わっていないので、私は彼が無理しすぎないようにブレーキかけつつ、彼の体調を見守る役を増やそうと思ってます。なのでやっぱり手料理を頑張らねば。

 

こうやってみると、家族って本当にパートナーシップというか、2人の協力体制で回していくプロジェクトみたいです。そういう意味では、恋人同士じゃなくても、パートナーとして波長と調子(テンポ)が合うこと、お互いへの信頼がしっかりあること、はすごく大事な礎になると思います。さらにその上で、そこを抑えた上で、イケメンだと尚よし、って感じ。

 

私:Are we a good team?(私たち、良いチームかな?)

夫:Yes! We're a great team!(うん、すごく良いチームだよ!)

(↑ 先日の会話)

 

どうやら、苦労続きの私たち夫婦にもやっと、いい感じの風が吹き始めたようです!

 

Happy July 4th weekend!

良い週末を。

 

DCの6月の夜は蛍がいっぱい。幻想的でマジカルでロマンチックです。
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不妊治療:薬を買いたいだけなのに(3)

とにかく、IVFでナースが注文したという薬が2ヶ月も買えない。何がどうなった話だったのか、泣く子も禿げるそのストーリーの詳細に興味がある奇特な方はこちらからどうぞ・・・

 

  1. 第一ラウンド。ナースが薬を注文。しかし私の医療保険屋が許可している薬局以外に注文したため、医療保険がおりず、薬屋から薬だけで4000ドル強と言われる。いやいや最初の2回は自費分は1回総額500ドルくらいだったし、そんなはずないだろう。保険屋に確認後、「私の保険の場合は、CVSケアマークという薬局でなければ保険が降りない」ことを発見。ナースに連絡し直して、CVSケアマークに注文するよう依頼。
  2. 第2ラウンド。薬局から「準備できたから、電話せよ」との連絡が。してみると、「7種類の薬のうち、6種類は医者からの事前承認(Prior-authorization:PA)が必要」と言われる。いやそれはそっちでどうにかしてくれ。全然準備できてないじゃん… それにPAが必要なら私ではなく医者に連絡するのが流れじゃないの?ほぼ全部じゃん…。仕方ないので、医者にPAを送るように、私から連絡。
  3. #2が数回繰り返される。「もう、そっちでやってくれ」とお願いすると、今回はやってくれたが「ナースが電話口に出ないのでメッセージ残しておいた。」うーん。不安だ。で、やっぱりナースはその後対応せず。何ラウンドめかで、薬局側から、「医者側は、電話で口頭でPAをした方が絶対良い。ファックスなんかでやっていたらすごい時間がかかるし、ロストすることだってある(→自分とこのサービスはロストするって言える神経がスゴい)」というので、その旨を電話番号と共にナースに伝える。
  4. またも#2が繰り返される。ついに7ラウンド目。この辺で面倒になってきたのか、ナースのレスポンスも遅くなってくる。あまりに拉致が開かないので、もはや今回は夫投入。その電話でまたも同じフレーズを聞いたので、私ぶちキレ。史上初、窓口に対して泣き叫びましたがな。薬局側曰く、「とにかく保険屋が事前承認の依頼が来てないと言ってるのだから、保険屋に電話しろ」とのこと。私の剣幕に向こうも声が震えてた。まぁ、そうだろう😅。ゴメンね。
  5. 8ラウンド目。ナースからはケース番号と有効期限情報と共に、(今度こそ)対応したとの連絡。今度はまず保険屋に電話。保険屋が薬局に繋ぎ、薬局の中の担当部署(IVFは特別な部門が対応している)と4者会談。結局、「ナースが出してきたPAは有効期限が既に切れている。」とのことで、薬屋から指示をもらい、それを夫に下書きしてもらってメールでナースに連絡。ナースしっかりしろ。
  6. 9ラウンド目。ナース曰く、「電話での口頭承認ではダメらしいので、ファックスでやるためのフォームが必要。」との連絡。はぁ?もう何人もの薬局担当から、口頭でやれと言われてるんですが。メール読んでる?夫と保険屋に電話し、保険屋が薬局とその担当部署を引っ張り出してまたも4者会談。その結果、「私の医療保険の私の使っている保険のポリシーでは、口頭承認ではダメで、文書によるPAが必要」ということを発見した。えええええ… 薬局さん?今までもう3−4人がFaxじゃなくて電話しろって言ってたじゃん…。あれは一般論だったってこと?
  7. 10ラウンド目。「じゃ、ファックスしたら連絡してね」と返事するもナースから返事なし。詳細は省きますが、薬屋にフォームをファックスしてもらい、メールでフォローアップし、薬屋からもフォローアップした結果、ギリギリで全て解決しました。

 

と、ミスコミュニケーションの上に、それぞれのちょっとしたミスが絡みまくった結果なのでした。

  • 薬屋は、私の保険ポリシーの場合は使えない手段(口頭でのPA)を私に教えていた。
  • 口頭でのPAが良いと信じているためか、薬屋はナースにファックスで必要な書面(フォーム)をナースに送っていなかった。
  • ナースは、薬屋が残した留守電に対応してなかった(多分)。放置した結果、毎回ケースがクローズされ、またやり直しという事態が発生していた。
  • ナースは必要な書面が足りていないことを、私もしくは薬屋に連絡していなかった。ので、そこで話が止まったままになっていた。

 

そしてやっと届いた薬たち。また注射漬けの日々が始まります。

 

…処理能力低い… 頭悪い…と言いたいけど、(自分より超若い)夫には、真顔で言われました。

 

この中で、結局薬が欲しいのは自分だ。「お金払ってるんだから、仕事なんだから、ちゃんとやるべき」と言ったって、薬屋にも医者にも需要があり、私のケースが処理されなくても、痛くも痒くもないし、忙しいのだ。そんな中で、自分のやってほしいことを人にやってもらおうと思ったら、相手が処理能力が低かろうがやる気がなかろうが、「どうやったら相手が動いてくれるのか」を考えて動け。

 

ひぃ… そうなんだけど…。なんか悔しい。悔しいけど、そうかもしれない。べき論は好きじゃないし、「べき」という言葉を使わないようにしているけれど、心の中で「仕事なんだから、キチンとやるべき」という気持ちは根強くあったのかもしれない。

 

ま、こんな感じで、毎日、アメリカ生活、精進しております。そういうわけで、IVF第3ラウンド、無事始められそうです(→既にだいぶお疲れですが😂)。

 

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不妊治療:薬を買いたいだけなのに(2)

こちら、前回(↓)からの続き。

IVFも3回目、いつも通り医薬品を買おうとした私は、医療保険・医療業界の沼にハマり、2ヶ月間も買えないでいた。

 

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結論:何が問題だったのか(知っておくべきこと)

 

今回の顛末から学んだアメリカの医療・医薬品業界の片鱗はこういうこと。

 

  1. 特別医薬品の注文には、①注文と、②事前承認、の2つの流れが必要。①注文は、医者→薬局→保険屋→薬局→私、②事前承認は(薬局→私→)医者→保険屋→薬局という流れ。どうやらナースは①は得意のようだが、②になるとコケる。この「事前承認」というのは、医者が保険屋に対して「なぜこのケースは医療保険が降りるべきなのか」を説明したものらしい。(いや、IVFがOKになった時点で、IVF関連の薬は全部承認するということにしたらいいんじゃないの?しかもGonal-Fとか、超基本のキみたいな医薬品だぜ?)
  2. 医療保険の種類によって、上記の流れも、プロセス(口頭か書面か含め)まで細かく規定され、それに沿っていないと進めないオマケ参照!。そしてそれを病院側はあまり把握していない。
  3. 不妊治療クリニックのナースは忙しい。メールへの返信もたまに忘れるくらいで、電話しても留守電になることが多い。不妊治療は時間との戦いなので、そっちの方が優先され、医療保険関連の事務処理なんて、基本後回しの模様。面倒だし、個々人のポリシーごとに違うし。そして多分、ナースはこういう事務処理は本業ではないと思っているみたいだ(まぁそうなんだが、それはアメリカの制度的問題である)
  4. IVFクリニックあるあるなのか、コミュニケーションミスが起こりやすい仕組みになっている(SGFも同じ仕組みだった)。ナースはポータルからしかメールできず(しかも改行できないベタ打ち式で読みにくい)、担当は決まっているとはいえ、個人宛にメールできない。電話しても留守電に回ることが多い。これでは、話が複雑になった時に、「話した方が早い」という手段に切り替えにくく、メールのやりとりもボタンの掛け違えが増えるばかり。CCRMの方がSGFよりは多少担当者の担当意識・守備範囲の意識が感じられるけれど、まぁただでさえ激務なので、限界があるんだろう。
  5. 薬局にせよ、医療保険にせよ、「聞かれたことに答える」と「言われたことをやる」以上のことはやってくれない。つまり、誰も問題を解決しようとはしてくれないし、どこに穴があるのかまで突き詰めることはしてくれない。だから、質問の仕方を変えれば別の答えが返ってくる。自分でプロセスを理解し、知恵を絞って、誰にどういう質問をすればどういう回答を得られるのか考え、どこにミスコミュニケーションが発生しているのかを突き止め、その解決に向けた指示出しを考える、という作業が必要。

 

・・・いや知らんし。

事前承認が〜の話も、ポリシーごとに違うらしいという点も含め、そもそもそれが何でどういう流れなのかをなぜ私が承知し、正しく伝書鳩せねばならない?アメリカ人よ… なんでこんな仕組みにした。誰が得するんだ、この仕組み。絶対、利用者側ではないことだけは明白じゃないか!!!

マゾなのか?そうだな?マゾなんだな!!!!????

 

https://media.giphy.com/media/vLhYqCSE2YVXi/giphy.gif

「っていうか、何で?っていうか、やめようよ?」

 

でも知ってる。

 

多分、サンドイッチ1つ頼むにも「玉ねぎ入れないで」とか、個人の要求が通り、自由が求められ、許される国では、「それぞれにあった医療保険」が何万種類もある結果、最終的にそれを選んだ個人が自分で自分の保険のポリシーの詳細までを理解している責任が生じてしまってるのだと思う。それって・・・

 

・・・・面倒くさいだけじゃね?????

 

ほんと… アメリカにいるとハゲと白髪が加速する気がする。夫がいて本当に良かったデス… 在米20年でも、英語ができても関係ない。ワタシハゲマス。デキマセン。ムリ!!!

 

せめて、この体験が誰かの参考になれば、本望でございます。。。。

書いてるだけで長くなったので、コトの詳細は次の章↓で。

 

maribes.hatenadiary.com

 

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不妊治療:薬を買いたいだけなのに(1)

さてさて、久しぶりの不妊治療。

少し休んでいたのだけど、6月の生理から再開の予定で4月から動いてました。

 

今回は薬をさらに増やし、全部で8種類。通常は生理日から開始のIVFを、生理10日前から動き出すという方法に切り替え。

 

ところがですよ…

 

https://media.giphy.com/media/iVhLISAEmtpFS/giphy.gif

 

薬が買えない無限ループ

 

4月半ばにナースが「薬をオーダーしておいたわよ!」と言ってから、結局薬が手元に届いたのは6月18日。生理日から19日〜21日目という次のサイクルにギリギリ間に合った!!!この2ヶ月の間、最低10回以上、これのために電話をかけ、メールで連絡して、タライ回されてきた。

 

コトの顛末を長くなるので一言で言うと詳細は(3)をどうぞ

 

ナースが注文するも、

 

「医療保険屋が許可した薬局でないと保険が降りない」

「医者の事前承認が必要」

「医療保険屋の承認が必要」

 

とか毎回色んな理由で薬局が却下。その度に私は、ナースと薬局の間の伝書鳩🕊をする羽目になり、毎回それぞれ、

 

ナース「やった🙋‍♀️

薬屋「できてない(理由は色々)🙅‍♂️

 

の繰り返しだったわけだ。

 

誰がウソをついているのか?

いないのか?

どこで伝言ゲームがおかしくなっているのか?

 

もはやこれでミステリー小説が書けるんじゃないかと思える袋小路。

嘘はついてないだろうけど、何かがどこかで間違っているし、長引くとみんな面倒くさくなってくる。たかが医薬品を買うっていうだけなのに!

 

途中で久しぶりに本気でキレてしまい、戦略の一環としてアメリカ人である夫も巻き込み、院長先生にまで連絡したのに、それでもまだ数ラウンドかかった。しかも薬局は特に、綺麗な英語ネイティブの人とやりとりしているのではなく、こっちもだが、移民の英語だったりして、アクセントが強くて聞き取りにくい。

 

コトの詳細はこちら:

maribes.hatenadiary.com

 

今回分かった、アメリカで特別な医薬品を注文する時の注意事項はこちら:

maribes.hatenadiary.com

 

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